Thursday, December 06, 2007

<071206>日経平均の今後の見通し

5日のNYSEとNASDAQは大幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比170円ほど高く寄り付き、前場は堅調に推移、後場、伸び悩み一時前日比130円高まで売られましたが、引けにかけ買い戻され、結局265円高で引けました。出来高は19.0億株と低水準ながら、外人は9月28日以来の1000万株を超える1140万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+302とプラス幅が拡大しました。
米国株式市場では、全米雇用リポートで、雇用者数の増加幅が市場予想を大きく上回り、7日発表の米雇用統計が予想に対して上振れるとの見方を誘ったことや、10月の製造業新規受注額も市場予想を上回り、米景気の底堅さを好感した買いが優勢となったよです。金融保証保険会社MBIAが自己資本不足に陥るリスクが高まったと発表して下落する場面もありましたが、相場全体への影響は限定的でした。
日本市場は前日のNYSEが急反発したことが好感されたほか、久々の寄り付きの外人買いや、円相場が一時111円台まで下落したことも支援材料となったようです。7日発表の米雇用統計に対する警戒感から伸び悩む局面もありましたが、引けにかけて買い優勢となりました。日経平均は75日線までの戻しがトレンド転換の前提条件ですが、今日の上昇が75日線までの戻しに繋がるのか引き続き注視する必要が有りそうです。
一目均衡表では雲の500円下に在り、総合乖離率は-6.9%とマイナス幅はだいぶ小さくなり、200日線との乖離率も-6.9%とマイナス幅は縮まりましたが、25日線はまだ下向きですので、中期的トレンドは、赤信号のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が9.9ポイント下回り、日本市場は、まだまだ、売られ過ぎが続いています。信用収縮と政局が落ち着き、企業業績が改善すれば、この差が埋まるものと思われます。多少差が縮まってきましたが、なかなか、この状況から脱することが出来ません。
決算算発表はほぼ修了しましたが、通期予想増益率が6.8%から5.4%に低下しました。中間決算は好調ですが、通期の業績には慎重な見方が多いようです。
米国市場の動きと日本の政局の行方や外人の動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。今日の上昇で75日線まで戻す可能性は増しましたが、米国市場で好材料が続くかどうかに依存しています。しかし、総合乖離率とサコロジカルラインなどをみると、目先警戒感が出てくる水準に近づいています。このまま上昇した場合は、11日のFOMCで材料出尽くしで一服というシナリオでしょうか。

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