Saturday, December 22, 2007

<20071221>日経平均の来週の動きと中期的投資スタンス

OECDのGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は直近では+2.1ポイントとなりました、日本市場の割安度は先週より0.1ポイント増加しました。200日線乖離率差は-13.5ポイントとなり先週よりも3.2ポイント割安度は増加しましたので、この面でも大きな割安感があります。週末の米国市場は大幅高ですので、週初は高く始まりそうです。
一方、3月決算の中間業績発表は終わり、通期予想増益率は、日経225採用銘柄平均+5.8%と増益率は減少傾向にあります。米国S&P平均は+2.9%に低下し、この面では日本企業より米国企業方が増益率が減少傾向にあり、サブプライム問題が企業業績により影響を及ぼしています。
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2007年GDP予測値(現在2.4%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①米国市場は金融機関の業績悪化にはさほど反応せず。週末にハイテク株の業績期待で上昇に転じました。
②中間決算発表の結果、日経225採用銘柄の通期予想増益率は1ヶ月前の+6.8%から+5.8%に減少しました。
③長期金利は下降後横這いで、金利差は2.6%と先週より縮小しましたが、円安ぎみに推移しています。
④日本の2008年のGDP伸び率予測値2.1%となり、米国は2.5%ですので、この面のでは日本市場にとって弱気材料です。
⑤12月第2週は大幅売り越しでした。12月第3週は改善されていますが売り越し傾向です。
5つのポイントのうち先週は⑤が弱気材料でした。今週も①⑤と米国経済指標発表に左右される展開が予想されます。
日経平均は昨年と同様に11月末の連休明けから上昇に転じましたがFOMCの利下げは期待はずれとなり、サブプライム問題が市場に与える影響がまだ解消されたとは言えないことが再確認された形です。
日本市場はテクニカル面では、日経平均は一目均衡表では、まだ雲の下に在り、200日移動平均線乖離率は先週と比較し-9.9%とマイナス幅は拡大、総合乖離率も-16.0%とマイナス幅が拡大しています。3つともまだマイナスですので、中期上昇トレンドは、"赤信号"のままです。
先週は下降中の25日平均線の上昇転換に繋がる陽線が出るかどうかに注目しましたが、実現せず一段安となりました。今週も、25日平均線の上昇転換に繋がる陽線が出るかどうかに再チャレンジし達成できるか注目する必要が有ります。達成すれば、短期的に、75日線とボリンジャーバンド+2σが重なる16100円近辺までの上昇が期待できます。