日経平均の予想

Thursday, June 25, 2026

[2026/06/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

624日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。625日の日経平均先物は、前日比1840円高で寄り付くと、午前中は1420円高から2470円高と上昇幅を拡げ、午後は2370円高から3140円高と上昇幅を拡げて、結局、3010円高で取引を終えました。日経平均の終値は3191円高の72366円で、出来高は23.31億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

624日の米国市場では、ホルムズ海峡の航行正常化への期待を背景に原油価格が下落したことから、インフレへの懸念が後退し、株買いを促しました。長期金利の低下も追い風となりました。ただ、マイクロン・テクノロジーの決算発表を控えて半導体などハイテク株の一角には持ち高調整の売りが出て、指数の重石となりました。結局、NYDowは反発し、NASDAQ3日続落しました。

625日の日本市場では、好決算を発表した米マイクロン・テクノロジーが時間外取引で急伸した流れを受け、AI・半導体関連を中心とした幅広い銘柄に買いが優勢となりました。原油先物価格が足元で下落していることや、KOSPI(韓国総合指数)などアジアの株価指数が総じて上昇したことも追い風となりました。日経平均は3日ぶりに大幅に反発し、最高値を更新しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にあり、9日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+60.7%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+33.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+26.0ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が18820円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+26.4ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が19100円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.77と前日より低下し、VIX18.62と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.66、米国-0.14と日本が2.52ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.38ポイント(日経平均換算で4810円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.94PBR2.01となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.8ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+9.9%で、こちらは3か月前より11.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇率以上に上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+5.0%となり、日経平均の割高幅は1010円から3390円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1010円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.84ポイントから1.79ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

625日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、5月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月の耐久財受注、13月期のGDP改定値のほか、マコーミックやダーデン・レストランツなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1930円ほど上回り、下値は想定ラインを2020円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在73360円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+500円(現在70560円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は終値ベースの最高値を更新しました。大きく反発したので、目先、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きに戻りそうです。



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Wednesday, June 24, 2026

[2026/06/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

623日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。624日の日経平均先物は、前日比360円安で寄り付くと、午前中は550円高まで上昇したのち720円安まで下落し、午後は1190円安から40円高の間で上下して、結局、210円安で取引を終えました。日経平均の終値は613円安の69174円で、出来高は23.84億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

623日の米国市場では、FRBが金融引き締めに積極的な「タカ派」に転じたとの観測から、AIへの巨額投資の持続性をめぐって市場の懸念が高まり、エヌビディアなど半導体株を中心としたAI関連の一角が売られ、相場を押し下げました。一方、ディフェンシブ株などには買いが入り、指数の支えとなりました。結局、NYDow3営業日ぶりに反落し、NASDAQも続落しました。

624日の日本市場では、前日の米株式市場でAI・半導体関連株が売られた流れを受け、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテスト、フジクラなどが売られ、指数を押し下げました。下値では個人投資家などによる押し目買いが入ったほか、午後にはKOSPI(韓国総合指数)が上昇に転じたことも相場を支えましたが、結局、日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+46.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+28.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+19.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が13770円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+21.2ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が14660円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.69と前日より上昇し、VIX19.48と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.88、米国-0.06と日本が2.82ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.07ポイント(日経平均換算で910円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.07PBR1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+10.3%で、こちらは3か月前より12.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowと歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.5%となり、日経平均の割高幅は1390円から1010円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1010円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.84ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

624日の米国市場では、5月の新築住宅販売件数のほか、マイクロン・テクノロジーやペイチェックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを750円ほど下回り、下値は想定ラインを210円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+600円(現在70250円近辺)が上値の目安に、25日線+600円(現在67540円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は、63日の高値(68786円)近辺で下げ止まったようにも見えますが、反発したとまではいえず、ここから上昇できるかどうか、引き続き要注目です。



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Tuesday, June 23, 2026

[2026/06/23]今後の日経平均の見通し

[市況]

622日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。623日の日経平均先物は、前日比130円高で寄り付くと、午前中は210円高から1290円安と下落に転じ、午後は1100円安から3090円安と下落幅を拡げて、結局、3090円安で取引を終えました。日経平均の終値は2565円安の69788円で、出来高は25.41億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

622日の米国市場では、米国とイランの戦闘終結やホルムズ海峡の航行の正常化が近付いているとの観測が株買いにつながりました。また、原油価格の下落も追い風となりました。一方、AI開発部門の研究者がアンソロピックに移ると伝わったアルファベットが大幅安となり、クラウド事業を手がけるアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどに売りが波及しました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQは反落しました。

623日の日本市場では、前日まで海外投機筋の買いによって一方的な株高が続いてきた反動で、株価指数先物などに利益確定の売りや持ち高調整の売りが膨らみました。ソフトバンクグループやキオクシアなど、値がさのAI・半導体関連銘柄にも売り圧力が強まり、相場を押し下げました。日本株との連動性を強めていたKOSPI(韓国総合指数)が急落したことも重石となりました。日経平均は9営業日ぶりに大幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+50.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+29.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+18.8ポイントとプラス幅を縮め、日平均が13120円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+22.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が15700円ほど割高であることを示しています

 

日経VI31.34と前日より上昇し、VIX17.29と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.85、米国-0.07と日本が2.78ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.12ポイント(日経平均換算で1460円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.18PBR1.93となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+9.8%で、こちらは3か月前より11.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前日のNYDowは上昇しましたが、きょうの日経平均は大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.1%となり、日経平均の割高幅は4850円から1390円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1390円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.83ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

623日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。フェデックスやカーニバルなどの四半期決算が注目されるでしょう。原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを570円ほど下回り、下値は想定ラインを790円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-1400円(現在71190円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-1400円(現在68170円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は9日ぶりに大幅に反落しました。63日の高値(68786円)近辺で下げ止まるかどうかが、目先の注目点です。



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Monday, June 22, 2026

[2026/06/22]今後の日経平均の見通し

[市況]

619日、米国市場は休場でした。622日の日経平均先物は、前日比30円安で寄り付くと、午前中は300円安から1400円高と上昇に転じ、午後は1470円高から920円高の間で上下して、結局、1240円高で取引を終えました。日経平均の終値は1103円高の72353円で、出来高は20.83億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

619日の米国は奴隷解放記念日の祝日で、株式市場は休場でした。

622日の日本市場では、中東情勢の先行き不透明感から売りが先行しましたが、「米国とイランが60日以内の最終合意に向けたロードマップで一致した」と伝わると、投資家心理が強気に傾き、電線や電子部品、工作機械株などを含むAI・半導体関連銘柄が買われて相場を押し上げました。相場急伸を受けて利益確定の売りも出やすく、午後は上値の重い展開となりましたが、日経平均は結局、大幅に8日続伸し、終値で初めて72000円台に乗せました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+64.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+34.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+22.4ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が16210円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+27.8ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均20110円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.43と前日より低下し、VIX16.77と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.63、米国-0.07と日本が2.56ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.33ポイント(日経平均換算で4310円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.93PBR2.01となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+10.0%で、こちらは3か月前より11.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末の米国市場は休場でしたが、週明けの日経平均は大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+7.2%となり、日経平均の割高幅は4120円から4850円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+2740円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.82ポイントから1.83ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

622日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを330円ほど上回り、下値は想定ラインを1060円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在72910円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+1000円(現在70350円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は8日続伸し、連日で最高値を更新しました。ボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きは、まだ続きそうです。



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Saturday, June 20, 2026

[2026/06/21]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた覚書合意と原油価格の下落を受けて、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+0.71%, NASDAQ:+2.43%, S&P500:+0.93%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.31ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500PER22.0に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER18.7との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.31ポイント縮小する。(日本が上方修正又は米国が下方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.7程度になる。又は、日経平均が67,470円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は3,780円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、3,780円ほど魅力的とも言えます。先週、日本市場の強さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.6%となりました。3ヶ月前に比べて+1.9%ポイント改善しています。利益伸び率は+10.0%となりました。3ヶ月前に比べて+11.4%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は1.85から1.81と縮小したものの、ドル円は159円台から161台の範囲で、円安方向で推移しました。ドル・インデックスは週間で+0.96%上昇しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  62週は売り越しで63週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①、③と④が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に20.7%ポイント(日経平均に勘算すると14,750円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に26.1%ポイント(日経平均に勘算すると18,600円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 16.8と低下ました。 日経 VI は 週間で 29.9と低下しました。米国市場は中立的状態で日本市場は 恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+60.8%となり、200日移動平均線乖離率は+33.0%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期は上昇トレンドです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は160円台から162円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、米国とイランが海上封鎖の解除で合意したことを受け、ホルムズ海峡を通るタンカー航行の再開が注目の的となるでしょう。経済指標面では、PCE物価指数や耐久財受注統計、S&P PMI、ミシガン大学消費者信頼感指数が注目されます。世界的には、日本、ドイツ、ユーロ圏、英国のPMIドイツの景況感指数などが、発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲を上振れしました。上値は340円ほど上回り、下値は2310円ほど上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在71860円近辺)で、下値が25日線(現在65730円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、米国とイランが海上封鎖の解除合意が守られ、原油タンカーのホルムズ海峡通過が順調に進めば、上昇トレンドがしばらく続きそうです。


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