日経平均の予想

Friday, June 26, 2026

[2026/06/26]今後の日経平均の見通し

[市況]

625日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。626日の日経平均先物は、前日比1240円安で寄り付くと、午前中は1140円安から3310円安と下落幅を拡げ、午後は3810円安から2950円安の間でもみあって、結局、2960円安で取引を終えました。日経平均の終値は3005円安の69360円で、出来高は23.98億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや低下しました。

 

625日の米国市場では、好決算を発表したマイクロン・テクノロジーが大幅高となった一方、自社製品の値上げを発表したアップルやマイクロソフトが売られるなど、ハイテク株はまちまちな動きとなりました。一方で、中東情勢の先行き不透明感を背景に原油先物相場が上昇し、市場心理の重石となりました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQ4日続落しました。

 625日の日本市場では、メモリー価格の高騰がテック企業の業績を圧迫するとの懸念から、AI・半導体関連銘柄や株価指数先物に売りが膨らみ、日経平均を押し下げました。米オープンAIが新規株式公開(IPO)を延期するとの観測が広がったことや、KOSPIや香港ハンセン指数などアジアの主要な株価指数が軒並み下落したことも相場の重石となりました。日経平均は大幅に反落し、終値で7万円を割り込みました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+44.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+27.8%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドも青信号から黄信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+20.7ポイントとプラス幅を縮め、日平均が14360円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+20.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が14220円ほど割高であることを示しています

 

日経VI33.12と前日より上昇し、VIX19.65と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.07、米国-0.17と日本が2.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.01ポイント(日経平均換算で90円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.68PBR1.88となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+10.0%で、こちらは3か月前より11.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.5%となり、日経平均の割高幅は3390円から330円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+330円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.79ポイントから1.80ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

626日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1610円ほど下回り、下値は想定ラインを2060円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+400円(現在70600円近辺)が上値の目安に、25日線+100円(現在67710円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に反落し、7万円を割り込みました。25日線近辺で反転できるかどうかが、次の注目点です。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Thursday, June 25, 2026

[2026/06/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

624日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。625日の日経平均先物は、前日比1840円高で寄り付くと、午前中は1420円高から2470円高と上昇幅を拡げ、午後は2370円高から3140円高と上昇幅を拡げて、結局、3010円高で取引を終えました。日経平均の終値は3191円高の72366円で、出来高は23.31億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

624日の米国市場では、ホルムズ海峡の航行正常化への期待を背景に原油価格が下落したことから、インフレへの懸念が後退し、株買いを促しました。長期金利の低下も追い風となりました。ただ、マイクロン・テクノロジーの決算発表を控えて半導体などハイテク株の一角には持ち高調整の売りが出て、指数の重石となりました。結局、NYDowは反発し、NASDAQ3日続落しました。

625日の日本市場では、好決算を発表した米マイクロン・テクノロジーが時間外取引で急伸した流れを受け、AI・半導体関連を中心とした幅広い銘柄に買いが優勢となりました。原油先物価格が足元で下落していることや、KOSPI(韓国総合指数)などアジアの株価指数が総じて上昇したことも追い風となりました。日経平均は3日ぶりに大幅に反発し、最高値を更新しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にあり、9日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+60.7%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+33.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+26.0ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が18820円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+26.4ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が19100円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.77と前日より低下し、VIX18.62と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.66、米国-0.14と日本が2.52ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.38ポイント(日経平均換算で4810円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.94PBR2.01となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.8ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+9.9%で、こちらは3か月前より11.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇率以上に上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+5.0%となり、日経平均の割高幅は1010円から3390円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1010円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.84ポイントから1.79ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

625日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、5月の個人消費支出(PCEデフレーター)、5月の耐久財受注、13月期のGDP改定値のほか、マコーミックやダーデン・レストランツなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1930円ほど上回り、下値は想定ラインを2020円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在73360円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+500円(現在70560円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は終値ベースの最高値を更新しました。大きく反発したので、目先、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きに戻りそうです。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Wednesday, June 24, 2026

[2026/06/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

623日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。624日の日経平均先物は、前日比360円安で寄り付くと、午前中は550円高まで上昇したのち720円安まで下落し、午後は1190円安から40円高の間で上下して、結局、210円安で取引を終えました。日経平均の終値は613円安の69174円で、出来高は23.84億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

623日の米国市場では、FRBが金融引き締めに積極的な「タカ派」に転じたとの観測から、AIへの巨額投資の持続性をめぐって市場の懸念が高まり、エヌビディアなど半導体株を中心としたAI関連の一角が売られ、相場を押し下げました。一方、ディフェンシブ株などには買いが入り、指数の支えとなりました。結局、NYDow3営業日ぶりに反落し、NASDAQも続落しました。

624日の日本市場では、前日の米株式市場でAI・半導体関連株が売られた流れを受け、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテスト、フジクラなどが売られ、指数を押し下げました。下値では個人投資家などによる押し目買いが入ったほか、午後にはKOSPI(韓国総合指数)が上昇に転じたことも相場を支えましたが、結局、日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+46.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+28.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+19.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が13770円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+21.2ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が14660円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.69と前日より上昇し、VIX19.48と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.88、米国-0.06と日本が2.82ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.07ポイント(日経平均換算で910円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.07PBR1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+10.3%で、こちらは3か月前より12.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowと歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.5%となり、日経平均の割高幅は1390円から1010円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1010円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.84ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

624日の米国市場では、5月の新築住宅販売件数のほか、マイクロン・テクノロジーやペイチェックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを750円ほど下回り、下値は想定ラインを210円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+600円(現在70250円近辺)が上値の目安に、25日線+600円(現在67540円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は、63日の高値(68786円)近辺で下げ止まったようにも見えますが、反発したとまではいえず、ここから上昇できるかどうか、引き続き要注目です。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Tuesday, June 23, 2026

[2026/06/23]今後の日経平均の見通し

[市況]

622日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。623日の日経平均先物は、前日比130円高で寄り付くと、午前中は210円高から1290円安と下落に転じ、午後は1100円安から3090円安と下落幅を拡げて、結局、3090円安で取引を終えました。日経平均の終値は2565円安の69788円で、出来高は25.41億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

622日の米国市場では、米国とイランの戦闘終結やホルムズ海峡の航行の正常化が近付いているとの観測が株買いにつながりました。また、原油価格の下落も追い風となりました。一方、AI開発部門の研究者がアンソロピックに移ると伝わったアルファベットが大幅安となり、クラウド事業を手がけるアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどに売りが波及しました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQは反落しました。

623日の日本市場では、前日まで海外投機筋の買いによって一方的な株高が続いてきた反動で、株価指数先物などに利益確定の売りや持ち高調整の売りが膨らみました。ソフトバンクグループやキオクシアなど、値がさのAI・半導体関連銘柄にも売り圧力が強まり、相場を押し下げました。日本株との連動性を強めていたKOSPI(韓国総合指数)が急落したことも重石となりました。日経平均は9営業日ぶりに大幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+50.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+29.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+18.8ポイントとプラス幅を縮め、日平均が13120円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+22.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が15700円ほど割高であることを示しています

 

日経VI31.34と前日より上昇し、VIX17.29と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.85、米国-0.07と日本が2.78ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.12ポイント(日経平均換算で1460円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.18PBR1.93となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+9.8%で、こちらは3か月前より11.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前日のNYDowは上昇しましたが、きょうの日経平均は大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.1%となり、日経平均の割高幅は4850円から1390円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1390円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.83ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

623日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。フェデックスやカーニバルなどの四半期決算が注目されるでしょう。原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを570円ほど下回り、下値は想定ラインを790円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-1400円(現在71190円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-1400円(現在68170円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は9日ぶりに大幅に反落しました。63日の高値(68786円)近辺で下げ止まるかどうかが、目先の注目点です。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Monday, June 22, 2026

[2026/06/22]今後の日経平均の見通し

[市況]

619日、米国市場は休場でした。622日の日経平均先物は、前日比30円安で寄り付くと、午前中は300円安から1400円高と上昇に転じ、午後は1470円高から920円高の間で上下して、結局、1240円高で取引を終えました。日経平均の終値は1103円高の72353円で、出来高は20.83億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

619日の米国は奴隷解放記念日の祝日で、株式市場は休場でした。

622日の日本市場では、中東情勢の先行き不透明感から売りが先行しましたが、「米国とイランが60日以内の最終合意に向けたロードマップで一致した」と伝わると、投資家心理が強気に傾き、電線や電子部品、工作機械株などを含むAI・半導体関連銘柄が買われて相場を押し上げました。相場急伸を受けて利益確定の売りも出やすく、午後は上値の重い展開となりましたが、日経平均は結局、大幅に8日続伸し、終値で初めて72000円台に乗せました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+64.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+34.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+22.4ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が16210円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+27.8ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均20110円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.43と前日より低下し、VIX16.77と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.63、米国-0.07と日本が2.56ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.33ポイント(日経平均換算で4310円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.6増で、速報値2.0%増から下方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。一方、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増で、市場予想の11万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数、4月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.83%で、市場予想の+1.0%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.93PBR2.01となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+10.0%で、こちらは3か月前より11.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末の米国市場は休場でしたが、週明けの日経平均は大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+7.2%となり、日経平均の割高幅は4120円から4850円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+2740円~+4850円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.82ポイントから1.83ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

622日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを330円ほど上回り、下値は想定ラインを1060円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在72910円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+1000円(現在70350円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は8日続伸し、連日で最高値を更新しました。ボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きは、まだ続きそうです。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート