日経平均の予想

Monday, September 28, 2026

[2026/09/28]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月25日、NYDowとNASDAQは上昇しました。9月26日の日経平均先物は、前日比100円安で寄り付くと、午前中は550円高まで上昇したのち330円安まで下落し、午後は90円安から730円安と下落幅を拡げて、結局、730円安で取引を終えました。日経平均の終値は486円安の65877円で、出来高は24.15億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

9月25日の米国市場では、イランのアラグチ外相が「最終合意に向けた交渉を再開する計画を米国に示した」と発言したことや、中東メディアが「米国とイランによる協議がより詳細な技術的段階に入った」と報じたことなどを受けて原油先物相場が下落したことから、株式には買いが優勢となりました。一方、長期金利の高止まりは相場の重石となりました。NYDowは4日ぶりに反発し、NASDAQは続伸しました。

9月28日の日本市場では、前週末の米株式市場でAI・半導体関連株が上昇した流れを受け、同種株の一角に買いが先行しましたが、買い一巡後は足元の急ピッチな戻りの反動で、利益確定の売りが優勢となりました。韓国総合株価指数(KOSPI)や米株価指数先物が下落したことや、国内長期金利の高止まりも相場の重石となりました。日経平均は6営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+9.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.9%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+0.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が200円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が4480円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは27.51と前日より上昇し、VIXも16.15と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.75、米国+0.18と日本が2.93ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.04ポイント(日経平均換算で430円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標7勝5負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.20、PBRが1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.7%で、こちらは3か月前より7.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.4%となり、日経平均の割高幅は2090円から910円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+910円~+2250円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.11ポイントから2.14ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

9月28日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを80円ほど下回り、下値は想定ラインを180円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+100円(現在66350円近辺)が上値の目安に、25日線(現在65300円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は9月8日の高値を超えたものの、三角持ち合いの上限で跳ね返される形となりました。まだ方向感が出たとはいえないようです。



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Saturday, September 26, 2026

[2026/9/27]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、イラン情勢が改善に向かうとの期待で原油先物が下落し、株価指数は週間では上昇落しました。

週間変動率 NYダウ:+0.28%, NASDAQ:+2.06%, S&P500:+1.21%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.04ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500のPERが19.9に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PERの17.3との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、0.04ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PERが17.2程度になる。又は、日経平均が65,920円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は440円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的とも言えます。先週、日本市場は割高に転換しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

④OECDによる日本の2026年GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

①  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDowが25日線の上に戻れるか否かに注目。

②  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+11.0%となりました。3ヶ月前に比べて+0.3%ポイント改善しています。利益伸び率は+17.7%となりました。3ヶ月前に比べて+8.0ポイント改善しています。

③  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は2.05から2.11と拡大したものの、ドル円は156円台から159台で、円安方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で+0.82%上昇しました。

④  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

⑤  9月3週と9月4週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に1.2%ポイント(日経平均に勘算すると800円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に7.7%ポイント(日経平均に勘算すると5,110円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 14.9と低下しました。 日経 VI は 週間で 20.3と低下しました。米国市場は”楽観”状態で日本市場は”やや恐怖”状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の中にあります。総合乖離率は+12.1%となり、200日移動平均線乖離率は+10.8%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドには黄信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"黄信号”で、中期的にも"黄信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期は上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、2026年7月につけた163円をトップに円高方向に転換しています。今週は158円台から155円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、米国、イラン、GCC諸国間の外交的合意の行方が注目されます。経済指標では、9月の雇用統計に加え、JOLTS求人件数に焦点が当たります。加えて、ISM PMI、PCE物価指数も発表されます。世界的には、ユーロ圏のインフレ率と失業率、中国のPMI、日本の鉱工業生産、小売売上高、日銀「短観」などが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲を上振れしました。上値は180円ほど上回り、下値は1110円ほど上回りました。

今週の日経平均葉の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ (現在67180円近辺)で、下値が25日線(現在65270円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、週足での三角持ち合いを上放れるかどうか、年末へ向けての試金石となりそうです。


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Friday, September 25, 2026

[2026/09/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月24日、NYDowは下落し、NASDAQは小幅上昇しました。9月25日の日経平均先物は、前日比20円安で寄り付くと、午前中は160円安から730円高と上昇に転じ、午後は480円高から840円高の間でもみあって、結局、840円高で取引を終えました。日経平均の終値は850円高の66364円で、出来高は21.49億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

9月24日の米国市場では、インフレ懸念を背景とした長期金利の高止まり(10年債利回りは2007年以来の高水準、30年債利回りは2004年以来の高水準)が重石となり、主力株を中心に売りが優勢となりました。一方で、米国とイランが戦闘終結に向けた段階的な道を探っているとの報道は一定の安心感につながりました。結局、NYDowは3日続落し、NASDAQは5日ぶりに小幅に反発しました。

9月25日の日本市場では、東京エレクトロンやアドバンテスト、イビデンなどAI・半導体関連銘柄に買いが入り、相場を押し上げました。業績が金利上昇の恩恵を受ける金融セクターにも買いが向かいました。3月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日を28日に控え、権利取り狙いの買いも入ったようです。一方、ソフトバンクグループは売られ、指数の重石となりました。日経平均は5日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+12.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+10.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+1.6ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が1060円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+8.6ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が5710円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは20.30と前日より低下し、VIXも15.68と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っていますが、低下傾向にあります。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.72、米国+0.18と日本が2.90ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡している状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標6勝6負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.34、PBRが1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より8.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+3.2%となり、日経平均の割高幅は1170円から2090円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1170円~+2250円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.05ポイントから2.11ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移していましたが、片山財務相が会見で「トランプ大統領が円安に懸念を示している」と発言すると、円高方向に傾きました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

9月25日の米国市場では、8月の耐久財受注、9月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを190円ほど上回り、下値は想定ラインを470円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-100円(現在67080円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-200円(現在66030円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は5日続伸しました。引き続き、9月8日の高値(66791円)を超えらるかどうかが、次の注目点です。



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Thursday, September 24, 2026

[2026/09/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月23日、NYDowとNASDAQは下落しました。9月24日の日経平均先物は、前日比830円安で寄り付くと、午前中は1300円安から720円安の間で上下し、午後は960円安から1430円安と下落幅を拡げて、結局、1330円安で取引を終えました。日経平均の終値は495円高の65513円で、出来高は24.93億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

9月23日の米国市場では、9月のS&PグローバルPMI速報値が製造業・サービス業ともに市場予想を上回ったことから、インフレへの懸念やFRBによる追加利上げ観測が再燃し、株売りを促しました。長期金利が大幅に上昇し、株式の相対的な割高感が強まったことも重石となりました。NYDowは続落し、NASDAQは5営業日ぶりに反落しました。

9月24日の日本市場では、国内の大型連休中に米国市場でAI・半導体関連株が上昇した流れを受け、アドバンテストや東京エレクトロン、イビデンなど半導体関連銘柄を中心に買いが優勢となりました。一方、国内長期金利が高水準で推移したことや、米株価指数先物が軟調に推移したことなどは重石となりました。結局、日経平均は4日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+8.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+9.6%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+0.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が200円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+7.1ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4650円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは28.11と前日より上昇し、VIXも15.86と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.70、米国+0.14と日本が2.84ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で580円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標6勝6負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.32、PBRが1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.1%で、こちらは3か月前より7.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.8%となり、日経平均の割高幅は2250円から1170円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1130円~+2250円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.97ポイントから2.05ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

9月24日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、8月の新築住宅販売件数のほか、コストコ・ホールセール、ダーデン・レストランツなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを630円ほど上回り、下値は想定ラインを910円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在66340円近辺)が上値の目安に、25日線-100円(現在65220円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は4日続伸し、25日線を終値で上回りましたが、連休中の米国市場に比べると見劣りする上昇率でした。9月8日の高値(66791円)を超えらるかどうかが、次の注目点です。



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Friday, September 18, 2026

[2026/09/18]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月17日、NYDowとNASDAQは上昇しました。9月18日の日経平均先物は、前日比600円高で寄り付くと、午前中は670円高から30円高の間で上下し、午後は460円高から1150円高と上昇幅を拡げて、結局、900円高で取引を終えました。日経平均の終値は882円高の65018円で、出来高は28.62億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

9月17日の米国市場では、「トランプ大統領が22日にも湾岸諸国の首脳らと会談する見通し」との報道を受けて原油先物相場が下落したことから、株式には買いが優勢となりました。FRBの追加利上げがインフレを抑えるとの観測から長期金利の上昇が一服したことも追い風となりました。NYDowとNASDAQは4営業日ぶりに反発しました。

9月18日の日本市場では、前日の米株式市場で半導体関連株が上昇した流れを受け、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが買われ、指数を押し上げました。一方、足元で堅調だったバリュー株には売りが目立ちました。日銀が金融政策決定会合で0.25%の利上げを決定した旨が伝わると、外国為替市場で円相場が急激に円安ドル高に傾き、株価指数先物への買いが強まりました。日経平均は3日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+5.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+8.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+1.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が910円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3710円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは24.23と前日より低下し、VIXも15.45と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.83、米国-0.01と日本が2.82ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.08ポイント(日経平均換算で880円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注は市場予想を下回りました。経済指標5勝7負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.27、PBRが1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より8.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.7%となり、日経平均の割高幅は1220円から1130円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-450円~+1220円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.01ポイントから1.97ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は急激に円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

9月18日の米国市場では、8月鉱工業生産指数や、8月の景気先行指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを570円ほど上回り、下値は想定ラインを810円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在65770円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在64390円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日続伸しましたが、25日線で跳ね返される形となりました。連休明けに25日線を明確に超えられるかどうかが、次の注目点です。



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