日経平均の予想

Friday, October 09, 2026

[2026/10/09]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月8日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。10月9日の日経平均先物は、前日比730円安で寄り付くと、午前中は840円安から230円安の間で上下し、午後は450円安から370円高と上昇に転じて、結局、370円高で取引を終えました。日経平均の終値は11円安の69030円で、出来高は22.95億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

10月8日の米国市場では、トランプ大統領が「中間選挙前にイランを攻撃することはない」との見解を示したことを背景に長期金利が低下したことから、消費関連株を中心に株式を買い直す動きが広がりました。一方で、オープンAIの売上高が市場予想を大幅に下回る見込みとの報道を受け、ハイテク銘柄には売りが広がりました。結局、NYDowは反発し、NASDAQは続落しました。

10月9日の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受け、AI・半導体関連銘柄に売りが先行しました。ただ、日本株の先高観は根強く、売り一巡後は日経平均先物にまとまった押し目買いが入って相場を押し上げました。出遅れ感のあった非AI株が物色されたことも、相場の支えとなりました。日経平均はプラスに転じる場面もありましたが、結局は小幅に3日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+4.2ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2900円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+11.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8210円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは30.14と前日より上昇し、VIXも15.40と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.76、米国+0.19と日本が2.95ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で650円程度)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.35、PBRが1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.6%で、こちらは3か月前より5.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、小幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.6%となり、日経平均の割高幅は3080円から3080円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3050円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.25ポイントから2.24ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月9日の米国市場では、10月のミシガン大学消費者信頼感指数のほか、デルタ航空などの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを980円ほど下回り、下値は想定ラインを230円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-700円(現在69920円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-700円(現在67720円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日続落しましたが、ボリンジャーバンド+1σを下回らずにリバウンドする形となりました。連休明けもリバウンドが継続するかどうか、要注目です。



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Thursday, October 08, 2026

[2026/10/08]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月7日、NYDowとNASDAQは下落しました。10月8日の日経平均先物は、前日比360円安で寄り付くと、午前中は220円安から1010円安と下落幅を拡げ、午後は570円安から1260円安の間で上下して、結局、1260円安で取引を終えました。日経平均の終値は993円安の69042円で、出来高は23.29億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

10月7日の米国市場では、長期金利が朝方に一時5.36%と24年ぶりの水準に上昇したことから、株式の相対的な割高感が意識され、景気敏感株を中心に利益確定の売りが先行しました。その後、金利上昇が一服すると、株式相場は下げ幅を縮めました。9月のFOMC議事要旨が公表され、10月利上げ観測が後退したことも投資家心理を支えました。結局、NYDowは5営業日ぶりに反落し、NASDAQは6営業日ぶりに反落しました。

10月8日の日本市場では、前日の米株安が嫌気され、株価指数先物や主力株への売りが優勢となりました。トランプ大統領がイランとの戦闘終結に向けた最終合意に消極姿勢を見せたとの報道を受け、中東情勢の先行き不透明感が強まったことも投資家心理の重石となりました。午後にはソフトバンクグループと東京エレクトロンが一段安となり、指数を下押ししました。日経平均は大幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+2.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が1930円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8350円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは29.59と前日より低下し、VIXは15.07と前日よりやや上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.69、米国+0.27と日本が2.96ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.06ポイント(日経平均換算で760円程度)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.35、PBRが1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.6%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.6%となり、日経平均の割高幅は4060円から3050円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3050円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.21ポイントから2.25ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月8日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数のほか、ペプシコなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを1040円ほど下回り、下値は想定ラインを210円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-500円(現在69850円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在67740円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続落し、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインから逸れました。ボリンジャーバンド+1σ近辺でリバウンドできるかどうかが、次の注目点です。



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Wednesday, October 07, 2026

[2026/10/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月6日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月7日の日経平均先物は、前日終値と同値で寄り付くと、午前中は110円高まで上昇したのち690円安まで下落し、午後は340円安から670円安の間でもみあって、結局、540円安で取引を終えました。日経平均の終値は648円安の70035円で、出来高は23.31億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を6日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

10月6日の米国市場では、中東からの原油輸出量が回復しているとの観測を背景に原油先物相場が下落したことや、長期金利が低下したことが投資家心理を支え、ウォルマートやP&G、ホーム・デポなど消費関連株に買いが入りました。また、生産拡大が伝わったAMDなど一部のAI・半導体関連株に収益増を期待した買いが入り、相場を支えました。NYDowは4日続伸し、NASDAQも5日続伸しました。

10月7日の日本市場では、足元の急ピッチな株高の反動で、短期的な過熱感を意識した利益確定の売りが優勢となりました。値がさのAI・半導体関連株の一角が売られたほか、金利上昇を追い風にこれまで上昇してきた銀行株にも売りが出ました。台湾加権指数や韓国総合株価指数(KOSPI)が下落したことも重石となりました。日経平均は3営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+26.5%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+15.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+4.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3080円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が9310円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは32.73と前日より上昇し、VIXは15.02と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.59、米国+0.26と日本が2.85ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で670円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.59、PBRが1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.2%で、こちらは3か月前より5.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.1%となり、日経平均の割高幅は5370円から4060円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+4060円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.22ポイントから2.21ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月6日の米国市場では、9月のFOMC議事要旨などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを520円ほど下回り、下値は想定ラインを640円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在70680円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+600円(現在68640円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反落しましたが、前日の安値は下回りませんでした。上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きから逸脱したとはいえないようです。



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Tuesday, October 06, 2026

[2026/10/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月5日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月6日の日経平均先物は、前日比10円安で寄り付くと、午前中は100円安から520円高の間で上下し、午後は160円高から930円高と上昇幅を拡げて、結局、810円高で取引を終えました。日経平均の終値は737円高の70683円で、出来高は21.37億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

10月5日の米国市場では、世界的な政治・財政の先行き不透明感を背景に長期金利が上昇していることが相場の重石となった一方、原油先物相場が前週末比で下落したことは投資家心理の支えとなり、株買いにつながりました。わけても、エヌビディアやマイクロソフト、アルファベットなど、大型ハイテク株の上昇が目立ちました。結局、NYDowは3日続伸し、NASDAQは4日続伸しました。

10月6日の日本市場では、前日の米株式市場で主力ハイテク株が上昇した流れを受け、アドバンテストやTDK、フジクラなど、AI・半導体関連株が買われ、指数を押し上げました。また、金利の先高観から銀行株にも買いが向かいました。外国為替市場の円安ドル高進行も追い風となりました。日経平均は続伸し、終値で7万円台に乗せました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+30.0%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+16.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+6.0ポイントとプラス幅をやや縮め、日経平均が4240円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+15.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が10600円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは29.20と前日より上昇し、VIXも15.53と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.54、米国+0.25と日本が2.79ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.11ポイント(日経平均換算で1370円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.80、PBRが1.94となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.5%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+8.1%となり、日経平均の割高幅は5120円から5370円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3120円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.19ポイントから2.22ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月5日の米国市場では、8月の貿易収支のほか、コンステレーション・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを160円ほど下回り、下値は想定ラインを720円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-800円(現在70650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-700円(現在68890円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続伸しました。いましばらく、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きが続きそうです。



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Monday, October 05, 2026

[2026/10/05]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月2日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月5日の日経平均先物は、前日比1220円高で寄り付くと、午前中は920円高から1620円高と上昇幅を拡げ、午後は1520円高から1190円安の間でもみあって、結局、1440円高で取引を終えました。日経平均の終値は1637円高の69946円で、出来高は22.59億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

10月2日の米国市場では、9月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比2万9000人増と市場予想の8万4000人増を下回ったことから、早期利上げ観測が後退し、主力株を中心に買いが入りました。また、G7の首脳が石油備蓄の協調放出で合意したとの報道を受けて原油先物相場が下落したことも相場の支えとなりました。NYDowは続伸し、NASDAQも3日続伸しました。

10月5日の日本市場では、前週末の米株式市場で主要3指数がそろって上昇したことから、投資家のリスク選好姿勢が強まり、値がさの半導体関連銘柄など主力株を中心に買いが優勢となりました。日経平均は大幅に反発しました。取引時間中には7万円台に乗せる場面もありました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+27.0%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+15.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+6.1ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4270円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+14.1ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が9860円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは22.87と前日より上昇し、VIXは15.30と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.56、米国+0.20と日本が2.76ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.14ポイント(日経平均換算で1680円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.79、PBRが1.95となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.4%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+7.7%となり、日経平均の割高幅は4290円から5120円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1600円~+5120円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.16ポイントから2.19ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月5日の米国市場では、9月のISM非製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを820円ほど上回り、下値は想定ラインを1390円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-500円(現在69940円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-500円(現在68350円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に反発しました。引き続き、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きとなりそうです。



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