日経平均の予想

Saturday, May 16, 2026

[2026/5/17]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、13月期決算好調銘柄への買いと、長期金利の上昇による株式の割高感が交錯し、株価指数は週間ではまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:-0.17%, NASDAQ:-0.08%, S&P500:+0.13%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が1.14ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER22.2に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER19.0との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに1.14ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER24.2程度になる。又は、日経平均が78,340円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は16,930円ほど割安です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、16,930円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+9.8%となりました。3ヶ月前に比べて+0.7%ポイント改善しています。利益伸び率は+3.9%となりました。3ヶ月前に比べて+4.6%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.89から1.89と変わらず、ドル円は156円台から158台の範囲で、円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+1.46%上昇しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.7%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.5ポイント劣ります。

  51週は買い越しで52週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、②が強気材料で、①が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に7.5%ポイント(日経平均に勘算すると4,610円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に17.3%ポイント(日経平均に勘算すると10,620円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 18.4と上昇しました。 日経 VI は 週間で 29.7と低下しました。米国市場は楽観的状態で日本市場は恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の下にあり、25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+33.8%となり、200日移動平均線乖離率は+21.5%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、25日線・200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から160円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、NVIDIAの決算発表が最大の試金石となるでしょう。また、中東の地政学的緊張は引き続き注目の的です。経済イベントでは、前回のFOMC議事録や住宅価格データに加え、PMI、地域連銀指数、ミシガン大学消費者信頼感指数が公表されます。世界的には、ユーロ圏のPMI、英国のインフレ率、失業率、小売売上高、中国の鉱工業生産、小売売上高、失業率、住宅価格、固定資産投資、日本の第1四半期のGDPなどが発表される予定です。

 

先週の日経平均は、想定範囲を下振れしました。上値は480円ほど下回り、下値は1000円ほど下回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+1σ(現在61940円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-1σ(現在57020円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、日米の長期金利の動向が鍵となりそうです。金利がもう一段上昇するようであれば、上昇のトレンドは一服せざるを得ないでしょう。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Friday, May 15, 2026

[2026/05/15]今後の日経平均の見通し

[市況]

514日、NYDowNASDAQは上昇しました。515日の日経平均先物は、前日比370円高で寄り付くと、午前中は560円高から920円安と下落に転じ、午後は590円安から1720円安の間で上下して、結局、680円安で取引を終えました。日経平均の終値は1244円安の61409円で、出来高は31.96億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

514日の米国市場では、強いAIインフラ需要を受けて四半期決算で売上高などが市場予想を上回ったシスコシステムズや、中国向け輸出の増加が期待されるエヌビディアなどが買われ、指数を押し上げました。4月の小売売上高は市場予想と一致し、相場への影響は限定的でしたが、長期金利が上昇しなかったことは安心感につながりました。NYDowは反発し、NASDAQは続伸しました。NASDAQは最高値を更新しました。

515日の日本市場では、前日の米ハイテク株高を支えに買いが先行しましたが、国内長期金利の上昇を受けて株式の相対的な割高感が意識され、次第に高PER銘柄の多い半導体関連株を中心に売りが優勢となりました。一方で、ホンダやスバルなど割安とされる株には買いが向かいました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+33.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+21.5%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.6ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3440円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+16.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均9890円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.71と前日よりやや上昇し、VIX17.25と前日より低下しました。日経VIは低下傾向にあるものの、投資家が不安を強めているとされる目安の20をまだ大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.56、米国-0.05と日本が2.51ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.02ポイント(日経平均換算で14680円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月の小売売上高、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数、3月の中古住宅販売件数は市場予想と一致しました。一方、4月の住宅市場指数、1月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.00PBR1.82となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.6%となり、これは3か月前より0.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は-0.5%で、こちらは3か月前より0.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.1%となり、日経平均の割高幅は2200円から670円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+670円~+2970円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.85ポイントから1.83ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

515日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを170円ほど下回り、下値は想定ラインを600円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+400円(現在62340円近辺)が上値の目安に、25日線+600円(現在60080円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続落しました。ボリンジャーバンド+1σを割り込み、上昇トレンドは終了したようです。25日線付近で反転できるかどうかが、次の注目点です。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Thursday, May 14, 2026

[2026/05/14]今後の日経平均の見通し

[市況]

513日、NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました。514日の日経平均先物は、前日比220円高で寄り付くと、午前中は550円高から80円高と上昇幅を縮め、午後は170円高から650円安と下落に転じて、結局、590円安で取引を終えました。日経平均の終値は618円安の62654円で、出来高は31.69億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

513日の米国市場では、4月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を大幅に上回ったことから、インフレへの警戒感が強まり、株売りにつながりました。金利上昇が逆風になりやすい不動産や金融株も売られました。一方、AI投資拡大への期待から、アルファベットやテスラ、メタプラットフォームズといったハイテク株には買いが向かいました。結局、NYDow4営業日ぶりに反落し、NASDAQは反発して最高値を更新しました。

514日の日本市場では、前日の米株式市場でハイテク株が買われた流れを受け、AIや半導体関連株を中心に買いが先行しました。日経平均の上昇幅は一時500円を超えましたが、買い一巡後は足元の急ピッチな株価上昇の反動で、利益確定の売りが優勢となりました。国内長期金利の上昇も相場の重石となりました。日経平均は3営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+41.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+24.2%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+9.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が5760円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+19.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均12220円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.67と前日より低下し、VIX17.85と前日より低下しました。日経VIは低下傾向にあるものの、投資家が不安を強めているとされる目安の20をまだ大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.38、米国-0.12と日本が2.26ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.76ポイント(日経平均換算で11270円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月の小売売上高、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数、3月の中古住宅販売件数は市場予想と一致しました。一方、4月の住宅市場指数、1月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.05PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.3%となり、これは3か月前より0.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+6.2%で、こちらは3か月前より1.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+3.7%となり、日経平均の割高幅は2970円から2200円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+2200円~+3670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.85ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

514日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や4月の小売売上高のほか、アプライド・マテリアルズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを360円ほど下回り、下値は想定ラインを500円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-1000円(現在63560円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-400円(現在61460円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反落しました。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が合意に至るには時間がかかりそうですが、現状が続き、米中首脳会談で波乱がなければ、上昇トレンドは維持されそうです。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Wednesday, May 13, 2026

[2026/05/13]今後の日経平均の見通し

[市況]

512日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。513日の日経平均先物は、前日比250円安で寄り付くと、午前中は390円安から500円高と上昇に転じ、午後は210円高から780円高と上昇幅を拡げて、結局、650円高で取引を終えました。日経平均の終値は529円高の63272円で、出来高は28.02億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

512日の米国市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が難航している様子が伝わり、投資家心理の重石となるなか、ここまで堅調だったハイテク株に売りが出て、相場を押し下げました。一方で、ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンなど、業績が景気に左右されにくいディフェンシブ株の一角には買いが入り、指数を支えました。結局、NYDow3日続伸し、NASDAQ3営業日ぶりに反落しました。

513日の日本市場では、前日の米株式市場でハイテク株が売られた流れを受け、足元で相場上昇を牽引してきたAI・半導体関連株に売りが出ました。一方、国内企業の決算発表がピークを迎えるなか、業績見通しなどが好感された銘柄に買いが入り、相場を支えました。午後にはソフトバンクグループが上昇に転じ、指数を押し上げました。日経平均は続伸し、最高値を更新しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+46.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+25.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+11.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が7530円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+20.8ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均13160円ほど割高であることを示しています

 

日経VI31.22と前日より低下し、VIX17.98と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.33、米国-0.12と日本が2.21ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.71ポイント(日経平均換算で10730円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月の小売売上高、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数、3月の中古住宅販売件数は市場予想と一致しました。一方、4月の住宅市場指数、1月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.42PBR1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+5.2%で、こちらは3か月前より2.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+5.0%となり、日経平均の割高幅は2670円から2970円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+2670円~+4020円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.89ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

513日の米国市場では、4月の生産者物価指数(PPI)のほか、シスコシステムズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを220円ほど下回り、下値は想定ラインを600円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-400円(現在64070円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+300円(現在61920円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続伸しました。米国とイランの戦闘終結に向けた協議は合意に至るか不透明ですが、現状が維持され、米中首脳会談で波乱がなければ、上昇トレンドは続きそうです。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート

Tuesday, May 12, 2026

[2026/05/12]今後の日経平均の見通し

[市況]

511日、NYDowNASDAQは上昇しました。512日の日経平均先物は、前日比490円高で寄り付くと、午前中は860円高から200円安の間で上下し、午後は570円高から220円高の間でもみあって、結局、260円高で取引を終えました。日経平均の終値は324円高の62742円で、出来高は28.12億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

511日の米国市場では、主要企業の13月期決算は総じて好調との見方が投資家心理を支え、株買いにつながりました。また、AIの進化に伴い半導体メモリーの需要が拡大すると指摘されたマイクロン・テクノロジーが買われ、他の半導体株にも買いが波及しました。一方、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が難航しているとの見方は相場の重石となりました。結局、NYDowNASDAQは続伸しました。NASDAQは最高値を更新しました。

512日の日本市場では、前日の米半導体株を受けてAI・半導体関連株が買われ、相場を押し上げました。また、株価の出遅れが目立っていた商社や銀行株にも見直し買いが向かいました。一方、短期的な過熱感が意識され、アドバンテストやレーザーテックなどは利益確定の売りに押されました。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+44.7%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+25.0%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+10.3ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が6460円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+20.2ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均12670円ほど割高であることを示しています

 

日経VI31.85と前日より上昇し、VIX18.76と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.38、米国-0.16と日本が2.22ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.72ポイント(日経平均換算で10840円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月の小売売上高、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数、3月の中古住宅販売件数は市場予想と一致しました。一方、4月の住宅市場指数、1月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.37PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+4.1%で、こちらは3か月前より3.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.5%となり、日経平均の割高幅は2860円から2670円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+2670円~+4020円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.89ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

512日の米国市場では、4月の消費者物価指数(CPI)などが注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを430円ほど下回り、下値は想定ラインを660円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-900円(現在63350円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+100円(現在61400円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日ぶりに反発しました。米国とイランの戦闘終結に向けた協議は、合意に至るか不透明ですが、現状が維持されるようであれば、上昇トレンドは続きそうです。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。

右のバナーをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら世界の市場のリアルチャート