日経平均の予想

Tuesday, August 04, 2026

[2026/08/04]今後の日経平均の見通し

[市況]

83日、NYDowNASDAQは上昇しました。84日の日経平均先物は、前日比140安で寄り付くと、午前中は470円高から920円安の間で上下し、午後は540円安から250円高とプラス圏に戻して、結局、70円高で取引を終えました。日経平均の終値は202円高の63957円で、出来高は26.02億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

83日の米国市場では、トランプ大統領が「イランへの攻撃を停止する」と自身のSNSで表明したことを背景に、原油先物相場が下落したことから、株式を買う動きが広がりました。長期金利の低下も追い風となりました。また、決算発表を受けてマイクロソフトやアルファベットなど超大型テック銘柄に見直し買いが入り、相場を押し上げました。NYDowNASDAQ3日続伸しました。

84の日本市場では、前日の米ハイテク株高を受けてAI・半導体関連銘柄に買いが先行しましたが、買い一巡後はKOSPI(韓国総合株価指数)の下落と歩調を合わせるように売りが優勢となりました。円高やさらなる為替介入への警戒感も投資家心理の重石となり、輸出関連株への売りをさそいました。日経平均はマイナス圏で推移する時間が長かったものの、引けにかけては持ち直し、結局はプラス圏で終えました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+6.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+4.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が2690円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が2430円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.27と前日より低下し、VIX15.87と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.97、米国-0.07と日本が2.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡しています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.23PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+14.7%で、こちらは3か月前より12.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.4%となり、日経平均の割安幅は460円から1560円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-460円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.86ポイントに縮小しました。ドル円相場はわずかに円安方向に推移しましたが、市場では為替介入への警戒が高まっています。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

84日の米国市場では、6月の貿易収支、6月の製造業受注、6月のJOLTS求人件数のほか、AMD、スペースX、キャタピラー、メルク、ファイザー、デューク・エナジー、ギリアド・サイエンシズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを820円ほど下回り、下値は想定ラインを370円ほど上回りました。目先は、25日線-1000円(現在65440円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-1000円(現在62870円近辺)が下値の目安となります。

 

米国市場の大幅上昇にもかかわらず、日経平均の反発は小幅にとどまりました。円高の重石が取れなければ、目先は弱含みな展開が続きそうです。



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Monday, August 03, 2026

[2026/08/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

731日、NYDowNASDAQは上昇しました。83日の日経平均先物は、前日比200安で寄り付くと、午前中は460円高と990円安の間で上下し、午後は500円安から240円高とプラス圏に戻して、結局、110円高で取引を終えました。日経平均の終値は607円安の63754円で、出来高は28.24億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

731日の米国市場では、四半期決算を発表したアマゾン・ドット・コムが大幅高となり、他のハイテク銘柄にも買いが波及しました。また、31日のアジア市場で日本や韓国の半導体関連銘柄が軒並み大幅高となったことが追い風となり、AI・半導体関連銘柄の一角に買いが向かいました。一方、原油先物相場や長期金利の上昇は相場の重石となりました。NYDowNASDAQは続伸しました。

83の日本市場では、日米協調介入による円高が輸出関連企業の収益を圧迫するとの観測から自動車や鉄鋼など幅広い業種に売りが出て、相場を押し下げました。同日のKOSPI(韓国総合株価指数)が大幅安となったことも重石となりました。一方、AI・半導体関連銘柄の一角には買いが入り、相場の下値を支えました。日経平均は3営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にあり、9日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+5.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+11.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+6.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3950円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+4.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3120円ほど割高であることを示しています

 

日経VI35.50と前日より上昇し、VIX16.00と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.97、米国-0.07と日本が2.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡しています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀は、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.33PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+13.7%で、こちらは3か月前より13.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.7%となり、日経平均の割安幅は2130円から460円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-460円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.92ポイントから1.89ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

83日の米国市場では、7月のISM製造業景況指数のほか、マリオット、タイソン・フーズ、パランティア・テクノロジーズ、オン・セミコンダクターなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1850円ほど下回り、下値は想定ラインを270円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+1200円(現在65270円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+1200円(現在62690円近辺)が下値の目安となります。

 

円高が重石となり、日経平均はボリンジャーバンド-1σラインに頭を押さえられる形で反落しました。個別銘柄が売り有利に転換したこともあり、目先は弱含みな展開となりそうです。



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Saturday, August 01, 2026

[2026/08/02]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、AI・半導体関連銘柄の一角が買い戻されたことや、好調な四半期決算発表が続き、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+1.04%, NASDAQ:+1.59%, S&P500: +1.05%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.15ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500PER21.0に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER18.1との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.15ポイント縮小する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.5程度になる。又は、日経平均が62,710円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は1,660円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、魅力的とも言えます。先週、日本市場は割高幅が拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.7%となりました。3ヶ月前に比べて+1.7%ポイント改善しています。利益伸び率は+13.7%となりました。3ヶ月前に比べて+16.1%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.90から1.96と拡大し、ドル円は163円台から157台で、円高方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で-1.64%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  74週は買い越しでした。75週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に7.5%ポイント(日経平均に勘算すると4,830円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に6.2%ポイント(日経平均に勘算すると3,9960円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 16.0と低下しました。 日経 VI は 週間で 29.4と低下しました。米国市場は平常状態で日本市場は恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の中にあります。総合乖離率は+8.5%となり、200日移動平均線乖離率は+13.0%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドにも"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的にも"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から160円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、引き続き中東情勢の推移を注視することになるでしょう。AI関連銘柄の相場変動も続き、SpaceXAMDの決算発表により状況が更新されます。経済指標では、雇用統計や、JOLTSADPレポート、ISM PMI、製造業受注、貿易収支が発表されます。世界的には、ユーロ圏の鉱工業生産、ドイツの貿易収支、中国のPMI、と貿易収支、日本の賃金データなどが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲を上振れしました。上値は1050円ほど上回り、下値は530円ほど上回りました。

今週の日経平均は想定範囲は、上値が25日線(現在66880円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-2σ(現在64310円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、中東情勢の不透明感が続く中、AI・半導体関連銘柄の戻りの勢いが試される週となりそうです。


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Friday, July 31, 2026

[2026/07/31]今後の日経平均の見通し

[市況]

730日、NYDowNASDAQは上昇しました。731日の日経平均先物は、前日比2290高で寄り付くと、午前中は2150円高から3800円高の間で上下し、午後は3020円高から2000円高と上昇幅を縮めて、結局、2010円高で取引を終えました。日経平均の終値は2494円高の64362円で、出来高は32.14億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

730日の米国市場では、四半期決算を発表したマイクロソフトが大幅に上昇し、指数を押し上げました。前日まで下げが続いていた半導体関連株に見直し買いが入ったことや、原油先物相場が下落したことなども追い風となりました。NYDow5営業日ぶりに大幅に反発し、NASDAQ7営業日ぶりに反発しました。

731の日本市場では、前日の米株式市場でハイテク株が買われた流れを受け、AI・半導体関連株に買いが集まり、指数を押し上げました。日銀の金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まりましたが、株価には既に織り込み済みとの見方から、会合後は利益確定の売りが出て相場の上値を抑えました。日経平均は大幅に続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+8.5%とプラスに転換し、200日線との乖離率は+13.0%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に戻りました。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+8.5ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が5470円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4310円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.38と前日より低下し、VIX17.11と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.78、米国-0.05と日本が2.73ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.17ポイント(日経平均換算で1870円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀は、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.01PBR1.91となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.7%で、こちらは3か月前より16.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.2%となり、日経平均の割安幅は4770円から2130円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-2130円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.86ポイントから1.92ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

731日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。エクソンモービル、シェブロン、アッヴィ、イートン、コルゲート・パルモリーブ、モデルナなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1850円ほど上回り、下値は想定ラインを700円ほど上回りました。目先は、25日線-900円(現在65980円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-1100円(現在63210円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続伸しました。25日線を上回れるか、あるいは25日線に頭を押さえられるかどうかが、次の注目点です。



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Thursday, July 30, 2026

[2026/07/30]今後の日経平均の見通し

[市況]

729日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。730日の日経平均先物は、前日比440安で寄り付くと、午前中は1140円安から550円高の間で上下し、午後は900円安から140円安の間で上下して、結局、740円安で取引を終えました。日経平均の終値は433円高の61867円で、出来高は30.04億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

729日の米国市場では、トランプ米大統領が「イランを激しく攻撃する」と述べたとの報道を受けて原油先物相場が上昇し、株式の重石となりました。半導体関連株への売りも続きました。FOMCでは金利の据え置きが決まりましたが、金融政策の不透明感が嫌気され、株式には売りが広がりました。NYDow4営業日ぶりに大幅反落し、NASDAQ6日続落しました。

730の日本市場では、前日の米株安を受けて売りが先行しましたが、前日までの株安の反動でAI・半導体関連株に見直し買いが入り、相場を押し上げました。ただ、KOSPI(韓国総合株価指数)が下落に転じたことや、中東情勢の先行き不透明感などが重石となり、午後には主力株に売りが出て、指数は伸び悩みました。日経平均は3日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-3.6%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率は+8.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下に抜けました。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+7.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が4390円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2290円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.79と前日より上昇し、VIX18.35と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.89、米国-0.09と日本が2.80ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.10ポイント(日経平均換算で1020円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長はインフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.59PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.2%で、こちらは3か月前より14.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず、上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-7.1%となり、日経平均の割安幅は5970円から4770円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-2980円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.86ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均も、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

730日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、46月期のGDP速報値、PCEデフレーターのほか、アップル、アマゾン、コインベース、マスターカード、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ、ヤム・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを20円ほど下回り、下値は想定ラインを930円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ-800円(現在63650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ-500円(現在61250円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発しましたが、上昇の勢いは弱く、ボリンジャーバンド-2σに沿った動きは、まだ続きそうです。



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