日経平均の予想

Wednesday, July 08, 2026

[2026/07/08]今後の日経平均の見通し

[市況]

77日、NYDowNASDAQは上昇しました。78日の日経平均先物は、前日比850円安で寄り付くと、午前中は970円安から150円高の間で上下し、午後は60円高から1610円安と下落幅を拡げて、結局、1610円安で取引を終えました。日経平均の終値は1437円安の66819円で、出来高は23.61億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

77の米国市場では、韓国株式市場でサムスン電子が大幅に下げたことや、中国のAI新興DeepSeekAI半導体を開発していると報じられたことなどを受けてAI・半導体関連銘柄が売られ、相場の重石となりました。ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊が商船に対しミサイル攻撃をおこなったと伝わり、原油先物相場が上昇したことも主力株への売りにつながりました。NYDow3営業日ぶりに反落し、NASDAQも反落しました。

78日の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受け、AI・半導体関連銘柄に売りが優勢となりました。イラン革命防衛隊によるミサイル攻撃に対する報復として、米軍がイラン国内の80以上の標的を攻撃したと伝わり、中東情勢をめぐる先行き不透明感が強まったこともリスク回避目的の売りを促しました。午後にはKOSPI(韓国総合株価指数)が下げ幅を拡げたことも重石となり、日経平均は先物主導で下げ足を速め、結局、安値引けとなりました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+25.5%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+20.8%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線を下回りました。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドも青信号から黄信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+12.3ポイントとプラス幅を縮め、日平均が8220円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.0ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8020円ほど割高であることを示しています

 

日経VI43.65と前日より上昇し、VIX16.14と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.72、米国-0.05と日本が2.67ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.23ポイント(日経平均換算で2610円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

5月の耐久財受注、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想に一致しました。一方、6月のISM製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.94PBR1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+11.8%で、こちらは3か月前より13.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落率以上に下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-5.9%となり、日経平均の割安幅は2680円から4080円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-4080円~-650円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.67ポイントから1.70ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

78日の米国市場では、6月のFOMC議事要旨などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを870円ほど下回り、下値は想定ラインを20円ほど下回りました。目先は、25日線-500円(現在68110円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-500円(現在65740円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に3日続落し、73日の安値(67609円)を下回りました。当面は下降トレンドが続きそうです。



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Tuesday, July 07, 2026

[2026/07/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

76日、NYDowNASDAQ米国は上昇しました。77日の日経平均先物は、前日比150円高で寄り付くと、午前中は200円高から1200円安と下落に転じ、午後は910円安から1870円安と下落幅を拡げて、結局、1590円安で取引を終えました。日経平均の終値は1480円安の68256円で、出来高は24.93億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

76の米国市場では、AMDやブロードコムなど、前週に売られた半導体関連株を買い直す動きが広がり、他のハイテク株にも買いが波及しました。ただ、高値警戒感も意識され、主力株の一角には持ち高調整の売りが出ました。また、ヘルスケアや日用品などディフェンシブ株にも売りが向かいました。結局、NYDowは続伸し、連日で最高値を更新しました。NASDAQ3営業日ぶりに反発しました。

77日の日本市場では、KOSPI(韓国総合株価指数)の下落などを背景に、半導体関連や電線、電子部品株の一角が売られました。午後にはKOSPIが急落してサーキットブレーカーが発動されたことから、キオクシアや東京エレクトロンの下げが加速し、指数を下押ししました。結局、日経平均は大幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+32.9%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+23.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+13.8ポイントとプラス幅を縮め、日平均が9420円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+14.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が9830円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.70と前日より低下し、VIX15.56と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.67、米国-0.10と日本が2.57ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.33ポイント(日経平均換算で3880円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

5月の耐久財受注、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想に一致しました。一方、6月のISM製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.19PBR1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+11.9%で、こちらは3か月前より13.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.9%となり、日経平均の割安幅は1040円から2680円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2680円~+160円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.66ポイントから1.67ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

77日の米国市場では、5月の貿易収支などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを960円ほど下回り、下値は想定ラインを470円ほど下回りました。目先は、25日線+700円(現在69370円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+600円(現在66930円近辺)が下値の目安となります。

 

個別銘柄は買いが優勢だったにもかかわらず、日経平均は大幅に続落し、25日線を割り込みました。73日の安値(67609円)を下回るかどうかが、次の注目点です。



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Monday, July 06, 2026

[2026/07/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

73日、米国市場は休場でした。76日の日経平均先物は、前日比80円安で寄り付くと、午前中は480円高まで上昇したのち1070円安まで下落し、午後は980円安から30円安と下落幅を縮めて、結局、30円安で取引を終えました。日経平均の終値は6円安の69737円で、出来高は20.59億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

73の米国は独立記念日の振替休日で、株式市場は休場でした。

76日の日本市場では、前週末の欧州株高を受けて買いが先行しましたが、買い一巡後は半導体の比重が大きいKOSPI(韓国総合指数)の下落などが重石となり、売りが優勢となりました。一方で、出遅れ感のある自動車や内需関連などバリュー(割安)株には買いが向かい、相場の下値を支えました。結局、日経平均は小幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+40.9%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+26.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+17.9ポイントとプラス幅を縮め、日平均が12480円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+17.7ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が12340円ほど割高であることを示しています

 

日経VI37.36と前日より上昇し、VIX15.82と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.62、米国-0.13と日本が2.49ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.41ポイント(日経平均換算で4940円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

5月の耐久財受注、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想に一致しました。一方、6月のISM製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.43PBR1.94となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+11.8%で、こちらは3か月前より13.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末の米国市場は休場で、きょうの日経平均は小幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.5%となり、日経平均の割安幅は650円から1040円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1430円~+160円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.72ポイントから1.66ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

76日の米国市場では、6月のISM非製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを600円ほど下回り、下値は想定ラインを290円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-100円(現在70880円近辺)が上値の目安に、25日線-200円(現在68410円近辺)が下値の目安となります。

 

個別銘柄は買いが優勢だったにもかかわらず、日経平均は小幅に反落しました。やはり、本格的にリバウンドするには、米長期金利の低下傾向と、AI・半導体関連株の戻りが必要なようです。



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Saturday, July 04, 2026

[2026/07/05]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、AIへの巨額投資の収益性を巡る懸念が悪材料となったものの、このところ調整が続いていた主力銘柄を買い直す動きもあり、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+1.97%, NASDAQ:+2.12%, S&P500:+1.76%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.37ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500PER21.7に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER18.5との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.37ポイント縮小する。(日本が上方修正又は米国が下方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.3程度になる。又は、日経平均が65,300円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は4,450円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、4,450円ほど魅力的とも言えます。先週、日本市場の強さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.5%となりました。3ヶ月前に比べて+1.6%ポイント改善しています。利益伸び率は+11.8%となりました。3ヶ月前に比べて+13.3%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇したものの、日米間の金利差は1.78から1.71と縮小し、ドル円は162円台から160台で、円高方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で-0.48%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  64週は売り越しで71週は買い越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に18.2%ポイント(日経平均に勘算すると12,690円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に18.0%ポイント(日経平均に勘算すると12,550円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 15.8と低下ました。 日経 VI は 週間で 34.1と上昇しました。米国市場は恐怖状態で日本市場は 極度の恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の下にありますが、25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+41.8%となり、200日移動平均線乖離率は+26.9%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は160円台から162円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、エネルギー価格は下落したものの、長期金利は高水準にあり、金融政策が再び市場の注目の的となっており、公開される6月のFOMC議事録が注目されます。経済指標面では、ISMサービス業PMI、中古住宅販売件数、貿易収支が発表されます。世界的には、ドイツの鉱工業生産統計、貿易統計、日本の個人消費、生産者物価指数、中国のインフレ率、OPECの原油生産量の決定などが注目されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲を上振れしました。上値は1250円ほど上回り、下値は1500円ほど上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+1σ(現在70880円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-1σ(現在66110円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、米国市場で、AIへの巨額投資の収益性を巡る懸念が払しょくできなければ、下落傾向が続きそうです。


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Friday, July 03, 2026

[2026/07/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

72日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。73日の日経平均先物は、前日比320円安で寄り付くと、午前中は1100円安から670円高と上昇に転じ、午後は130円高から1180円高と上昇幅を拡げて、結局、1180円高で取引を終えました。日経平均の終値は1010円高の69744円で、出来高は22.53億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

72の米国市場では、6月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことから、FRBによる早期利上げ観測が後退し、消費関連株や景気敏感株などを買う動きが広がりました。一方、マイクロン・テクノロジーやインテル、KLAなど、半導体や製造装置、メモリー関連株には売りが出ました。結局、NYDowは反発し、最高値を更新しましたが、NASDAQは続落しました。

 73日の日本市場では、前日の米株式市場でAI・半導体関連株が売られた流れを受け、東京エレクトロンやソフトバンクグループなど年前半の相場上昇を牽引してきた銘柄に売りが出ました。ただ、キオクシアが上昇に転じたことや、出遅れ感のあった内需株に買いが向かったことなどを受けて日経平均は朝方の安値から切り返し、午後には株価指数先物主導で騰勢を強めました。結局、日経平均は大幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+41.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+26.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドも青信号から黄信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+18.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が12620円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+17.9ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が12480円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.11と前日より上昇し、VIX16.14と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.66、米国-0.18と日本が2.48ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.42ポイント(日経平均換算で4980円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の消費者物価指数、4月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.45PBR1.94となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+11.7%で、こちらは3か月前より13.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.9%となり、日経平均の割安幅は1430円から650円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1430円~+370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.73ポイントから1.72ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

73日の米国は独立記念日の振替休日で、株式市場は休場です。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを390円ほど下回り、下値は想定ラインを310円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在70880円近辺)が上値の目安に、25日線(現在68500円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は25日線近辺で下ひげをつけて反発しました。ここから本格的にリバウンドするには、米長期金利の低下傾向と、AI・半導体関連株の戻りが必要でしょう。



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