日経平均の予想

Friday, August 07, 2026

[2026/08/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

86日、NYDowNASDAQは下落しました。87日の日経平均先物は、前日比290高で寄り付くと、午前中は400円高から870円安と下落に転じ、午後は530円安から190円高とプラス圏に戻して、結局、110円高で取引を終えました。日経平均の終値は76円安の65606円で、出来高は28.76億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

86日の米国市場では、ホルムズ海峡の開放に向けた米国とイランの交渉をめぐる不透明感を背景に原油先物相場が上昇したことから、主力株の一角に利益確定の売りが出ました。長期金利の上昇も重石となりました。AMDやブロードコムなど半導体株の一角が買われた一方、半導体メモリーのサンディスクやHDD大手のウエスタンデジタルは売られました。結局、NYDow6営業日ぶりに反落し、NASDAQも小幅に続落しました。

87の日本市場では、レーザーテックやアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株が軒並み売られ、指数を押し下げました。富士フイルムやソフトバンクグループの下落も重石となりました。また、6月の家計調査で消費の落ち込みが明らかになったことも株売りにつながりました。一方、任天堂やバンダイナムコ、コナミグループなどゲーム関連株には買いが向かい、相場の支えとなりました。結局、日経平均は小幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+14.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+14.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.0ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3280円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3280円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.88と前日よりやや上昇し、VIX15.14と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.02、米国-0.09と日本が2.93ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.03ポイント(日経平均換算で310円ほど)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.28PBR1.88となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+16.2%で、こちらは3か月前より11.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.6%となり、日経平均の割安幅は1050円から400円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1560円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.87ポイントから1.90ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

87日の米国市場では、7月の雇用統計などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを980円ほど下回り、下値は想定ラインを130円ほど上回りました。目先は、25日線+900円(現在66870円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+800円(現在64520円近辺)が下値の目安となります。

 

きょうの日経平均は25日線を超えられませんでしたが、まだ方向感が定まったとはいえません。週明けの展開も、結局はイラン情勢や半導体関連株の動き次第のようです。



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Thursday, August 06, 2026

[2026/08/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

85日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。86日の日経平均先物は、前日比720安で寄り付くと、午前中は590円安から1360円安の間で上下し、午後は950円安から460円安の間でもみあって、結局、790円安で取引を終えました。日経平均の終値は617円安の65683円で、出来高は26.71億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

85日の米国市場では、米国とイランの交渉が進展するとの観測を背景に原油先物相場が下落したことから、主力株に買いが入りました。アムジェンやウォルト・ディズニーなど、好決算を発表した銘柄にも買いが向かいました。一方、AMD、スペースX、サンディスクなどは、業績予想に対する不満から売りに押されました。結局、NYDow5日続伸し、連日で最高値を更新しました。NASDAQ5営業日ぶりに反落しました。

86の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄が売られ、相場を押し下げました。日経平均は前日に大幅上昇しており、利益確定の売りが出やすいという面もありました。一方、食品や小売、繊維など内需株には買いが向かいました。午後には日経平均先物に断続的に買いが入り、相場の支えとなりました。日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+14.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+14.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3420円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+4.3ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2820円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.78と前日より低下し、VIX15.80と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.05、米国-0.14と日本が2.91ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.01ポイント(日経平均換算で170円ほど)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.23PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.8%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+15.6%で、こちらは3か月前より11.4ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.6%となり、日経平均の割安幅は20円から1050円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2130円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.81ポイントから1.87ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

86日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数のほか、コノコフィリップス、エアビーアンドビー、データドッグなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1420円ほど下回り、下値は想定ラインを150円ほど下回りました。目先は、25日線+1000円(現在67190円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+800円(現在64580円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は25日線で跳ね返される形となりました。ただ、日足は下ひげをつけており、前日の安値を下回ったわけでもないので、まだ方向感が定まったとはいえません。



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Wednesday, August 05, 2026

[2026/08/05]今後の日経平均の見通し

[市況]

84日、NYDowNASDAQは上昇しました。85日の日経平均先物は、前日比1820高で寄り付くと、午前中は1600円高から2310円高の間で上下し、午後は1880円高から2450円高と上昇幅を拡げて、結局、2440円高で取引を終えました。日経平均の終値は2342円高の66300円で、出来高は27.81億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

84日の米国市場では、ベッセント財務長官がCNBCの番組で「ホルムズ海峡の開放などでイランとの合意が近い」との認識を示したことから、中東情勢をめぐる懸念が後退し、株式への買いを促しました。決算発表をきっかけにキャタピラーが上昇したことや、半導体関連株への見直し買いが続いたことも、指数の押し上げ要因となりました。NYDow4日続伸し、2日連続で最高値を更新しました。NASDAQ4日続伸しました。

85の日本市場では、前日の米株式市場で主要な株価指数がそろって上昇した流れを受け、好業績の半導体関連株を中心に買いが優勢となりました。中東情勢をめぐる懸念が後退したことを受けて原油先物相場が下落したことも追い風となりました。一方、日米の協調円買い介入で円安ドル高が修正されつつあることから、商社や自動車など輸出関連株には売りが出ました。日経平均は大幅に続伸し、終値で節目の66000円台を回復しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+17.7%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+15.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドには青信号点灯しています。中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.5ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3650円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3980円ほど割高であることを示しています

 

日経VI33.07と前日より低下し、VIX16.49と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.83、米国-0.16と日本が2.67ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.23ポイント(日経平均換算で2590円ほど)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.79PBR1.91となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+14.8%で、こちらは3か月前より12.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.0%となり、日経平均の割安幅は1560円から20円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-4770円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.86ポイントから1.81ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

85日の米国市場では、7月のADP雇用統計や、7月のISM非製造業景況指数のほか、イーライリリー、ウーバー・テクノロジーズ、ウォルト・ディズニー、ドアダッシュ、メットライフ、モトローラ・ソリューションズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1020円ほど上回り、下値は想定ラインを1730円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-1000円(現在67750円近辺)が上値の目安に、25日線-1000円(現在65290円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続伸し、25日線にタッチしました。25日線で跳ね返されるか、あるいは25日線を明確に上回るかが、目先の注目点です。



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Tuesday, August 04, 2026

[2026/08/04]今後の日経平均の見通し

[市況]

83日、NYDowNASDAQは上昇しました。84日の日経平均先物は、前日比140安で寄り付くと、午前中は470円高から920円安の間で上下し、午後は540円安から250円高とプラス圏に戻して、結局、70円高で取引を終えました。日経平均の終値は202円高の63957円で、出来高は26.02億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

83日の米国市場では、トランプ大統領が「イランへの攻撃を停止する」と自身のSNSで表明したことを背景に、原油先物相場が下落したことから、株式を買う動きが広がりました。長期金利の低下も追い風となりました。また、決算発表を受けてマイクロソフトやアルファベットなど超大型テック銘柄に見直し買いが入り、相場を押し上げました。NYDowNASDAQ3日続伸しました。

84の日本市場では、前日の米ハイテク株高を受けてAI・半導体関連銘柄に買いが先行しましたが、買い一巡後はKOSPI(韓国総合株価指数)の下落と歩調を合わせるように売りが優勢となりました。円高やさらなる為替介入への警戒感も投資家心理の重石となり、輸出関連株への売りをさそいました。日経平均はマイナス圏で推移する時間が長かったものの、引けにかけては持ち直し、結局はプラス圏で終えました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+6.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+4.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が2690円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が2430円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.27と前日より低下し、VIX15.87と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.97、米国-0.07と日本が2.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡しています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.23PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+14.7%で、こちらは3か月前より12.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.4%となり、日経平均の割安幅は460円から1560円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-460円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.86ポイントに縮小しました。ドル円相場はわずかに円安方向に推移しましたが、市場では為替介入への警戒が高まっています。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

84日の米国市場では、6月の貿易収支、6月の製造業受注、6月のJOLTS求人件数のほか、AMD、スペースX、キャタピラー、メルク、ファイザー、デューク・エナジー、ギリアド・サイエンシズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを820円ほど下回り、下値は想定ラインを370円ほど上回りました。目先は、25日線-1000円(現在65440円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-1000円(現在62870円近辺)が下値の目安となります。

 

米国市場の大幅上昇にもかかわらず、日経平均の反発は小幅にとどまりました。円高の重石が取れなければ、目先は弱含みな展開が続きそうです。



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Monday, August 03, 2026

[2026/08/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

731日、NYDowNASDAQは上昇しました。83日の日経平均先物は、前日比200安で寄り付くと、午前中は460円高と990円安の間で上下し、午後は500円安から240円高とプラス圏に戻して、結局、110円高で取引を終えました。日経平均の終値は607円安の63754円で、出来高は28.24億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

731日の米国市場では、四半期決算を発表したアマゾン・ドット・コムが大幅高となり、他のハイテク銘柄にも買いが波及しました。また、31日のアジア市場で日本や韓国の半導体関連銘柄が軒並み大幅高となったことが追い風となり、AI・半導体関連銘柄の一角に買いが向かいました。一方、原油先物相場や長期金利の上昇は相場の重石となりました。NYDowNASDAQは続伸しました。

83の日本市場では、日米協調介入による円高が輸出関連企業の収益を圧迫するとの観測から自動車や鉄鋼など幅広い業種に売りが出て、相場を押し下げました。同日のKOSPI(韓国総合株価指数)が大幅安となったことも重石となりました。一方、AI・半導体関連銘柄の一角には買いが入り、相場の下値を支えました。日経平均は3営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にあり、9日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+5.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+11.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+6.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3950円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+4.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3120円ほど割高であることを示しています

 

日経VI35.50と前日より上昇し、VIX16.00と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.97、米国-0.07と日本が2.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡しています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀は、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.33PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+13.7%で、こちらは3か月前より13.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.7%となり、日経平均の割安幅は2130円から460円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-460円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.92ポイントから1.89ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

83日の米国市場では、7月のISM製造業景況指数のほか、マリオット、タイソン・フーズ、パランティア・テクノロジーズ、オン・セミコンダクターなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1850円ほど下回り、下値は想定ラインを270円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+1200円(現在65270円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+1200円(現在62690円近辺)が下値の目安となります。

 

円高が重石となり、日経平均はボリンジャーバンド-1σラインに頭を押さえられる形で反落しました。個別銘柄が売り有利に転換したこともあり、目先は弱含みな展開となりそうです。



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