日経平均の予想

Thursday, August 27, 2026

[2026/08/27]今後の日経平均の見通し

[市況]

826日、NYDowNASDAQは下落しました。827日の日経平均先物は、前日比590高で寄り付くと、午前中は770円高から640円安と下落に転じ、午後は100円安から430円安の間でもみあって、結局、260円安で取引を終えました。日経平均の終値は130円安の66131円で、出来高は19.62億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

826日の米国市場では、7月の個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想を上回ったことから、債券市場で長期金利が上昇し、株式は相対的な割高感が意識され、売りが優勢となりました。ただ、エヌビディアの57月期決算発表を間近に控えて様子見ムードも強く、指数の変動幅は限定的でした。NYDow4営業日ぶりに反落し、NASDAQは反落しました。

827の日本市場では、米エヌビディアの好決算を受けてAI・半導体関連株に買いが先行しましたが、買い一巡後は材料出尽くし感から利益確定の売りが優勢となりました。午後はジャクソンホール会議で米国の利上げに関する示唆があるか見極めたいとの雰囲気が強まり、指数は一進一退となりました。結局、日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+13.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.6ポイントとプラス幅をやや縮め、日平均が3700円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+5.4ポイントとプラス幅をやや縮め、日経平均が3570円ほど割高であることを示しています

 

日経VI28.03と前日より低下し、VIX14.95と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.94、米国-0.11と日本が2.83イント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.07ポイント(日経平均換算で760円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.21PBR1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.7%で、こちらは3か月前より8.4ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.4%となり、日経平均の割高幅は530円から260円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-50円~+1300円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.78ポイントから1.78ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

827日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、ジャクソンホール会議のほか、ベスト・バイ、ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、マーベル・テクノロジー、ワークデイ、オートデスク、アルタ・ビューティーなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを300円ほど下回り、下値は想定ラインを450円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-400円(現在67160円近辺)が上値の目安に、25日線-500円(現在65130円近辺)が下値の目安となります。

 

エヌビディアの決算は良好でしたが、日経平均は反落しました。市場の関心は、ジャクソンホール会議や長期金利の動向に移ったようです。明確な方向感が出るには、何かサプライズが必要なようです。



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Wednesday, August 26, 2026

[2026/08/26]今後の日経平均の見通し

[市況]

825日、NYDowNASDAQは上昇しました。826日の日経平均先物は、前日比20安で寄り付くと、午前中は560円安まで下落したのち570円高まで上昇し、午後は490円高から230円高の間でもみあって、結局、470円高で取引を終えました。日経平均の終値は405円高の66262円で、出来高は18.54億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均と一致しました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強い状態です。

 

825日の米国市場では、「国務省が、中東地域から退避させていた外交官を各国大使館に戻す準備を進めている」との報道を受け、中東情勢の先行きに対する警戒感が後退し、株式には買いが優勢となりました。原油先物相場の下落や長期金利の低下も追い風となりました。エヌビディアの決算を見極めたいとの雰囲気もありましたが、結局、NYDow3日続伸し、NASDAQは反発しました。

826の日本市場では、前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを受け、主力株を中心とした幅広い銘柄に買いが向かいました。アドバンテストやソフトバンクグループ、フジクラなどAI・半導体関連株が買われて相場上昇を牽引したほか、銀行や保険など金融セクターの上昇も目立ちました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+14.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+13.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上に戻りました。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号から青信号に変わりました

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.7ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3780円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.5ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3640円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.41と前日比横ばいで、VIX15.46と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.92、米国-0.11と日本が2.81イント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.09ポイント(日経平均換算で1070円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.29PBR1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.2%で、こちらは3か月前より9.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.8%となり、日経平均の割高幅は150円から530円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-100円~+1300円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.78ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

826日の米国市場では、46月期のGDP改定値、7月の耐久財受注、7月のPCEデフレーターのほか、エヌビディア、セールスフォース、アジレント・テクノロジーズ、クラウドストライク、シノプシス、HPなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを320円ほど下回り、下値は想定ラインを560円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-300円(現在67260円近辺)が上値の目安に、25日線-300円(現在6530円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続伸しました。25日線が横ばいとなり、下落傾向をいったん脱したようですが、目先はエヌビディアの決算の内容次第で方向感が決まりそうです。



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Tuesday, August 25, 2026

[2026/08/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

824日、NYDowNASDAQは上昇しました。825日の日経平均先物は、前日比160安で寄り付くと、午前中は830円安まで下落したのち340円高と上昇に転じ、午後は170円高から520円高と上昇幅を拡げて、結局、500円高で取引を終えました。日経平均の終値は328円高の65856円で、出来高は19.01億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

824日の米国市場では、長期金利の低下や原油先物相場の下落が投資家心理を支え、消費関連株の一角に買いが入りました。一方、エヌビディアの決算発表を控えて半導体関連株には持ち高調整の売りが出て、相場の重石となりました。7月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表やジャクソンホール会議を週内に控え、様子見の雰囲気もありました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQは反落しました。

825の日本市場では、前日の米半導体株安を受けてAI・半導体関連株に売りが出ましたが、朝安後は次第に押し目買いが優勢となりました。好業績銘柄を物色する動きも活発で、電線株や金融株に買いが向かいました。長期金利の上昇が一服したことも追い風となりました。結局、日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にありますが、25日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+12.4%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+12.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドも青信号から黄信号に変わりました

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3890円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+5.2ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3420円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.41と前日より上昇し、VIX15.74と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.95、米国-0.06と日本が2.89イント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡しています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数、6月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.18PBR1.88となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.2%で、こちらは3か月前より9.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.2%となり、日経平均は50円の割安から150円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-100円~+1300円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.85ポイントから1.83ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

825日の米国市場では、6月のS&Pケース・シラー米住宅価格指数や、7月の新築住宅販売件数、8月消費者信頼感指数のほか、インテュイットなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを750円ほど下回り、下値は想定ラインを20円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-800円(現在66760円近辺)が上値の目安に、25日線-800円(現在64830円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発しましたが、25日線は下向きとなっており、819日の安値をザラ場で下回ったので、目先、下落する可能性のほうが高そうです。



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Monday, August 24, 2026

[2026/08/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

821日、NYDowNASDAQは上昇しました。824日の日経平均先物は、前日比140安で寄り付くと、午前中160円高ら440円安の間で上下し、午後は110円安から650円安と下落幅を拡げて、結局、650円安で取引を終えました。日経平均の終値は488円安の65528円で、出来高は18.82億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

821日の米国市場では、週末を前に短期的な値ごろ感が意識され、主力株を中心とした幅広い銘柄が物色されました。ビットコインが一時79000ドル台と5か月半ぶりの高値を付けたことも好感されました。一方、長期金利の上昇や原油高への懸念は引き続き投資家心理の重石となりました。NYDowNASDAQは反発しました。

824の日本市場では、日米の長期金利の上昇を受けて株式の相対的な割高感が意識され、高PER銘柄の多いAI・半導体関連株が売られ、指数を下押ししました。KOSPI(韓国総合株価指数)が下落したことも重石となりました。一方、主要企業の決算は総じて好調との見方が投資家心理を支えました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+11.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+12.4%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線の下にありますが、200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線の下にありますが、25日線と200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+4.6ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3010円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+5.0ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3280円ほど割高であることを示しています

 

日経VI28.13と前日より低下し、VIX15.14と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.04、米国-0.06と日本が2.98イント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.08ポイント(日経平均換算で890円)ほど割安です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数、6月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER16.98PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.1%で、こちらは3か月前より9.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.1%となり、日経平均は1300円の割高から50円の割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-100円~+1520円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.84ポイントから1.85ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

824日の米国市場では、7月のシカゴ連銀全米活動指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを950円ほど下回り、下値は想定ラインを410円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-900円(現在66610円近辺)が上値の目安に、25日線-1000円(現在64560円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続落しました。25日線は下向きとなっており、目先、さらに下落する可能性は高そうです。



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Saturday, August 22, 2026

[2026/08/23]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、景気後退懸念とイラン情勢の懸念が残る中、財務省の長期国債の買い入れ消却効果は限定的との思惑が浮上して、株価指数は週間では下落しました。

週間変動率 NYダウ:-0.85%, NASDAQ:-2.05%, S&P500: -1.43%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.08ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER21.0に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.0との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.08ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.2程度になる。又は、日経平均が66,890円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は700円ほど割安です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的に欠けるとも言えます。先週、日本市場は割安に転換しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.9%となりました。3ヶ月前に比べて+0.3%ポイント改善しています。利益伸び率は+18.1%となりました。3ヶ月前に比べて+8.8%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.84から1.86と拡大したものの、ドル円は158円台から159台で、円高方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で-0.80%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  82週は買い越しでした。83週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に5.5%ポイント(日経平均に勘算すると3,630円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に5.9%ポイント(日経平均に勘算すると3,890円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 15.1と上昇しました。 日経 VI は 週間で 28.4と低下しました。米国市場は楽観状態で日本市場はやや恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の下にあり、25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の中にあります。総合乖離率は+13.6%となり、200日移動平均線乖離率は+13.3%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドには黄信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、25日線・200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線・200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から159円台が想定されます

 

今週の米国市場では、エネルギー価格の高止まり、財政赤字の拡大に投資家が対応を迫られる中、ジャクソンホール・シンポジウムでのFOMCメンバーによる講演が注目されます。また、NVIDIAの決算が、AI需要の先行指標としての役割を果たすでしょう。経済指標としては、7月のPCE物価指数、耐久財受注などが、発表されます。世界的には、ECBの政策会議の議事録、ドイツの景況感指標、日本の消費者信頼感指数と失業率などが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲を下振れしました。上値は980円ほど下回り、下値は650円ほど下回りました。

今週の日経平均葉の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+1σ(現在67580円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-1σ(現在63650円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、中東情勢の不透明感と米長期金利の先高観が続けば、軟調な展開が続きそうです。


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