日経平均の予想

Monday, April 06, 2026

[2026/04/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

43日の米国市場は休場でした。46日の日経平均先物は、前日比150円安で寄り付くと、午前中は180円安から950円高と上昇に転じ、午後は760円高から260円高の間で上下して、結局、340円高で取引を終えました。日経平均の終値は290円高の53413円で、出来高は16.51億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

43日の米国は聖金曜日の祝日で、株式市場は休場でした。

46日の日本市場では、足元で相場の下落基調が続いていることから、値がさのAI関連や半導体関連株を中心に自律反発狙いの買いが先行しました。「米国とイランおよび仲介国が45日の停戦条件について協議している」と報じられたことや、商船三井の関連会社が保有するタンカーがホルムズ海峡を通過したと伝わったことも追い風となりました。ただ、エネルギーの供給不安は根強く、午後は上値が重くなりました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+10.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+13.8ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が7370円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均6410円ほど割高であることを示しています

 

日経VI38.60と前日より大幅に上昇し、VIX23.87と前日比横ばいでした。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.61、米国-0.56と日本が2.05ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.55ポイント(日経平均換算で6530円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.92PBR1.76となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.6%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末日の米国市場は休場でしたが、きょうの日経平均は上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.2%となり、日経平均は360円の割安から80円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.93ポイントから1.95ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

46日の米国市場では、3月のISM非製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを100円ほど下回り、下値は想定ラインを970円ほど上回りました。目先は、25日線+800円(現在54640円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在52330円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱まりました。日経平均は続伸しました。42日の高値(54258円)を終値で上回れるかどうかが、目先の注目点です。



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Saturday, April 04, 2026

[2026/04/05]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、中東での軍事衝突の終結期待で、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+2.96%,NASDAQ:+4.44%, S&P500:+3.36%.

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.58ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER20.3に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER19.9との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.58ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER22.5程度になる。又は、日経平均が60,010円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は6,890円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、6,890円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の下に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の下に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYDow200日線の上に戻れるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.8%となりました。3ヶ月前に比べて同水準です。利益伸び率は-1.6%となりました。3ヶ月前に比べて+1.5%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は2.08から1.97と縮小して、ドル円は160円台から158台の範囲で、円高方向に動きました。ドル・インデックスは週間で-0.01%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.7%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.5ポイント劣ります。

  34週は売り越しで、41週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料で、③が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に13.2%ポイント(日経平均に勘算すると7010円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に11.0%ポイント(日経平均に勘算すると5840円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 23.9と低下しました。 日経 VI は 週間で 27.2と低下しました。米国市場は 極度の恐怖状態で日本市場も極度の恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の上にあり、25日線の下にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の下にあります。総合乖離率は+8.2%となり、200日移動平均線乖離率は+10.8%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期下降トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は160円台から158円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、中東情勢が、引き続き市場変動の主な要因となるでしょう。経済指標では、FOMC議事録、CPIデータ、ISMサービス業PMI、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、PCE(個人消費支出)などが注目されます。世界的には、中国のCPI、ドイツの製造業受注などが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲内を上振れしました。上値は1980円上回り、下値は1990円上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値が25日線(現在54060円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-2σ(現在50470円)の間での動きが想定されます。

                            

今週も日経平均は、ペルシャ湾岸での戦争の行方と原油価格に振り回される相場が続きそうですが、原油価格の落ち着きがなければ、売り優勢が続きそうです。


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Friday, April 03, 2026

[2026/04/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

42日、NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました。43日の日経平均先物は、前日比930円高で寄り付くと、午前中は1110円高から570円高と上昇幅を縮め、午後は610円高から890円安の間でもみあって、結局、780円高で取引を終えました。日経平均の終値は660円高の53123円で、出来高は16.87億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

42日の米国市場では、前日夜におこなわれたトランプ大統領の演説で戦争終結への具体的な道筋が示されなかったことや、イランによる報復攻撃が続いていることなどが投資家心理の重石となり、売りが先行しました。ただ、イランとオマーンがホルムズ海峡の安全航行をめぐって協定案を策定しているとの報道が出ると、指数は急速に下げ渋りました。結局、NYDow4営業日ぶりに反落し、NASDAQ3日続伸しました。

43日の日本市場では、前日の米ハイテク株高を受けてアドバンテストや東京エレクトロンなど値がさの半導体関連株が買われ、指数を押し上げました。一方、中東情勢は依然として先行き不透明であり、原油相場も高止まりしているとあって、戻り待ちの売りも目立ちました。午後に入ると指数寄与度の高いファーストリテイリングが買われ、日経平均を押し上げました。日経平均は反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+8.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+10.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにお黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+13.2ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が7010円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+11.5ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均6110円ほど割高であることを示しています

 

日経VI27.17と前日より大幅に低下し、VIX23.87と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20をまだ上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.66、米国-0.59と日本が2.07ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.57ポイント(日経平均換算で6770円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.88PBR1.76となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前と同水準です。また、今期予想利益の伸率は-1.7%で、こちらは3か月前より3.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.7%となり、日経平均の割安幅は1300円から360円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.00ポイントから1.93ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

43日の米国は聖金曜日の祝日で、株式市場は休場ですが、3月の雇用統計や3月のISM非製造業景況指数などが発表されます。

 

きょうの日経平均は、想定範囲をやや上ぶれしました。上値は想定ラインを70円ほど上回り、下値は想定ラインを1360円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在54360円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-100円(現在52160円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは大幅に低下しましたが、まだ20を上回っています。また、信用の売り圧力は、強い状態です。日経平均は反発しました。目先は、先行き不透明感から、25日線とボリンジャーバンド-2σの間で上下する動きとなりそうです。



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Thursday, April 02, 2026

[2026/04/02]今後の日経平均の見通し

[市況]

41日、NYDowNASDAQは上昇しました。42日の日経平均先物は、前日比190円高で寄り付くと、午前中は270円高から1360円安と下落に転じ、午後は1230円安から1740円安と下落幅を拡げて、結局、1680円安で取引を終えました。日経平均の終値は1276円安の52463円で、出来高は26.13億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

41日の米国市場では、トランプ大統領が「イランの『新政権の大統領』が先ほど停戦を求めてきた」と自身のSNSで主張したことなどを受け、中東における軍事衝突の終結が近いとの観測が強まり、買いが優勢となりました。3月のISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことも支援材料となりました。NYDow3日続伸し、NASDAQは続伸しました。

42日の日本市場では、中東における軍事衝突の終結が近いとの期待から買いが先行しましたが、注目されていたトランプ大統領の演説は「今後23週間にわたってイランを容赦なく攻撃する」「イランを石器時代に戻す」といった市場の期待とはかけ離れた内容だったため、一転して幅広い銘柄に売りが膨らみました。演説後に原油先物相場が水準を切り上げたことも相場の重石となりました。日経平均は大幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にあり、9日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+4.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+12.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が6400円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+10.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均5300円ほど割高であることを示しています

 

日経VI42.35と前日より大幅に上昇し、VIX24.53と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.76、米国-0.52と日本が2.24ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.74ポイント(日経平均換算で8800円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.50PBR1.73となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前と同水準です。また、今期予想利益の伸率は-1.4%で、こちらは3か月前より3.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.4%となり、日経平均は700円の割高から1300円の割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.97ポイントから2.00ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

42日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、2月の貿易収支が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格の推移が株式相場に大きく影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを330円ほど下回り、下値は想定ラインを510円ほど下回りました。目先は、25日線-700円(現在53580円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-700円(現在51580円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは大幅に上昇し、40を上回りました。また、信用の売り圧力は強まりました。日経平均は25日線に跳ね返される形で大幅に反落しました。目先は、25日線とボリンジャーバンド-2σの間で上下する動きとなりそうです。



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Wednesday, April 01, 2026

[2026/04/01]今後の日経平均の見通し

[市況]

331日、NYDowNASDAQは大幅上昇しました。41日の日経平均先物は、前日比1700円高で寄り付くと、午前中は1580円高から2170円高の間で上下し、午後は1980円高から2900円高と上昇幅を拡げて、結局、2900円高で取引を終えました。日経平均の終値は2675円安の53739円で、出来高は25.13億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

331日の米国市場では、イランのペゼシュキアン大統領がEUのコスタ大統領との電話会談で、米国などが侵略を再開しないといった条件が満たされれば「戦闘を終わらせる意思がある」との考えを示した、と伝わり、軍事衝突が終結に向かうとの観測が浮上して、運用リスクをとる動きが優勢となりました。NYDowは大幅に続伸し、NASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

41日の日本市場では、中東における軍事衝突が終結に向かうとの期待を背景に前日の米株式市場が大幅に上昇した流れが引き継がれ、値がさ株を中心とした幅広い銘柄に買い戻しが膨らみました。トランプ大統領が41日に予定されている米国民向け演説で戦闘終結に言及する、との観測も投資家心理を支えました。原油先物相場は高止まりしているものの、株買いの勢いは衰えませんでした。日経平均は5営業日ぶりに大幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+11.4%とプラスに転換し、200日線との乖離率は+12.5%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に戻りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+16.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が8650円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.5ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均7250円ほど割高であることを示しています

 

日経VI26.43と前日より急低下し、VIX25.24と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20をまだ上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.73、米国-0.63と日本が2.10ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.60ポイント(日経平均換算で7260円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.92PBR1.75となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-2.3%で、こちらは3か月前より3.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.3%となり、日経平均は1300円の割安から700円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.98ポイントから1.97ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

331日の米国市場では、3月のADP雇用統計や、3月のISM製造業景況指数のほか、コナグラ・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格の推移が株式相場に大きく影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1450円ほど上回り、下値は想定ラインを1550円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在54830円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+500円(現在51890円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、大幅に低下しました。また、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は大幅に反発しましたが、まだ下降トレンドを脱却したとはいえません。326日の高値(54175円)を終値で上回れるかどうかが、次の注目点です。



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