日経平均の予想

Sunday, October 11, 2026

[2026/10/12]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、早期利上げ観測が後退したことで、長期金利が低下したことで、主力株が買い戻され、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+0.93%, NASDAQ:+0.64%, S&P500:+1.15%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.01ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500のPERが19.6に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PERの17.4との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、0.01ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PERが17.3程度になる。又は、日経平均が68,940円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は100円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的とも言えます。先週、日本市場と米国市場はほぼ均衡しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

④OECDによる日本の2026年GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

①  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDowが25日線の上に戻れるか否かに注目。

②  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.9%となりました。3ヶ月前に比べて+0.4%ポイント改善しています。利益伸び率は+16.9%となりました。3ヶ月前に比べて+5.7ポイント改善しています。

③  米国の長期金利は低下したものの、日米間の金利差は2.19から2.24と拡大して、ドル円は157円台から158台で、円安方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で+0.30%上昇しました。

④  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

⑤  9月5週は買い越しでした。10月1週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に3.6%ポイント(日経平均に勘算すると2490円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に11.1%ポイント(日経平均に勘算すると7,660円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 14.9と低下しました。 日経 VI は 週間で 30.1と上昇しました。米国市場は”楽観”状態で日本市場は”恐怖”状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+21.2%となり、200日移動平均線乖離率は+13.6%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには青信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"黄信号”で、中期的にも"黄信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期はも上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、2026年7月につけた163円をトップに円高方向に転換しています。今週は157円台から159円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、米国、イラン間の対立の行方が引き続き注目されます。また、TSMC、ASML、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、J&J、ユナイテッドヘルスなどの企業決算も相場に影響を与えるしょう。経済指標では、CPIとPP、小売売上高、鉱工業生産などが発表されます。世界的には、ユーロ圏の鉱工業生産と貿易統計、中国の貿易収支とCPI、日本のPPIと機械受注が発表される予定です。

 

先週の日経平均は、想定範囲を下振れしました。上値は360円ほど下回り、下値は270円ほど下回りました。

今週の日経平均は想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ (現在70620円近辺)で、下値が25日線(現在66230円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、米長期金利の低下と米企業の好調な決算が続けば、上昇中のボリンジャーバンド+1σに沿った動きとなりそうです。


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Friday, October 09, 2026

[2026/10/09]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月8日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。10月9日の日経平均先物は、前日比730円安で寄り付くと、午前中は840円安から230円安の間で上下し、午後は450円安から370円高と上昇に転じて、結局、370円高で取引を終えました。日経平均の終値は11円安の69030円で、出来高は22.95億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

10月8日の米国市場では、トランプ大統領が「中間選挙前にイランを攻撃することはない」との見解を示したことを背景に長期金利が低下したことから、消費関連株を中心に株式を買い直す動きが広がりました。一方で、オープンAIの売上高が市場予想を大幅に下回る見込みとの報道を受け、ハイテク銘柄には売りが広がりました。結局、NYDowは反発し、NASDAQは続落しました。

10月9日の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受け、AI・半導体関連銘柄に売りが先行しました。ただ、日本株の先高観は根強く、売り一巡後は日経平均先物にまとまった押し目買いが入って相場を押し上げました。出遅れ感のあった非AI株が物色されたことも、相場の支えとなりました。日経平均はプラスに転じる場面もありましたが、結局は小幅に3日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+4.2ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2900円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+11.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8210円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは30.14と前日より上昇し、VIXも15.40と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.76、米国+0.19と日本が2.95ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で650円程度)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.35、PBRが1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.6%で、こちらは3か月前より5.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、小幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.6%となり、日経平均の割高幅は3080円から3080円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3050円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.25ポイントから2.24ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月9日の米国市場では、10月のミシガン大学消費者信頼感指数のほか、デルタ航空などの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを980円ほど下回り、下値は想定ラインを230円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-700円(現在69920円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-700円(現在67720円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日続落しましたが、ボリンジャーバンド+1σを下回らずにリバウンドする形となりました。連休明けもリバウンドが継続するかどうか、要注目です。



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Thursday, October 08, 2026

[2026/10/08]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月7日、NYDowとNASDAQは下落しました。10月8日の日経平均先物は、前日比360円安で寄り付くと、午前中は220円安から1010円安と下落幅を拡げ、午後は570円安から1260円安の間で上下して、結局、1260円安で取引を終えました。日経平均の終値は993円安の69042円で、出来高は23.29億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

10月7日の米国市場では、長期金利が朝方に一時5.36%と24年ぶりの水準に上昇したことから、株式の相対的な割高感が意識され、景気敏感株を中心に利益確定の売りが先行しました。その後、金利上昇が一服すると、株式相場は下げ幅を縮めました。9月のFOMC議事要旨が公表され、10月利上げ観測が後退したことも投資家心理を支えました。結局、NYDowは5営業日ぶりに反落し、NASDAQは6営業日ぶりに反落しました。

10月8日の日本市場では、前日の米株安が嫌気され、株価指数先物や主力株への売りが優勢となりました。トランプ大統領がイランとの戦闘終結に向けた最終合意に消極姿勢を見せたとの報道を受け、中東情勢の先行き不透明感が強まったことも投資家心理の重石となりました。午後にはソフトバンクグループと東京エレクトロンが一段安となり、指数を下押ししました。日経平均は大幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+2.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が1930円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8350円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは29.59と前日より低下し、VIXは15.07と前日よりやや上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.69、米国+0.27と日本が2.96ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.06ポイント(日経平均換算で760円程度)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.35、PBRが1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.6%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.6%となり、日経平均の割高幅は4060円から3050円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3050円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.21ポイントから2.25ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月8日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数のほか、ペプシコなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを1040円ほど下回り、下値は想定ラインを210円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-500円(現在69850円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在67740円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続落し、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインから逸れました。ボリンジャーバンド+1σ近辺でリバウンドできるかどうかが、次の注目点です。



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Wednesday, October 07, 2026

[2026/10/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月6日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月7日の日経平均先物は、前日終値と同値で寄り付くと、午前中は110円高まで上昇したのち690円安まで下落し、午後は340円安から670円安の間でもみあって、結局、540円安で取引を終えました。日経平均の終値は648円安の70035円で、出来高は23.31億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を6日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

10月6日の米国市場では、中東からの原油輸出量が回復しているとの観測を背景に原油先物相場が下落したことや、長期金利が低下したことが投資家心理を支え、ウォルマートやP&G、ホーム・デポなど消費関連株に買いが入りました。また、生産拡大が伝わったAMDなど一部のAI・半導体関連株に収益増を期待した買いが入り、相場を支えました。NYDowは4日続伸し、NASDAQも5日続伸しました。

10月7日の日本市場では、足元の急ピッチな株高の反動で、短期的な過熱感を意識した利益確定の売りが優勢となりました。値がさのAI・半導体関連株の一角が売られたほか、金利上昇を追い風にこれまで上昇してきた銀行株にも売りが出ました。台湾加権指数や韓国総合株価指数(KOSPI)が下落したことも重石となりました。日経平均は3営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+26.5%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+15.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+4.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3080円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が9310円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは32.73と前日より上昇し、VIXは15.02と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.59、米国+0.26と日本が2.85ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で670円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.59、PBRが1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.2%で、こちらは3か月前より5.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.1%となり、日経平均の割高幅は5370円から4060円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+4060円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.22ポイントから2.21ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月6日の米国市場では、9月のFOMC議事要旨などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを520円ほど下回り、下値は想定ラインを640円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+600円(現在70680円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+600円(現在68640円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反落しましたが、前日の安値は下回りませんでした。上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きから逸脱したとはいえないようです。



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Tuesday, October 06, 2026

[2026/10/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月5日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月6日の日経平均先物は、前日比10円安で寄り付くと、午前中は100円安から520円高の間で上下し、午後は160円高から930円高と上昇幅を拡げて、結局、810円高で取引を終えました。日経平均の終値は737円高の70683円で、出来高は21.37億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

10月5日の米国市場では、世界的な政治・財政の先行き不透明感を背景に長期金利が上昇していることが相場の重石となった一方、原油先物相場が前週末比で下落したことは投資家心理の支えとなり、株買いにつながりました。わけても、エヌビディアやマイクロソフト、アルファベットなど、大型ハイテク株の上昇が目立ちました。結局、NYDowは3日続伸し、NASDAQは4日続伸しました。

10月6日の日本市場では、前日の米株式市場で主力ハイテク株が上昇した流れを受け、アドバンテストやTDK、フジクラなど、AI・半導体関連株が買われ、指数を押し上げました。また、金利の先高観から銀行株にも買いが向かいました。外国為替市場の円安ドル高進行も追い風となりました。日経平均は続伸し、終値で7万円台に乗せました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+30.0%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+16.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+6.0ポイントとプラス幅をやや縮め、日経平均が4240円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+15.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が10600円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは29.20と前日より上昇し、VIXも15.53と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.54、米国+0.25と日本が2.79ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.11ポイント(日経平均換算で1370円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増で、市場予想の8.4万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.80、PBRが1.94となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.5%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+8.1%となり、日経平均の割高幅は5120円から5370円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+3120円~+5370円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.19ポイントから2.22ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月5日の米国市場では、8月の貿易収支のほか、コンステレーション・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを160円ほど下回り、下値は想定ラインを720円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-800円(現在70650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-700円(現在68890円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続伸しました。いましばらく、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きが続きそうです。



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