日経平均の予想

Friday, March 27, 2026

[2026/03/27]今後の日経平均の見通し

[市況]

326日、NYDowNASDAQは下落しました。327日の日経平均先物は、前日比700円安で寄り付くと、午前中は990円安から280円安と下落幅を縮め、午後は210円高まで上昇したのち340円安まで下落して、結局、340円安で取引を終えました。日経平均の終値は230円安の53373円で、出来高は26.70億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

326日の米国市場では、米国とイランの停戦交渉が難航している様子が伝わり、米軍が大規模な爆撃や陸上作戦に踏み切ることへの警戒感が高まって、リスク回避目的の売りが優勢となりました。また、OECDG20のインフレ率を前回の予測から1.2ポイント上方修正し、これを受けて長期金利が上昇したことも株売りにつながりました。NYDowNASDAQは反落しました。

327日の日本市場では、前日の米株式市場で半導体株が下落した流れを受け、アドバンテストや東京エレクトロンなど関連株が売られ、相場の重石となりました。一方、きょうは3月末の権利付き最終売買日にあたるため、高配当銘柄には押し目買いが入り、相場を下支えしました。また、食料品や医薬品などディフェンシブ株が物色されました。日経平均はプラスに転じる場面もありましたが、結局は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にあり、9日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+8.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+12.2%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。中期トレンドにも赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+16.5ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が8810円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.9ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均7420円ほど割高であることを示しています

 

日経VI33.32と前日より低下し、VIX27.43と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.73、米国-0.40と日本が2.33ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.83ポイント(日経平均換算で10420円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、2月の鉱工業生産指数は市場予想と一致しました。一方、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.64PBR1.72となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.6%で、こちらは3か月前より3.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.2%となり、日経平均の割安幅は910円から680円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2380円~-210円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.10ポイントから2.07ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にも下降トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

327日の米国市場では、3月のミシガン大学消費者信頼感指数などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の推移も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを910円ほど下回り、下値は想定ラインを40円ほど下回りました。目先は、25日線-600円(現在54530円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-500円(現在52550円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は続落しました。目先、下降トレンドに戻りそうな気配が濃厚となったようです。



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Thursday, March 26, 2026

[2026/03/26]今後の日経平均の見通し

[市況]

325日、NYDowNASDAQは下落しました。326日の日経平均先物は、前日比90円安で寄り付くと、午前中は440円高まで上昇したのち380円安まで下落し、午後は40円高から570円安の間で上下して、結局、260円安で取引を終えました。日経平均の終値は145円安の53603円で、出来高は21.07億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

325日の米国市場では、米国がパキスタンを通じてイランに和平案を提示したとの報道を受けて原油先物相場が下落し、株買いを支えました。ただ、イランは米国の和平案を拒否したとも伝わり、外交交渉が米国の思惑どおりに進むかには懐疑的な見方も強く、積極的な買いは限定的でした。NYDowNASDAQは反発しました。

326日の日本市場では、前日に日経平均が米国とイランの停戦を先取りする形で1500円近く上昇していたこともあり、停戦への期待が後退したことを受けて戻り待ちの売りや利益確定の売りが優勢となりました。原油先物相場の上昇も相場の重石となりました。日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+10.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+12.9%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+14.9ポイントとプラス幅を縮め、日平均が7990円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.5ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均7240円ほど割高であることを示しています

 

日経VI44.48と前日より上昇し、VIX25.32と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.82、米国-0.47と日本が2.35ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.85ポイント(日経平均換算で10720円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、2月の鉱工業生産指数は市場予想と一致しました。一方、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.70PBR1.73となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.8%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.6%となり、日経平均の割安幅は210円から910円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2380円~-210円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.12ポイントから2.10ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

326日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の推移も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを600円ほど下回り、下値は想定ラインを380円ほど上回りました。目先は、25日線-500円(現在54780円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-500円(現在52700円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、40を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は小幅に反落しました。引き続き、25日線を上回れるかどうかが、次の注目点です。



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Wednesday, March 25, 2026

[2026/03/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

324日、NYDowNASDAQは下落しました。325日の日経平均先物は、前日比910円高で寄り付くと、午前中は850円高から1540円高の間で上下し、午後は900円高から1430円高と上昇幅を拡げて、結局、1240円高で取引を終えました。日経平均の終値は1497円高の53749円で、出来高は22.00億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

324日の米国市場では、中東における軍事衝突が長期化するとの懸念が引き相場の重石となり、売りが優勢となりました。AI開発のアンソロピックが、AIの利用がコード生成などからより多くの分野に広がっていることを示すレポートを公表し、マイクロソフトやセールスフォースなどソフトウエア関連株が売られたことも重石となりました。停戦に向けた交渉への期待から買いが優勢となる場面もあったものの、結局、NYDowNASDAQは反落しました。

325日の日本市場では、「米国がイランとの1か月にわたる停戦を模索している」「米国はイランに15項目の和平計画を送った」といった報道を受けて停戦合意への期待が高まり、値がさの半導体関連株を中心とした幅広い銘柄に買いが優勢となりました。また、東京海上がバークシャー・ハザウェイとの資本業務提携を発表し、他の大手保険株に買いが波及したことも相場の押し上げ要因となりました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+11.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+13.4%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドにも赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+16.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が8650円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+14.6ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均7850円ほど割高であることを示しています

 

日経VI37.66と前日より上昇し、VIX26.94と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.81、米国-0.47と日本が2.34ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.84ポイント(日経平均換算で10750円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、2月の鉱工業生産指数は市場予想と一致しました。一方、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.79PBR1.74となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.8%で、こちらは3か月前より2.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.4%となり、日経平均の割安幅は1480円から210円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2380円~-210円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.12ポイントから2.12ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にも下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

325日の米国市場では、2月の輸出入物価指数のほか、ペイチェックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格の推移も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを690円ほど上回り、下値は想定ラインを1550円ほど上回りました。目先は、25日線-500円(現在54890円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-400円(現在52930円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱まりました。日経平均は続伸し、ボリンジャーバンド-2σに沿った動きから脱しました。25日線を上回れるかどうかが、次の注目点です。



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Tuesday, March 24, 2026

[2026/03/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

323日、NYDowNASDAQは大幅上昇しました。324日の日経平均先物は、前日比1880円高で寄り付くと、午前中は1970円高から350円高と上昇幅を縮め、午後は430円高から1210円高と上昇幅を拡げて、結局、1200円高で取引を終えました。日経平均の終値は736円高の52252円で、出来高は22.00億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

323日の米国市場では、トランプ大統領が「イランと実りある協議を行った」「イランの発電所およびエネルギーインフラに対するすべての軍事攻撃を5日間延期するよう指示した」と表明したことで、武力衝突が収束に向かうとの期待が浮上し、幅広い銘柄に買いが入りました。ただ、イラン側は米国との協議を否定していると伝わったこともあり、主力銘柄への買いが一巡したあとは、指数は伸び悩みました。NYDowNASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

324日の日本市場では、前日の米株式相場が上昇した流れが引き継がれ、幅広い銘柄に買いが先行しました。ただ、中東情勢の混乱は長期化するとの見方は根強く、買いの勢いは続きませんでした。原油先物相場の上昇基調が続いていることも相場の重石となりました。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+2.5%とプラスに転換し、200日線との乖離率は+10.4%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドにも赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+12.2ポイントとプラス幅をやや拡げ、日平均が6370円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+11.4ポイントとプラス幅をやや拡げ、日経平均5960円ほど割高であることを示しています

 

日経VI36.35と前日より低下し、VIX26.15と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.98、米国-0.46と日本が2.52ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.02ポイント(日経平均換算で12610円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、2月の鉱工業生産指数は市場予想と一致しました。一方、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.13PBR1.67となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.7%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.4%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.6%となり、日経平均の割安幅は2380円から1480円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2380円~-160円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.12ポイントから2.12ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にも下降トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

324日の米国市場では、3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が注目されるでしょう。引き続き、原油価格の推移も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを40円ほど上回り、下値は想定ラインを930円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ(現在53460円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+200円(現在51610円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、強い状態です。きょうの日経平均は反発しましたが、日足は陰線となりました。ボリンジャーバンド-2σに沿った動きから脱したとまではいえないようです。



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Monday, March 23, 2026

[2026/03/23]今後の日経平均の見通し

[市況]

320日、NYDowNASDAQは下落しました。323日の日経平均先物は、前日比1950円安で寄り付くと、午前中は2670円安から1620円安の間で上下し、午後は2200円安から1690円安の間で上下して、結局、2060円安で取引を終えました。日経平均の終値は1857円安の51515円で、出来高は26.80億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

320日の米国市場では、「戦争省が地上軍の投入に向けて準備をしている」との報道を受け、米軍がイランに対する軍事攻撃を拡大する可能性が意識され、リスク回避目的の売りが優勢となりました。原油相場が上昇し、インフレ懸念が高まったことも相場の重石となりました。NYDowNASDAQ3日続落しました。

323日の日本市場では、トランプ大統領がイランの発電施設に対する攻撃を示唆し、イラン側が「発電施設が攻撃されればホルムズ海峡を完全に封鎖する」と応じたことなどを受け、戦闘激化への警戒感が高まり、幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが膨らみました。原油高によるインフレへの警戒感から長期金利が上昇したことも相場の重石となりました。日経平均は大幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-1.8%とマイナスに転換し、200日線との乖離率は+9.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に抜けました。3つの要素のうちプラスは1つとなり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドにも赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+12.1ポイントとプラス幅を縮め、日平均が6230円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+11.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均5820円ほど割高であることを示しています

 

日経VI40.93と前日より上昇し、VIX30.99と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.00、米国-0.41と日本が2.59ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.09ポイント(日経平均換算で13350円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、2月のISM製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、2月の鉱工業生産指数は市場予想と一致しました。一方、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の2月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比9.2万人減で、市場予想の5万人増に反して減少しました。また、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.86PBR1.65となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.7%で、こちらは3か月前より3.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの下落率以上に下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.2%となり、日経平均の割安幅は410円から2380円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2380円~-160円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.03ポイントから2.123ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にも下降トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

323日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向が株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1670円ほど下回り、下値は想定ラインを1400円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ-800円(現在52950円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ-700円(現在51090円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、40を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は大幅に続落しました。目先、自律反発があったとしても、当面はボリンジャーバンド-2σに沿った動きとなりそうです。



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