日経平均の予想

Saturday, October 03, 2026

[2026/10/4]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、イラン情勢が不透明となり、原油高から長期金利が上昇したものの、週末に、雇用統計が市場予想を下回ったことで、早期利上げ観測が後退し、株価指数は週間ではまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:-1.26%, NASDAQ:+0.45%, S&P500:-0.27%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.01ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500のPERが19.8に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PERの17.4との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、0.01ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PERが17.4程度になる。又は、日経平均が68,310円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は100円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的とも言えます。先週、日本市場と米国市場はほぼ均衡しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

④OECDによる日本の2026年GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

①  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDowが25日線の上に戻れるか否かに注目。

②  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.9%となりました。3ヶ月前に比べて+0.4%ポイント改善しています。利益伸び率は+17.4%となりました。3ヶ月前に比べて+5.8ポイント改善しています。

③  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は2.11から2.19と拡大して、ドル円は156円台から158台で、円安方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で+0.88%上昇しました。

④  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

⑤  9月4週は売り越しで、9月5週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に3.6%ポイント(日経平均に勘算すると2460円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に11.6%ポイント(日経平均に勘算すると7,920円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 15.3と上昇しました。 日経 VI は 週間で 22.6と上昇しました。米国市場は”楽観”状態で日本市場は”やや恐怖”状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+19.8%となり、200日移動平均線乖離率は+13.3%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには青信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"黄信号”で、中期的にも"黄信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期はも上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、2026年7月につけた163円をトップに円高方向に転換しています。今週は157円台から159円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、米国、イラン間の対立の行方が引き続き注目されます。経済指標では、FOMC議事録、ISMサービス業PMI、ミシガン大学消費者信頼感指数が発表されます。世界的には、ドイツの製造業受注・貿易統計、ユーロ圏の生産者物価指数(PPI)、日本の消費者信頼感指数、工作機械受注などが発表されます、その他、OPEC会合やブラジル大統領選挙をめぐる動向も、世界市場にとって引き続き重要なイベントとなりそうです。

 

先週の日経平均は、想定範囲を上下に振れしました。上値は1140円ほど上回り、下値は570円ほど下回りました。

今週の日経平均は想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+3σ (現在69530円近辺)で、下値がボリンジャーバンド+1σ(現在66870円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、イラン情勢次第ながら、上昇中のボリンジャーバンド+2σに沿った動きとなりそうです。


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Friday, October 02, 2026

[2026/10/02]今後の日経平均の見通し

[市況]

10月1日、NYDowとNASDAQは上昇しました。10月2日の日経平均先物は、前日比680円安で寄り付くと、午前中は90円安から700円安の間で上下し、午後は670円安から360円安の間でもみあって、結局、360円安で取引を終えました。日経平均の終値は647円安の68309円で、出来高は25.12億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

10月1日の米国市場では、長期金利や原油先物相場の上昇が重石となり、株式には売りが先行しました。ただ、複数のFRB高官が利上げに慎重な姿勢を示した旨が伝わり、早期利上げ観測が後退すると、次第に買いが優勢となりました。もっとも、9月の雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強く、積極的に買い進む動きは限定的でした。結局、NYDowは4営業日ぶりに小幅に反発し、NASDAQは小幅に続伸しました。

10月2日の日本市場では、足元の急ピッチな株高の反動で、利益確定の売りや戻り待ちの売りが優勢となりました。米軍が中東に最大1万人の部隊を追加派遣するとの報道を背景に原油先物相場が上昇したことも重石となりました。一方、AI・半導体関連株の一角には買いが入り、相場の下値を支えました。日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+19.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+13.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+4.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3280円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8270円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは22.58と前日より低下し、VIXは16.38と前日よりやや上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.67、米国+0.22と日本が2.89ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場とほぼ均衡している状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のISM製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.39、PBRが1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは10.9%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.4%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.5%となり、日経平均の割高幅は4670円から4290円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+910円~+4670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.21ポイントから2.16ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月2日の米国市場では、9月の雇用統計などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを490円ほど下回り、下値は想定ラインを130円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+400円(現在68600円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+400円(現在67270円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反落しましたが、上昇中のボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きが、まだ期待できそうです。



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Thursday, October 01, 2026

[2026/10/01]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月30日、NYDowとNASDAQは下落しました。10月1日の日経平均先物は、前日比190円高で寄り付くと、午前中は40円高から1470円高と上昇幅を拡げ、午後は1330円高から2090円高と上昇幅を拡げて、結局、1860円高で取引を終えました。日経平均の終値は2203円高の68956円で、出来高は26.50億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

9月30日の米国市場では、原油先物相場や長期金利の上昇が投資家心理の重石となり、景気敏感株や消費関連株を中心に売りが出ました。一方、8月のPCE物価指数が前年同月比3.4%上昇と市場予想(3.7%上昇)ほどには伸びなかったことから、FRBによる追加利上げ観測が後退し、巨大ハイテク株の一角に買いが向かいました。結局、NYDowは3日続落し、NASDAQは3営業日ぶりに反発しました。

10月1日の日本市場では、前日の米ハイテク株高や米マイクロン・テクノロジーの好決算が投資家心理を上向かせ、AI・半導体関連株に買いが集まり、指数を押し上げました。台湾加権指数や韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇も追い風となり、日経平均は取引時間を通して右肩上がりに上昇しました。結局、日経平均は大幅に続伸し、およそ1か月半ぶりに終値で6万8000円台を回復しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+23.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+14.5%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+6.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4140円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.3ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が9170円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは22.92と前日より上昇し、VIXも16.33と前日よりやや上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.53、米国+0.27と日本が2.80ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.09ポイント(日経平均換算で1130円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、改定値の1.5%増を大幅に上回りました。また、4~6月期の米企業の決算は、好決算を記録しています。

 

米国の経済指標は:

9月のシカゴ購買部協会景気指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、8月のISM製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標9勝3負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.82、PBRが1.95となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.3%で、こちらは3か月前より6.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず、大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+7.1%となり、日経平均の割高幅は3120円から4670円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+910円~+4670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.18ポイントから2.21ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

10月1日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、9月のISM製造業景況指数のほか、アクセンチュア、ナイキ、マコーミックなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1240円ほど上回り、下値は想定ラインを540円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-300円(現在68760円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-200円(現在67650円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続伸し、三角持ち合いを上離れしました。しばらくは、ボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きが期待できそうです。



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Wednesday, September 30, 2026

[2026/09/30]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月29日、NYDowとNASDAQは下落しました。9月30日の日経平均先物は、前日比490円高で寄り付くと、午前中は920円高から420円高の間で上下し、午後は620円高から1320円高と上昇幅を拡げて、結局、1320円高で取引を終えました。日経平均の終値は1272円高の66753円で、出来高は27.62億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

9月29日の米国市場では、長期金利の上昇ペースの速さが警戒され、金融株や消費関連株を中心に売りが優勢となりました。8月のJOLTS求人件数が市場予想を下回ったことも投資家心理の重石となりました。一方、高い収益成長が見込める半導体関連株の一角には買いが入りました。NYDowとNASDAQは続落しました。

9月30日の日本市場では、前日の米株式市場で半導体株の一角が買われた流れを受け、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、太陽誘電など、AI・半導体関連株が買われ、指数の上昇を牽引しました。午後には海外勢によるものとみられる株価指数先物への買いが膨らみ、相場を押し上げました。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+13.4%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.0%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上に出ました。3つの要素すべてがプラスとなり、中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+2.6ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が1740円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+8.9ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が5940円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは21.83と前日より低下し、VIXも16.03と前日よりやや低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.74、米国+0.21と日本が2.95ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で610円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標8勝4負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.5%で、市場予想の+2.2%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.28、PBRが1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より6.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず、大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.8%となり、日経平均の割高幅は1600円から3120円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+910円~+3120円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.17ポイントから2.18ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

9月30日の米国市場では、9月のADP雇用統計、4~6月期GDPの確定値、8月の個人消費支出(PCEデフレーター)、9月シカゴ購買部協会景気指数のほか、マイクロン・テクノロジー、ジェイビル、ファクトセットなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを880円ほど上回り、下値は想定ラインを1020円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-100円(現在67140円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-100円(現在66170円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発し、三角持ち合いの上限に接近しました。このまま上に抜けられるか、あるいは跳ね返されるかが、目先の注目点です。



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Tuesday, September 29, 2026

[2026/09/29]今後の日経平均の見通し

[市況]

9月28日、NYDowとNASDAQは下落しました。9月29日の日経平均先物は、前日比200円高で寄り付くと、午前中は420円高まで上昇したのち360円安まで下落し、午後は690円安から260円高の間で上下して、結局、260円高で取引を終えました。日経平均の終値は396円安の65481円で、出来高は24.42億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

9月28日の米国市場では、トランプ大統領がイランの提示した停戦案を拒否したことを背景に原油先物相場が上昇したことから、株式には売りが優勢となりました。長期金利の上昇も相場の重石となりました。ただ、米イラン協議を仲介するカタールが近く両国と協議する見通しと伝わると、原油先物相場の上昇が一服し、見直し買いにつながりました。NYDowは反落し、NASDAQは3営業日ぶりに反落しました。

9月29日の日本市場では、前日の米株式市場で半導体株が目立って下落したことから、AI・半導体関連株の一角に売りが出て、指数を下押ししました。29日は3・9月期決算企業の配当権利落ち日とあって、権利を確定した投資家による換金目的の売りも出て、相場の重石となりました。ただ、日経平均先物には海外勢によるものみられる買いが断続的に入り、相場の下値を支えました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+7.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、+1.4ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が920円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+7.5ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4910円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは27.74と前日より上昇し、VIXは16.08と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.77、米国+0.22と日本が2.99ポイント割安ですが、OECDの2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)は2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.09ポイント(日経平均換算で1070円程度)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の4~6月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値の1.5%増と一致しました。また、4~6月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月の鉱工業生産指数、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標7勝5負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売件数、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は3勝3負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが17.13、PBRが1.88となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは11.0%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.8%で、こちらは3か月前より7.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.5%となり、日経平均の割高幅は910円から1600円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+910円~+2250円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.14ポイントから2.17ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

9月29日の米国市場では、7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数や、8月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数のほか、カーマックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを500円ほど下回り、下値は想定ラインを570円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-200円(現在66010円近辺)が上値の目安に、25日線-300円(現在64970円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続落しました。三角持ち合いを上下どちらにブレイクするかが、次の注目点です。



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