日経平均の予想

Wednesday, March 04, 2026

[2026/03/05]今後の日経平均の見通し

[市況]

34日、NYDowNASDAQは上昇しました。35日の日経平均先物は、前日2050円高で寄り付くと、午前中は2390円高から1220円高と上昇幅を縮め、午後は660円高から1470円高の間で上下して、結局、890円高で取引を終えました。日経平均の終値は1032円高の55278円で、出来高は27.77億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を4日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

34日の米国市場では、中東情勢悪化を背景とした足元の株安の反動で、下げが目立っていた半導体関連株などを中心に買い戻しが入りました。イラン側が停戦の条件を詰めるためにCIAと接触していたとの報道や、ベッセント財務長官がペルシャ湾での石油貿易を支える何らかの案を発表すると発言したことなども投資家心理を支えました。2月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことも追い風となりました。NYDow4営業日ぶりに反発し、NASDAQも反発しました。

35日の日本市場では、足元の大幅な株安の反動で、自律反発狙いの買いが優勢となりました。前日の米株式相場の上昇も支援材料となりました。日経平均の上昇幅は一時2300円を超えましたが、中東情勢の先行きは依然として不透明であり、上値では戻り待ちの売りに押される展開となりました。米株価指数先物が下落したことも重石となりました。日経平均は4営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+22.9%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+19.2%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。NASDAQは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+16.3ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が9010円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+14.2ポイントとプラス幅を縮め、日経平均7850円ほど割高であることを示しています

 

日経VI32.07と前日より低下し、VIX21.18と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.95、米国-0.44と日本が2.51ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.81ポイント(日経平均換算で10460円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率1.4%増で、市場予想の2.8%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のISM製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注、1月の鉱工業生産指数、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の新築住宅販売件数、12月の住宅着工件数、12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.64PBR1.76となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+0.7%で、こちらは3か月前より3.4ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.1%となり、日経平均の割安幅は1920円から1190円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1920円~+2670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.94ポイントから1.98ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場はもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

35日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や1月の輸出入物価指数のほか。コストコ・ホールセールやクローガーなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1300円ほど上回り、下値は想定ラインを1670円ほど上回りました。25日線(現在56020円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在54350円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、強い状態です。日経平均はボリンジャーバンド-1σ近辺で反発しました。25日線を終値で大きく上回れるかどうかが、次の注目点です。



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Tuesday, March 03, 2026

[2026/03/04]今後の日経平均の見通し

[市況]

33日、NYDowNASDAQは下落しました。34日の日経平均先物は、前日1150円安で寄り付くと、午前中は430円安から2170円安と下落幅を拡げ、午後は2510円安から1660円安の間で上下して、結局、1900円安で取引を終えました。日経平均の終値は2033円安の54245円で、出来高は34.43億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

33日の米国市場では、イスラエルと米国によるイラン侵攻が長期化するとの懸念が投資家心理の重石となり、リスク回避目的の売りが先行しました。ただ、トランプ大統領がSNSに「ホルムズ海峡を通る船舶を米海軍が護衛する」との考えを投稿すると、原油先物相場の上昇が一服し、指数は次第に下げ幅を縮めました。結局、NYDow3日続落し、NASDAQは反落しました。

34日の日本市場では、中東情勢の緊迫化やエネルギー価格の高騰に対する懸念から、主力の半導体関連株や輸出関連株を中心とした幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが膨らみました。好業績が期待できる銘柄や、足元で軟調だったソフトウエア関連には押し目買いが入り、相場の下値を支えたものの、日経平均は大幅に3日続落し、衆院選後の上昇分は帳消しとなりました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+17.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+17.2%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+15.5ポイントとプラス幅を縮め、日平均が8410円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+15.6ポイントとプラス幅を縮め、日経平均8460円ほど割高であることを示しています

 

日経VI53.05と前日より大幅に上昇し、VIX23.57と前日より上昇しました。日経VI50を超え、投資家の不安が恐怖の域まで高まっていることを示しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.06、米国-0.50と日本が2.56ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.86ポイント(日経平均換算で10800円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率1.4%増で、市場予想の2.8%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のISM製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注、1月の鉱工業生産指数、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の新築住宅販売件数、12月の住宅着工件数、12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.30PBR1.73となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+0.9%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落率以上に下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.4%となり、日経平均の割安幅は440円から1920円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1920円~+2670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.94ポイントから1.94ポイントと横ばいでした。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

34日の米国市場では、2月のADP雇用統計や2月のISM非製造業景況指数のほか、ブロードコムやブラウン・フォーマンなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1490円ほど下回り、下値は想定ラインを1630円ほど下回りました。25日線-700円(現在55250円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-900円(現在53100円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、50を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は大幅に3日続落し、25日線を大きく下回りました。ボリンジャーバンド-2σ(現在52053円)近辺で下げ止まれるかどうかが、目先の注目点です。



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Monday, March 02, 2026

[2026/03/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

32日、NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました。33日の日経平均先物は、前日460円安で寄り付くと、午前中は120円安から1360円安と下落幅を拡げ、午後は980円安から1890円安と下落幅を拡げて、結局、1850円安で取引を終えました。日経平均の終値は1778円安の56279円で、出来高は29.88億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

32日の米国市場では、中東情勢の緊迫化を受けてリスク回避目的の売りが先行しましたが、軍事衝突の市場への影響は一時的との観測から原油先物相場が伸び悩んだこともあり、売り一巡後は主力株の一角が買い直されました。AIに既存事業が代替されるとの懸念から売られていた銘柄に買い戻しが入ったことも、相場の支えとなりました。結局、NYDowは続落し、NASDAQ3営業日ぶりに反発しました。

33日の日本市場では、中東情勢悪化に伴う原油価格の高騰が企業業績や景気の悪化につながるとの懸念から、幅広い銘柄に売りが膨らみました。前週まで株価指数先物に買いを入れていた短期筋による持ち高解消の動きが相場の下落に拍車をかけたうえ、国内の年金基金が日本株にリバランスの売りを出しているとの観測も聞かれました。日経平均は大幅に続落しました。下落幅は今年最大でした。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+29.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+21.9%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+19.1ポイントとプラス幅を縮め、日平均が10750円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+16.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均9170円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.98と前日より低下し、VIX21.44と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.86、米国-0.50と日本が2.36ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.66ポイント(日経平均換算で8580円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率1.4%増で、市場予想の2.8%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のISM製造業景況指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注、1月の鉱工業生産指数、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の新築住宅販売件数、12月の住宅着工件数、12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.08PBR1.80となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+0.9%で、こちらは3か月前より2.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落率以上に下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.8%となり、日経平均は1630円の割高から440円の割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-440円~+3270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.90ポイントから1.94ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

32日の米国市場では、2月のISM製造業景況指数のほか、ノルウェー・クルーズ・ライン・ホールディングスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを710円ほど下回り、下値は想定ラインを1110円ほど下回りました。目先はボリンジャーバンド+1σ-700円(現在57200円近辺)が上値の目安に、25日線-700円(現在55190円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、20を大きく上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は大幅に続落し、正念場となりました。目先、25日線を明確に下回るようであれば、年初来の上昇トレンドは終わり、下落に転じたと判断できるでしょう。



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Sunday, March 01, 2026

[2026/03/02]今後の日経平均の見通し

[市況]

227日、NYDowNASDAQは下落しました。32日の日経平均先物は、前日1320円安で寄り付くと、午前中は1800円安から700円安と下落幅を縮め、午後は940円安から1310円安の間でもみあって、結局、1100円安で取引を終えました。日経平均の終値は793円安の58057円で、出来高は26.94億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

227日の米国市場では、AI向けクラウドサービスのコアウィーブが決算発表後に大幅下落し、他のAI関連銘柄にも売りが波及しました。AI投資の収益性に対する疑問が意識された一方、AIが既存事業に置き換わるとの懸念も引き続き根強く、主力株にも売りがかさみました。中東における地政学的リスクの高まりも相場の重石となりました。結局、NYDow4日ぶりに反落し、NASDAQは続落しました。

32日の日本市場では、イスラエルと米国によるイラン侵攻開始を受け、リスク回避の売りが優勢となりました。イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したと伝わり、原油価格が上昇したことも相場の重石となりました。ただ、日本株の先高観は根強く、朝方の売りが一巡すると海外短期筋が日経平均先物に買いを入れ、指数は下げ渋りました。日経平均は5営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+40.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+26.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、25日線の下にあり、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の下に出ました。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+24.4ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が14360円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+21.0ポイントとプラス幅を縮め、日経平均12360円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.99と前日より上昇し、VIX19.86と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる目安の20を大きく上回り、30に達しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.79、米国-0.60と日本が2.19ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.48ポイント(日経平均換算で6430円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率1.4%増で、市場予想の2.8%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の耐久財受注、1月の鉱工業生産指数、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、1月のISM製造業景況指数、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、12月の製造業受注、1月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の新築住宅販売件数、12月の住宅着工件数、12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.64PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+0.9%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.9%となり、日経平均の割高幅は2670円から1630円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1630円~+3270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.90ポイントから1.90ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

32日の米国市場では、2月のISM製造業景況指数のほか、ノルウェー・クルーズ・ライン・ホールディングスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1130円ほど下回り、下値は想定ラインを750円ほど下回りました。目先はボリンジャーバンド+1σ+700円(現在58540円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-700円(現在57140円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、20を大きく上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、強まりました。きょうの日経平均は下げ渋り、テクニカル的には上昇トレンドは維持されていますが、米国市場の動き次第では、トレンドの変化もありそうです。



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Saturday, February 28, 2026

[2026/03/01]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、AI投資に対する収益性の不安やAIが既存事業に置き換わるとの不透明感で、株価指数は週間では下落しました。

週間変動率 NYダウ:-1.31%,NASDAQ:-0.95%, S&P500:-0.44%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.42ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER21.9に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER20.7との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.42ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER22.6程度になる。又は、日経平均が64,400円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は5,550円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、5,550円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYダウが25日線の上に戻れるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+9.0%となりました。3ヶ月前に比べて+0.1%ポイント改善しています。利益伸び率は+0.9%となりました。3ヶ月前に比べて+3.7%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は1. 98から1.84と縮小したものの、ドル円は153円台から156台の範囲で、円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で-0.15%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.9%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.7ポイント劣ります。

  23週と24週は買い越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、③と⑤が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に25.4%ポイント(日経平均に勘算すると14950円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に22.2%ポイント(日経平均に勘算すると13060円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 19.9と上昇しました。 日経 VI は 週間で 27.3と上昇しました。米国市場は疑心暗鬼状態で日本市場も疑心暗鬼状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+46.1%となり、200日移動平均線乖離率は+28.0%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的にも"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、米国とイスラエルによるイランへの攻撃、AIエージェント・ショック、FRBによる今年の利下げ頻度、最高裁によるトランプ関税の違憲判断、ドンロー主義を推し進めることなどの市場への影響などが当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期は下降トレンドです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は156円台から153円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が株式市場に与える影響が関心事となります。また、一連の堅調な労働指標がFRBの次回利下げ観測を後退させた後、2月の雇用統計が発表されます。ISM購買担当者景気指数(PMI)と小売売上高も注目指標となります。世界的には、中国のPMI、ユーロ圏のインフレ率と失業率、ECBの前回会合の議事録が注目されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は40円下回り、下値は1790円上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在59690円近辺)で、下値が25日線(現在55620円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、中東情勢の地政学的リスクや、AI関連企業の過剰投資に対する疑念など下落リスクが高まりそうです。


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