日経平均の予想

Monday, August 10, 2026

[2026/08/10]今後の日経平均の見通し

[市況]

87日、NYDowNASDAQは上昇しました。810日の日経平均先物は、前日比640高で寄り付くと、午前中は410円高から1400円高と上昇幅を拡げ、午後は1090円高から1510円高と上昇幅を拡げて、結局、1500円高で取引を終えました。日経平均の終値は1363円高の66970円で、出来高は25.48億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

87日の米国市場では、7月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想に反して前月比で減少したことから、FRBによる早期利上げ観測が後退し、主力のハイテク株や半導体関連株の一角を中心に買いが優勢となりました。クラウドフレアやアトラシアンなど好決算を発表した銘柄への買いも目立ちました。NYDowは反発し、NASDAQ3日ぶりに反発しました。

810の日本市場では、前週末の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを受け、AI・半導体関連株を中心に買いが優勢となりました。通期業績の見通しを引き上げたリクルートがストップ高まで買われたことも投資家心理の支えとなりました。休日を控えて午後は上値の重い展開となったものの、結局、日経平均は3営業日ぶりに大幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+20.5%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+16.5%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3950円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.9ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4620円ほど割高であることを示しています

 

日経VI24.99と前日より低下し、VIX14.89と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.88、米国-0.04と日本が2.84ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.07ポイント(日経平均換算で780円ほど)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増を下回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.68PBR1.92となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+16.6%で、こちらは3か月前より10.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.6%となり、日経平均は400円の割安から1020円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1560円~+1020円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.90ポイントから1.87ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

810日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを250円ほど上回り、下値は想定ラインを1320円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+100円(現在68080円近辺)が上値の目安に、25日線+100円(現在65960円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発し、25日線を大きく上回りました。しばらくは、ボリンジャーバンド+2σに向けて上昇する動きが期待できそうです。



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Saturday, August 08, 2026

[2026/08/09]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、米国とイランの交渉が進展するとの観測から原油価格が下落し、主力株が買われて、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+2.96%, NASDAQ:+5.19%, S&P500: +3.58%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.07ポイント割安となっています。割高の要因はS&P500PER21.3に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.3との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.07ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.5程度になる。又は、日経平均が66,460円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は860円ほど割安です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的に描けるとも言えます。先週、日本市場は割安に転換しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+10.9%となりました。3ヶ月前に比べて+1.6%ポイント改善しています。利益伸び率は+16.6%となりました。3ヶ月前に比べて+11.0%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は1.96から1.88と縮小したものの、ドル円は155円台から158台で、円安方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で-0.20%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  75週は売り越しでした。81週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に3.7%ポイント(日経平均に勘算すると2,430円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に4.7%ポイント(日経平均に勘算すると3,080円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 14.9と低下しました。 日経 VI は 週間で 29.9と上昇しました。米国市場は楽観状態で日本市場は恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の中にあります。総合乖離率は+14.2%となり、200日移動平均線乖離率は+14.3%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドにも"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的にも"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

日本市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から159円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、引き続き中東情勢の推移を注視することになるでしょう。AI関連銘柄の相場変動も続き、アプライド・マテリアルズ、シスコ、コアウィーブの決算が注目されます。来月のFRBの利上げ判断を巡って意見が分かれる中、経済指標では、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表されます。世界的には、英国の第2四半期のGDP統計、ユーロ圏の鉱工業生産、中国のマネーサプライ、インフレ率、日銀の7月の「意見要旨」などが発表されます。

                

先週の日経平均は、ほぼ想定範囲を内で推移しました。上値は20円ほど上回り、下値は1220円ほど上回りました。

今週の日経平均葉の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+1σ(現在68220円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-1σ(現在63720円)の間での動きが想定されます。

                            

今週も日経平均は、中東情勢の不透明感が続く中、AI・半導体関連銘柄の戻りの勢いが試される週となりそうです。


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Friday, August 07, 2026

[2026/08/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

86日、NYDowNASDAQは下落しました。87日の日経平均先物は、前日比290高で寄り付くと、午前中は400円高から870円安と下落に転じ、午後は530円安から190円高とプラス圏に戻して、結局、110円高で取引を終えました。日経平均の終値は76円安の65606円で、出来高は28.76億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

86日の米国市場では、ホルムズ海峡の開放に向けた米国とイランの交渉をめぐる不透明感を背景に原油先物相場が上昇したことから、主力株の一角に利益確定の売りが出ました。長期金利の上昇も重石となりました。AMDやブロードコムなど半導体株の一角が買われた一方、半導体メモリーのサンディスクやHDD大手のウエスタンデジタルは売られました。結局、NYDow6営業日ぶりに反落し、NASDAQも小幅に続落しました。

87の日本市場では、レーザーテックやアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株が軒並み売られ、指数を押し下げました。富士フイルムやソフトバンクグループの下落も重石となりました。また、6月の家計調査で消費の落ち込みが明らかになったことも株売りにつながりました。一方、任天堂やバンダイナムコ、コナミグループなどゲーム関連株には買いが向かい、相場の支えとなりました。結局、日経平均は小幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+14.2%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+14.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.0ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3280円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3280円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.88と前日よりやや上昇し、VIX15.14と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.02、米国-0.09と日本が2.93ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.03ポイント(日経平均換算で310円ほど)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.28PBR1.88となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+16.2%で、こちらは3か月前より11.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.6%となり、日経平均の割安幅は1050円から400円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1560円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.87ポイントから1.90ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

87日の米国市場では、7月の雇用統計などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを980円ほど下回り、下値は想定ラインを130円ほど上回りました。目先は、25日線+900円(現在66870円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+800円(現在64520円近辺)が下値の目安となります。

 

きょうの日経平均は25日線を超えられませんでしたが、まだ方向感が定まったとはいえません。週明けの展開も、結局はイラン情勢や半導体関連株の動き次第のようです。



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Thursday, August 06, 2026

[2026/08/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

85日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。86日の日経平均先物は、前日比720安で寄り付くと、午前中は590円安から1360円安の間で上下し、午後は950円安から460円安の間でもみあって、結局、790円安で取引を終えました。日経平均の終値は617円安の65683円で、出来高は26.71億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

85日の米国市場では、米国とイランの交渉が進展するとの観測を背景に原油先物相場が下落したことから、主力株に買いが入りました。アムジェンやウォルト・ディズニーなど、好決算を発表した銘柄にも買いが向かいました。一方、AMD、スペースX、サンディスクなどは、業績予想に対する不満から売りに押されました。結局、NYDow5日続伸し、連日で最高値を更新しました。NASDAQ5営業日ぶりに反落しました。

86の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄が売られ、相場を押し下げました。日経平均は前日に大幅上昇しており、利益確定の売りが出やすいという面もありました。一方、食品や小売、繊維など内需株には買いが向かいました。午後には日経平均先物に断続的に買いが入り、相場の支えとなりました。日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+14.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+14.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3420円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+4.3ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2820円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.78と前日より低下し、VIX15.80と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.05、米国-0.14と日本が2.91ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.01ポイント(日経平均換算で170円ほど)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.23PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.8%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+15.6%で、こちらは3か月前より11.4ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.6%となり、日経平均の割安幅は20円から1050円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2130円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.81ポイントから1.87ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

86日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数のほか、コノコフィリップス、エアビーアンドビー、データドッグなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1420円ほど下回り、下値は想定ラインを150円ほど下回りました。目先は、25日線+1000円(現在67190円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+800円(現在64580円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は25日線で跳ね返される形となりました。ただ、日足は下ひげをつけており、前日の安値を下回ったわけでもないので、まだ方向感が定まったとはいえません。



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Wednesday, August 05, 2026

[2026/08/05]今後の日経平均の見通し

[市況]

84日、NYDowNASDAQは上昇しました。85日の日経平均先物は、前日比1820高で寄り付くと、午前中は1600円高から2310円高の間で上下し、午後は1880円高から2450円高と上昇幅を拡げて、結局、2440円高で取引を終えました。日経平均の終値は2342円高の66300円で、出来高は27.81億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

84日の米国市場では、ベッセント財務長官がCNBCの番組で「ホルムズ海峡の開放などでイランとの合意が近い」との認識を示したことから、中東情勢をめぐる懸念が後退し、株式への買いを促しました。決算発表をきっかけにキャタピラーが上昇したことや、半導体関連株への見直し買いが続いたことも、指数の押し上げ要因となりました。NYDow4日続伸し、2日連続で最高値を更新しました。NASDAQ4日続伸しました。

85の日本市場では、前日の米株式市場で主要な株価指数がそろって上昇した流れを受け、好業績の半導体関連株を中心に買いが優勢となりました。中東情勢をめぐる懸念が後退したことを受けて原油先物相場が下落したことも追い風となりました。一方、日米の協調円買い介入で円安ドル高が修正されつつあることから、商社や自動車など輸出関連株には売りが出ました。日経平均は大幅に続伸し、終値で節目の66000円台を回復しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+17.7%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+15.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドには青信号点灯しています。中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.5ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3650円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3980円ほど割高であることを示しています

 

日経VI33.07と前日より低下し、VIX16.49と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.83、米国-0.16と日本が2.67ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.23ポイント(日経平均換算で2590円ほど)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP速報値は前期比年率1.5%増で、市場予想2.0%増を下回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月のISM製造業景況指数、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.79PBR1.91となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.7%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+14.8%で、こちらは3か月前より12.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.0%となり、日経平均の割安幅は1560円から20円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-4770円~-20円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.86ポイントから1.81ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

85日の米国市場では、7月のADP雇用統計や、7月のISM非製造業景況指数のほか、イーライリリー、ウーバー・テクノロジーズ、ウォルト・ディズニー、ドアダッシュ、メットライフ、モトローラ・ソリューションズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1020円ほど上回り、下値は想定ラインを1730円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-1000円(現在67750円近辺)が上値の目安に、25日線-1000円(現在65290円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続伸し、25日線にタッチしました。25日線で跳ね返されるか、あるいは25日線を明確に上回るかが、目先の注目点です。



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