日経平均の予想

Saturday, April 11, 2026

[2026/4/12]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、米国とイランが2週間の即時停戦とホルムズ海峡の開放で合意したことで、株価指数は週間では上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+3.04%,NASDAQ:+4.64%, S&P500:+3.56%.

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.45ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER21.0に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER20.8との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.45ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER22.9程度になる。又は、日経平均が62,850円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は5,920円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、5,920円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYDow200日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.9%となりました。3ヶ月前に比べて-0.1%ポイント悪化しています。利益伸び率は-2.1%となりました。3ヶ月前に比べて+1.2%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は1.97から1.90と縮小して、ドル円は160円台から157台の範囲で、円高方向に動きました。ドル・インデックスは週間で-1.49%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.7%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.5ポイント劣ります。

  41週は買い越しで、42週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に15.8%ポイント(日経平均に勘算すると8990円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に15.6%ポイント(日経平均に勘算すると8880円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 19.2と低下しました。 日経 VI は 週間で 32.6と上昇しました。米国市場は恐怖状態で日本市場は極度の恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+29.1%となり、200日移動平均線乖離率は+17.7%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期は上昇トレンドです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は159円台から156円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、中東戦争をめぐる停戦交渉の行方が、引き続き最大の関心事です。経済指標では生産者物価指数やニューヨーク連銀製造業景気指数、鉱工業生産指数が注目されます。また、主要金融企業の決算が発表されます。世界的には、EUの貿易統計や鉱工業生産、中国のGDP、貿易統計、鉱工業生産、小売売上高、失業率、住宅価格などの経済指標が発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲内を上振れしました。上値は3230円上回り、下値は1980円上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在56640円近辺)で、下値が25日線(現在53790円)の間での動きが想定されます。

                            

今週も日経平均は、ペルシャ湾岸での戦争の行方と原油価格に振り回される相場が続きそうですが、米国とイランの停戦が続けば、ボリンジャーバンド+2σラインに沿った動きとなりそうです。


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Friday, April 10, 2026

[2026/04/10]今後の日経平均の見通し

[市況]

49日、NYDowNASDAQは上昇しました。410日の日経平均先物は、前日比270円高で寄り付くと、午前中は200円高から720円高と上昇幅を拡げ、午後は500円高から800円高の間でもみあって、結局、550円高で取引を終えました。日経平均の終値は1028円高の56924円で、出来高は24.33億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

49日の米国市場では、停戦合意後もレバノンへの攻撃を続けていたイスラエルが、レバノンと直接交渉をおこなう意向を示していると伝わり、これを好感した買いが入りました。もっとも、中東情勢の先行きに対する警戒感は根強く、指数の上値は限定的でした。また、AIスタートアップのアンソロピックが最新のAIモデルを限定的に公開したことを受け、ソフトウエア株が目立って売られました。NYDowは続伸し、NASDAQ7日続伸しました。

410日の日本市場では、アドバンテストやフジクラなど半導体関連株に買い集まりました。また、今期業績予想を上方修正したファーストリテイリングが買われ、指数を押し上げました。きょうのところは、米国とイランの和平交渉への期待も相場の支えとなりました。日経平均は大幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+29.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+17.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上に出ました。3つの要素すべてがプラスとなり、中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+16.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が9160円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+15.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均8540円ほど割高であることを示しています

 

日経VI32.61と前日より低下し、VIX19.48と前日より低下しました。VIXは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を下回りました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.40、米国-0.63と日本が1.77ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.26ポイント(日経平均換算で3280円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.77PBR1.83となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.4%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.6%となり、日経平均の割高幅は1310円から1390円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-100円~+3190円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.92ポイントから1.87ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

410日の米国市場では、3月の消費者物価指数(CPI)や、4月のミシガン大学消費者信頼感指数などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲をやや上ぶれしました。上値は想定ラインを70円ほど上回り、下値は想定ラインを1340円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-500円(現在57570円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+500円(現在55710円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は大幅に反発しました。引き続き、米・イランの停戦が維持されれば、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Thursday, April 09, 2026

[2026/04/09]今後の日経平均の見通し

[市況]

48日、NYDowNASDAQは大幅上昇しました。49日の日経平均先物は、前日比110円高で寄り付くと、午前中は320円高から480円安と下落に転じ、午後は550円安から10円安と下落幅を縮めて、結局、120円安で取引を終えました。日経平均の終値は413円安の55895円で、出来高は22.73億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

48日の米国市場では、米国とイランが2週間の停戦とホルムズ海峡の開放で合意したことを受け、中東情勢が改善に向かうとの期待が高まり、幅広い銘柄に買い戻しが膨らみました。原油供給も正常化に向かうとの見方から原油先物価格が大幅に下落したことも支援材料となりました。NYDowは大幅に反発し、NASDAQも大幅に6日続伸しました。

49日の日本市場では、前日の大幅な株高の反動で、利益確定の売りや戻り待ちの売りが優勢となりました。イスラエルが停戦合意を無視してレバノンに大規模攻撃をおこない、これに対する報復措置としてイランが再びホルムズ海峡を封鎖したなどと伝わり、原油価格の高止まりが改めて警戒されたことも相場の重石となりました。日経平均は反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+23.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+15.8%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線の上にあり、25日線と200日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、9日線の上にあり、25日線と200日線を上回りました。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+15.5ポイントとプラス幅を縮め、日平均が8660円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.7ポイントとプラス幅を縮め、日経平均7660円ほど割高であることを示しています

 

日経VI33.85と前日より低下し、VIX21.27と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.53、米国-0.63と日本が1.90ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.39ポイント(日経平均換算で4890円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.42PBR1.81となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.8%で、こちらは3か月前より2.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.5%となり、日経平均の割高幅は3190円から1310円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-360円~+3190円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.92ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均も、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

49日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、2月のPCE価格指数、1012月期のGDP確定値などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを1160円ほど下回り、下値は想定ラインを220円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+300円(現在56650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-300円(現在54740円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は反落しました。米・イランの停戦が維持されれば、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Wednesday, April 08, 2026

[2026/04/08]今後の日経平均の見通し

[市況]

47日、NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました。48日の日経平均先物は、前日比2410円高で寄り付くと、午前中は2870円高から2130円高の間で上下し、午後は2600円高から2970円高の間でもみあって、結局、2850円高で取引を終えました。日経平均の終値は2878円高の56308円で、出来高は27.60億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

47日の米国市場では、米軍がイランの主要な原油輸出拠点であるハーグ島に対して夜間空爆を実施したと伝わり、売りが先行しました。その後は、トランプ大統領が設定したイランとの停戦交渉期限が迫るなか、楽観論と悲観論が入り乱れ、売り買いが交錯しました。結局、NYDowは反落し、NASDAQ5日続伸しました。

48日の日本市場では、パキスタン政府が「米国とイランが即時停戦に合意した」と発表したことを受け、戦闘終結に向けた協議が進展するとの期待が高まり、主力の半導体関連株を中心とした幅広い銘柄に買い戻しが膨らみました。原油先物相場が急落したことも追い風となりました。日経平均は大幅に4日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+26.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+16.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+18.8ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が10590円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+17.6ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均9910円ほど割高であることを示しています

 

日経VI36.09と前日より低下し、VIX25.77と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.43、米国-0.68と日本が1.75ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.25ポイント(日経平均換算で3090円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.91PBR1.84となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前と同水準です。また、今期予想利益の伸率は-1.7%で、こちらは3か月前より3.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず大幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.0%となり、日経平均は100円の割安から3190円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+3190円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.95ポイントから1.89ポイントに縮小して、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

48日の米国市場では、3月のFOMC議事録のほか、デルタ航空やコンステレーション・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1530円ほど上回り、下値は想定ラインを1620円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ-100円(現在57280円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-800円(現在55340円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱まりました。日経平均は大幅に4日続伸し、42日の高値を終値で大きく上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Tuesday, April 07, 2026

[2026/04/07]今後の日経平均の見通し

[市況]

46日、NYDowNASDAQは上昇しました。47日の日経平均先物は、前日比340円高で寄り付くと、午前中は470円高から260円安と下落に転じ、午後は290円安から130円高とプラス圏に戻して、結局、40円高で取引を終えました。日経平均の終値は15円高の53429円で、出来高は18.30億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

46日の米国市場では、トランプ大統領が記者会見で、イランとの交渉が「うまくいっている」と述べたことから、停戦実現への期待が高まり、買いが優勢となりました。原油先物相場が伸び悩んだことも支えとなりました。ただ、交渉の先行きは依然として不透明との見方が強く、積極的な買いは手控えられました。NYDowは反発し、NASDAQ4日続伸しました。

47日の日本市場では、米国とイランの停戦交渉の期限が迫るなか、結果を見極めたいとの雰囲気が強まり、指数は方向感に乏しい動きとなりました。大引けにかけては協議進展への期待がやや勝り、結局、日経平均は小幅に3日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+10.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率は+11.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+13.1ポイントとプラス幅を縮め、日平均が7000円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+11.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均6140円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.75と前日より上昇し、VIX24.16と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.64、米国-0.57と日本が2.07ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.57ポイント(日経平均換算で6810円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.83PBR1.75となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.6%で、こちらは3か月前より3.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日の米国市場の上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.2%となり、日経平均は80円の割高から100円の割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.95ポイントから1.95ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

47日の米国市場では、2月の耐久財受注などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを540円ほど下回り、下値は想定ラインを740円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在54890円近辺)が上値の目安に、25日線-900円(現在52750円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は小幅に3日続伸しました。引き続き、42日の高値(54258円)を終値で上回れるかどうかが、目先の注目点です。



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