日経平均の予想

Thursday, May 21, 2026

[2026/05/21]今後の日経平均の見通し

[市況]

520日、NYDowNASDAQは上昇しました。521日の日経平均先物は、前日比1490円高で寄り付くと、午前中は1430円高から2300円高と上昇幅を拡げ、午後は2380円高から1840円高と上昇幅を縮めて、結局、1840円高で取引を終えました。日経平均の終値は1879円高の61684円で、出来高は25.05億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強い状態です。

 

520日の米国市場では、長期金利の上昇一服が投資家心理を上向かせ、株買いにつながりました。トランプ米大統領がイランとの交渉について「最終段階にある」と述べたことや、複数の石油タンカーがホルムズ海峡を通過したとの報道を受けて原油価格が下落し、インフレへの警戒感が後退しました。また、エヌビディアの決算への期待が、半導体株を押し上げました。NYDowは反発し、NASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

521日の日本市場では、前日の米ハイテク株高やエヌビディアの好決算を受けてAI・半導体関連株に買いが集まり、相場全体を押し上げました。わけてもソフトバンクグループはストップ高まで上昇し、1銘柄で日経平均を800円ほど押し上げました。韓国のKOSPIをはじめ、アジアの株価指数が総じて上昇したことも追い風となりました。日経平均は6営業日ぶりに大幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にありますが、25日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+32.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+21.0%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線の下にありますが、200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+7.2ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が4440円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+16.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均9870円ほど割高であることを示しています

 

日経VI27.98と前日より低下し、VIX17.43と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.87、米国+0.09と日本が2.96ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.46ポイント(日経平均換算で21610円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、4月の小売売上高は市場予想に一致しました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の住宅市場指数、3月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.78PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+8.5%で、こちらは3か月前より7.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.1%となり、日経平均の割安幅は1120円から70円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1120円~+670円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.88ポイントから1.85ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

521日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、4月の住宅着工件数、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数のほか、ウォルマート、ディア、ラルフ・ローレン、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格、長期金利も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1250円ほど上回り、下値は想定ラインを1640円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+500円(現在62540円近辺)が上値の目安に、25日線+200円(現在60490円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は6営業日ぶりに大幅に反発し、25日線を上回りましたが、米国とイランの停戦交渉の不透明感は拭えず、憶測に振り回される相場となる可能性が高そうです。



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Wednesday, May 20, 2026

[2026/05/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

519日、NYDowNASDAQは下落しました。520日の日経平均先物は、前日比30円安で寄り付くと、午前中は30円安から1540円安と下落幅を拡げ、午後は1530円安から910円安と下落幅を縮めて、結局、1180円安で取引を終えました。日経平均の終値は746円安の59804円で、出来高は27.83億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

519日の米国市場では、原油価格の高止まりを受けてインフレへの懸念が強まり、長期金利が一時4.68%20251月以来の高水準を付けたことから、相対的に割高感の強まった株式は売りが優勢となりました。エヌビディアの決算発表を20日に控えて様子見ムードが強まったという面もありました。NYDowは反落し、NASDAQ3日続落しました。

520日の日本市場では、世界的な金利上昇への警戒感が投資家心理の重石となるなか、AI・半導体関連銘柄に利益確定の売りが出て、指数を下押ししました。一方で、医薬品や小売など金利上昇の影響を受けにくい銘柄や、金利上昇が追い風になる銀行株の一角には買いが向かいました。日経平均は5日続落し、節目の6万円を終値で割り込みました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+22.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+17.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.4ポイントとプラス幅をやや拡げ、日平均が3230円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+13.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均8310円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.96と前日より低下し、VIX18.17と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.04、米国+0.14と日本が3.18ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.68ポイント(日経平均換算で24290円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、4月の小売売上高は市場予想に一致しました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の住宅市場指数、3月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.20PBR1.80となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.6ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+8.6%で、こちらは3か月前より9.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.8%となり、日経平均の割安幅は320円から1120円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1120円~+2200円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.84ポイントから1.88ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

520日の米国市場では、4月のFOMC議事要旨のほか、エヌビディア、インチュイット、ハズブロ、ターゲット、アナログ・デバイセズ、ロウズ・カンパニーズ、プログレッシブ・コープ、ノードソンなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格、長期金利も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを880円ほど下回り、下値は想定ラインを210円ほど下回りました。目先は、25日線+500円(現在60600円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+100円(現在58350円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は5日続落し、25日線を下回りました。エヌビディアの決算次第ではあるものの、下落傾向はしばらく続きそうです。



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Tuesday, May 19, 2026

[2026/05/19]今後の日経平均の見通し

[市況]

518日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。519日の日経平均先物は、前日比940円高で寄り付くと、午前中は960円高から200円安と下落に転じ、午後は350円安から220円高の間で上下して、結局、220円高で取引を終えました。日経平均の終値は265円安の60550円で、出来高は27.19億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

518日の米国市場では、中東情勢の先行き不透明感が投資家心理の重石となるなか、原油高が嫌気され、半導体株に利益確定の売りが向かいました。一方で、ソフトウエア関連や消費関連株の一角には買いが入り、指数を支えました。結局、NYDowは反発し、NASDAQは続落しました。

519日の日本市場では、日経平均が前日まで3日続落しているとあって、自律反発狙いの買いが先行しましたが、買い一巡後は前日の米株式市場で半導体株が売られた流れを受け、半導体関連株や電線株に売りが優勢となりました。一方で、相対的に出遅れ感のあった銀行株などには買いが向かい、相場の下値を支えました。日経平均は4日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+27.5%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+19.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.3ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3210円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+14.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均8960円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.94と前日より上昇し、VIX17.81と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.00、米国+0.10と日本が3.10ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.60ポイント(日経平均換算で23170円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、4月の小売売上高は市場予想に一致しました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の住宅市場指数、3月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.32PBR1.81となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+8.6%で、こちらは3か月前より8.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.5%となり、日経平均の割安幅は260円から320円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-320円~+2970円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.90ポイントから1.84ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

519日の米国市場では、4月の中古住宅販売仮契約指数のほか、ホームデポやキーサイト・テクノロジーズなどが注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格、長期金利も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを510円ほど下回り、下値は想定ラインを610円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在61470円近辺)が上値の目安に、25日線-600円(現在59340円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は4日続落しました。半導体関連株の動き次第ですが、25日線付近で反転できるかどうかは、不透明になってきました。



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Monday, May 18, 2026

[2026/05/18]今後の日経平均の見通し

[市況]

515日、NYDowNASDAQは下落しました。516日の日経平均先物は、前日比380円安で寄り付くと、午前中は220円安から1620円安と下落幅を拡げ、午後は860円安から1510円安の間で上下して、結局、1380円安で取引を終えました。日経平均の終値は593円安の60815円で、出来高は26.75億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

515日の米国市場では、インフレへの警戒感を背景に長期金利が上昇したことから、株式の相対的な割高感が意識され、売りが優勢となりました。また、短期的に上げ過ぎとの見方から半導体関連銘柄に利益確定の売りが出たことも指数の重石となりました。結局、NYDowは反落し、NASDAQ3日ぶりに反落しました。

518日の日本市場では、前週末の米株式市場で主要3指数がそろって下落したことや、長期金利の上昇傾向が重石となり、運用リスク回避目的の売りが優勢となりました。ただ、キオクシアなど一部の好業績銘柄には買いが向かい、相場の下値を支えました。日経平均は3営業日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+29.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+20.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+6.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3710円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+15.9ポイントとプラス幅を縮め、日経平均9670円ほど割高であることを示しています

 

日経VI30.79と前日より上昇し、VIX18.42と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.66、米国+0.11と日本が2.77ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.27ポイント(日経平均換算で18740円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP速報値は前期比年率2.0増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、4月の小売売上高は市場予想に一致しました。一方、5月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、4月のISM製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利上げペースが早まるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、4月の中古住宅販売件数、4月の住宅市場指数、1月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが落ちるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.58PBR1.82となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.8%となり、これは3か月前より0.9ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+3.9%で、こちらは3か月前より4.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.4%となり、日経平均は670円の割高から260円の割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-260円~+2970円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.90ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

518日の米国市場では、5月の住宅市場指数などが注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格、長期金利も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを840円ほど下回り、下値は想定ラインをとほぼ一致しました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在61910円近辺)が上値の目安に、25日線-300円(現在59480円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日続落しました。引き続き、25日線付近で反転できるかどうかが、次の注目点です。



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Saturday, May 16, 2026

[2026/5/17]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、13月期決算好調銘柄への買いと、長期金利の上昇による株式の割高感が交錯し、株価指数は週間ではまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:-0.17%, NASDAQ:-0.08%, S&P500:+0.13%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が1.14ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER22.2に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER19.0との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに1.14ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER24.2程度になる。又は、日経平均が78,340円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は16,930円ほど割安です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、16,930円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+9.8%となりました。3ヶ月前に比べて+0.7%ポイント改善しています。利益伸び率は+3.9%となりました。3ヶ月前に比べて+4.6%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.89から1.89と変わらず、ドル円は156円台から158台の範囲で、円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+1.46%上昇しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.7%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.5ポイント劣ります。

  51週は買い越しで52週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、②が強気材料で、①が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に7.5%ポイント(日経平均に勘算すると4,610円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に17.3%ポイント(日経平均に勘算すると10,620円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 18.4と上昇しました。 日経 VI は 週間で 29.7と低下しました。米国市場は楽観的状態で日本市場は恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線の下にあり、25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+33.8%となり、200日移動平均線乖離率は+21.5%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、25日線・200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から160円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、NVIDIAの決算発表が最大の試金石となるでしょう。また、中東の地政学的緊張は引き続き注目の的です。経済イベントでは、前回のFOMC議事録や住宅価格データに加え、PMI、地域連銀指数、ミシガン大学消費者信頼感指数が公表されます。世界的には、ユーロ圏のPMI、英国のインフレ率、失業率、小売売上高、中国の鉱工業生産、小売売上高、失業率、住宅価格、固定資産投資、日本の第1四半期のGDPなどが発表される予定です。

 

先週の日経平均は、想定範囲を下振れしました。上値は480円ほど下回り、下値は1000円ほど下回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+1σ(現在61940円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-1σ(現在57020円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、日米の長期金利の動向が鍵となりそうです。金利がもう一段上昇するようであれば、上昇のトレンドは一服せざるを得ないでしょう。


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