日経平均の予想

Thursday, February 12, 2026

[2026/02/13]今後の日経平均の見通し

[市況]

212日、NYDowNASDAQは下落しました。213日の日経平均先物は、前日530円安で寄り付くと、午前中は70円安から770円安の間で上下し、午後は80円安から560円安と下落幅を拡げて、結局、450円安で取引を終えました。日経平均の終値は697円安の56941円で、出来高は34.10億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

212日の米国市場では、AIが既存企業の業務にとって代わるとの懸念が引き続き意識され、ソフトウエアや大型ハイテク株などに売りが出ました。資産運用など金融関連サービスもAIに代替されるとの見方から、金融株の下げも目立ちました。一方、消費関連株などディフェンシブ株には買いが向かいました。NYDowは続落し、NASDAQ3日続落しました。

213日の日本市場では、短期的な過熱感が意識され、幅広い銘柄に利益確定の売りが優勢となりました。前日の米株安も投資家心理の重石となりました。ただ、日本株の先高観は根強く、売り一巡後は好決算銘柄などへの押し目買いが指数の下値を支えました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+42.4%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+26.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下に抜けました。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+23.4ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が13320円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+18.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均10700円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.21と前日よりやや上昇し、VIX20.83と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.65、米国-0.41と日本が2.24ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.53ポイント(日経平均換算で7040円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の79月期のGDP改定値は前期比年率4.4%増で、速報値の4.3%増を上回りました。また、79月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、1月のISM製造業景況指数、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数、11月の耐久財受注、11月の製造業受注、12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回りました。一方、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。一方、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数、10月の新築住宅販売件数数、10月の住宅着工件は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.63PBR1.85となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+0.1%で、こちらは3か月前より5.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.6%となり、日経平均の割高幅は3540円から3490円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1600円~+3870円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.96ポイントから1.91ポイントに縮小しました。ドル円相場は方向感なく推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

213日の米国市場では、1月の消費者物価指数(CPI)のほか、モデルナなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを540円ほど下回り、下値は想定ラインを20円ほど下回りました。目先はボリンジャーバンド+2σ+100円(現在57270円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ+500円(現在56090円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は続落しました。米国市場の動き次第ではありますが、上昇中のボリンジャーバンド+2σに沿った動きが続く可能性はまだ残されています。



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Wednesday, February 11, 2026

[2026/02/12]今後の日経平均の見通し

[市況]

211日、NYDowNASDAQは下落しました。212日の日経平均先物は、前日40円高で寄り付くと、午前中は60円高から460円安と下落に転じ、午後は140円安から680円安と下落幅を拡げて、結局、610円安で取引を終えました。日経平均の終値は10円安の57639円で、出来高は30.60億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

211日の米国市場では、1月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったことが好感され、買いが先行しました。一方で、利下げ観測の後退が相場の重石となり、株価指数は次第に上昇幅を縮めました。AIがソフトウエアやコンサルティング企業の脅威になるとの見方も、引き続き重石となりました。結局、NYダウは反落し、NASDAQは続落しました。

212日の日本市場では、短期的な過熱感が意識され、利益確定の売りが優勢となりました。外国為替市場で円相場が円高ドル安方向に推移したことも重石となりました。日経平均は4営業日ぶりに反落しましたが、高市政権の経済政策への期待は根強く、取引時間中には初めて58000円台に乗せる場面もありました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+47.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+28.4%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+22.9ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が13200円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+19.1ポイントとプラス幅を縮め、日経平均11010円ほど割高であることを示しています

 

日経VI34.10と前日より低下し、VIX17.65と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を大きく上回り、30に達しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.58、米国-0.34と日本が2.24ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.54ポイント(日経平均換算で7250円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の79月期のGDP改定値は前期比年率4.4%増で、速報値の4.3%増を上回りました。また、79月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、1月のISM製造業景況指数、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数、11月の耐久財受注、11月の製造業受注、12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回りました。一方、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.0万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。一方、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数、10月の新築住宅販売件数数、10月の住宅着工件は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.83PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.2ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は-0.6%で、こちらは3か月前より6.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.7%となり、日経平均の割高幅は3870円から3540円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+1300円~+3870円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.97ポイントから1.96ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

212日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、1月の中古住宅販売件数のほか、アプライド・マテリアルズ、エアビーアンドビー、パシフィックガス&エレクトリック、アメリカン・エレクトリック・パワー、エクスペディアなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを320円ほど下回り、下値は想定ラインを720円ほど上回りました。目先はボリンジャーバンド+3σ-800円(現在57540円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-500円(現在56330円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は小幅に反落しました。引き続き、上昇中のボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Monday, February 09, 2026

[2026/02/10]今後の日経平均の見通し

[市況]

29日、NYDowNASDAQは上昇しました。210日の日経平均先物は、前日940円高で寄り付くと、午前中は900円高から1980円高と上昇幅を拡げ、午後は1780円高から1470円高と上昇幅を縮めて、結局、1540円高で取引を終えました。日経平均の終値は1286円高の57650円で、出来高は29.09億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

29日の米国市場では、AIが既存のソフトウエアにとって代わる「SaaSの死」は過度に警戒されているとの見方が浮上し、ソフトウエア株や半導体株に買い戻しが入りました。ビットコイン価格の下落が一服したことも安心材料となりました。ただ、前週末の大幅な株高の反動で利益確定の売りも出やすく、指数はマイナス圏で推移する場面もありました。結局、NYDowは小幅に続伸し、NASDAQも続伸しました。

210日の日本市場では、衆院選での与党自民党の大勝を材料視した海外勢からの買いが続き、指数を押し上げました。前日の米株式市場でハイテク株が買われたことも追い風となりました。もっとも、翌日が休場とあって利益確定の売りも出やすく、午後はさらに上値を追う動きとはなりませんでした。日経平均は大幅に3日続伸し、連日で最高値を更新しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+48.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+28.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+22.3ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が12860円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+19.2ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均11070円ほど割高であることを示しています

 

日経VI35.77と前日より低下し、VIX17.36と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を大きく上回り、30に達しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.55、米国-0.33と日本が2.22ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.51ポイント(日経平均換算で6940円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の79月期のGDP改定値は前期比年率4.4%増で、速報値の4.3%増を上回りました。また、79月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、1月のISM製造業景況指数、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数、11月の耐久財受注、11月の製造業受注、12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回りました。一方、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の12月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.0万人増で、市場予想の7.3万人増を下回りました。一方、失業率は4.4%で、前月の4.6%から改善されました。雇用は中立的で、FRB利下げペースに影響を与えるほどではないと受け止められています

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数、10月の新築住宅販売件数数、10月の住宅着工件は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER20.98PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.2ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は-1.0%で、こちらは3か月前より6.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+6.4%となり、日経平均の割高幅は1600円から3410円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+290円~+3410円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.96ポイントから1.97ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

210日の米国市場では、12月の小売売上高のほか、フォード・モーター、デュポン、CVSヘルス、コカ・コーラ、マリオット・インターナショナル、インサイト、デューク・エナジー、ギリアド・サイエンシズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資やソフトウエア事業の先行きも株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを420円ほど上回り、下値は想定ラインを680円ほど上回りました。目先はボリンジャーバンド+3σ(現在57540円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ(現在56230円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は大幅に3日続伸し、連日で史上最高値を更新しました。引き続き、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Sunday, February 08, 2026

[2026/02/09]今後の日経平均の見通し

[市況]

26日、NYDowNASDAQは大幅上昇しました。2月9日の日経平均先物は、前日3590円高で寄り付くと、午前中は3590円高から2230円高と上昇幅を縮め、午後は2440円高から1650円高と上昇幅を縮めて、結局、1650円高で取引を終えました。日経平均の終値は2110円高の56363円で、出来高は30.60億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

26日の米国市場では、ソフトウエア関連株への売りが一服したことや、ビットコインの価格が持ち直したことなどが投資家心理を支え、半導体株を中心に押し目を拾う動きが広がりました。2月のミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことも好感されました。NYDowは大幅に反発し、NASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

2月9日の日本市場では、8日投開票の衆院選で与党自民党が大勝したことから、積極財政や成長投資を掲げる高市政権の政策推進力が増すとの期待が強まり、幅広い銘柄に買いが優勢となりました。前週末の米株式市場の大幅高も追い風となりました。日経平均は大幅に続伸し、最高値を更新しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+41.9%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+26.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+20.6ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が11610円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+16.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均9410円ほど割高であることを示しています

 

日経VI35.82と前日より低下し、VIX17.76と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回り、30に達しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.46、米国-0.29と日本が2.17ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.9)1.7ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.47ポイント(日経平均換算で6210円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「南米や中東、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の79月期のGDP改定値は前期比年率4.4%増で、速報値の4.3%増を上回りました。また、79月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、1月のISM製造業景況指数、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数、11月の耐久財受注、11月の製造業受注、12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回りました。一方、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、12月の消費者物価指数、12月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は93負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の12月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.0万人増で、市場予想の7.3万人増を下回りました。一方、失業率は4.4%で、前月の4.6%から改善されました。雇用は中立的で、FRB利下げペースに影響を与えるほどではないと受け止められています

 

米国の住宅関連の指標は:

12月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、12月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅市場指数、10月の新築住宅販売件数数、10月の住宅着工件は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、1月のFOMCでは4会合ぶりに政策金利を据え置きました。市場は、パウエル議長が在任中に追加利下げをする可能性は低いと見ています。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、1月の金融政策決定会合では政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER21.12PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は-2.1%で、こちらは3か月前より6.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+3.0%となり、日経平均の割高幅は1300円から1600円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+290円~+1770円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.96ポイントから1.96ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

29日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。ロウズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、AI関連投資の先行きや長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを2130円ほど上回り、下値は想定ラインを1270円ほど上回りました。目先はボリンジャーバンド+3σ(現在56570円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+2σ-100円(現在55410円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、30を上回る高水準にあります。信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は大幅に続伸し、史上最高値を大きく更新しました。目先は、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Saturday, February 07, 2026

[2026/02/08]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、AIエージェントの登場により、ソフトウエア関連株や半導体関連株が売られた一方、ディフェンシブ銘柄が買われ、株価指数は週間ではまちまちとなりました。

週間変動率 NYダウ:+2.50%,NASDAQ:-1.84%, S&P500:-0.10%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.70ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER22.1に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER20.3との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.70ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER23.7程度になる。又は、日経平均が63,280円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は9,030円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、9,030円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。今週は、NYダウが25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.8%となりました。3ヶ月前に比べて同水準です。利益伸び率は-2.1%となりました。3ヶ月前に比べて+4.2%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は2. 00から2. 00と横這いでしたが、ドル円は154円台から157台の範囲で、円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+0.55%上昇しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.9%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.7ポイント劣ります。

  14週は買い越しで、21週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に16.1%ポイント(日経平均に勘算すると8730円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に12.2%ポイント(日経平均に勘算すると6620円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 17.8と上昇しました。 日経 VI は 週間で 39.0と上昇しました。米国市場はやや楽観的状態で日本市場は高所恐怖症状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+30.1%となり、200日移動平均線乖離率は+21.8%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、AIエージェント・ショック、FRBによる今年の利下げ頻度、最高裁によるトランプ関税の違憲判断、ドンロー主義を推し進めることの市場への影響などが当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は155円台から158円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、雇用統計、消費者物価指数(CPI)、小売売上高に加え、マクドナルド、コカ・コーラ、シスコ、Tモバイル、アプライド・マテリアルズなどの決算が注目されます。世界的には、英国の第4四半期GDP、中国のインフレ指標、日本の総選挙が今週の主要な焦点となります。

 

先週の日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は450円下回り、下値は190円下回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在55230円近辺)で、下値が25日線(現在53140円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、衆議院議選挙結果に大きく影響される展開となりそうですが、先週末の夜間に日経平均先物価格は、すでに56000円を超えて最高値を更新しています。


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