日経平均の予想

Saturday, September 05, 2026

[2026/9/6]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、9月のFOMCで利上げの有無をめぐり思惑が交錯して、株価指数は週間ではまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:-0.27%, NASDAQ:+0.40%, S&P500:+0.09%

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、原油高などによるインフレと金利上昇よる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.01ポイント割高となっています。割高の要因はS&P500PER21.2に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.4との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.01ポイント縮小する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER17.44程度になる。又は、日経平均が65,160円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は140円ほど割高です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、やや魅力的とも言えます。先週、日本市場は割高に転換しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYDow25日線の上に戻れるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+11.0%となりました。3ヶ月前に比べて+0.3%ポイント改善しています。利益伸び率は+17.8%となりました。3ヶ月前に比べて+8.2%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.81から1.88と拡大したものの、ドル円は160円台から155台で、円高方向に推移しました。ドル・インデックスは週間で-0.52%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+5.8%と予想されていますので、この面では日本市場の方が2.9ポイント劣ります。

  84週は売り越しでした。91週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、③が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に1.8%ポイント(日経平均に勘算すると1,170円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に3.3%ポイント(日経平均に勘算すると2,150円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 14.5とやや上昇しました。 日経 VI は 週間で 27.2と上昇しました。米国市場は楽観状態で日本市場はやや恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の下にあります。総合乖離率は+6.1%となり、200日移動平均線乖離率は+10.2%となりました。2つの要因がプラスですので、中期トレンドには黄信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化にともなう長期金利上昇と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期はもみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期は下降トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は157円台から154円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、イランと米国の間で攻撃が激化し、エネルギー供給への打撃は長期化する見込みのなか、FRB9月の政策決定に影響する消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が注目されます。世界的には、ECBのによる政策金利決定、ドイツの鉱工業生産指数、中国の貿易動向や消費者物価指数(CPI)、日本の生産者物価指数(PPI)などが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲内を下振れしました。上値は1440円ほど下回り、下値は560円ほど下回りました。

今週の日経平均葉の想定範囲は、上値が25日線(現在66070円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-2σ(現在63280円)の間での動きが想定されます。

                            

今週の日経平均は、中東情勢の不透明感と米国の9月利上げの有無の見通しが影響しそうです。米長期金利の先高観が続けば、軟調な展開が続きそうです。


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Friday, September 04, 2026

[2026/09/04]今後の日経平均の見通し

[市況]

93日、NYDowNASDAQは上昇しました。94日の日経平均先物は、前日比430円高で寄り付くと、午前中は70円高から680円高と上昇幅を拡げ、午後は500円高から980円高と上昇幅を拡げて、結局、790円高で取引を終えました。日経平均の終値は806円高の65020円で、出来高は22.10億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

93日の米国市場では、FRBのウォラー理事が講演で「インフレ鈍化の兆しが見られ始めている」と述べ、次回のFOMCでは政策金利の据え置きを支持するとの考えを示したことから、早期利上げ観測が後退し、株式には買いが優勢となりました。また、ビッグデータ管理・解析のスノーフレイクが好決算をきっかけに大幅高となり、他のソフトウエア関連株にも買いが波及しました。NYDowNASDAQは続伸しました。

94の日本市場では、前日の米株式相場で超大型テック株が上昇した流れを受け、AI・半導体関連株に買いが入り、指数を押し上げました。一方、外国為替市場で円相場が対ドルで上昇していることから、自動車株や商社株には売りが向かいました。日経平均は5営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+6.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+10.2%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から青信号に変わりました中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+1.4ポイントとプラス幅を縮め、日平均が910円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+2.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が1760円ほど割高であることを示しています

 

日経VI27.19と前日より低下し、VIX14.15と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.85、米国+0.03と日本が2.88ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.03ポイント(日経平均換算で330円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値1.5%増と一致しました。また、46月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標66負で、景気・金利の両面で中立です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.41PBR1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.1%で、こちらは3か月前より8.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.6%となり、日経平均の割安幅は830円から400円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1220円~+190円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.83ポイントから1.86ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

93日の米国市場では、8月の雇用統計などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを110円ほど上回り、下値は想定ラインを750円ほど上回りました。目先は、25日線-400円(現在65670円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-700円(現在63970円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は5日ぶりに反発しましたが、安値更新銘柄は前日より増加しており、リバウンドが続くかどうかは微妙なところです。



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Thursday, September 03, 2026

[2026/09/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

92日、NYDowNASDAQは上昇しました。93日の日経平均先物は、前日比230円高で寄り付くと、午前中は410円高から220円安の間で上下し、午後は270円高から590円安の間で上下して、結局、120円安で取引を終えました。日経平均の終値は111円安の64214円で、出来高は21.88億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

92日の米国市場では、足元の株安を受け、主力株の一角に短期的な戻りを見込んだ買いが入りました。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利上げに慎重な姿勢を示し、早期利上げ観測がやや後退したことも追い風となりました。エヌビディアやデル・テクノロジーズなど、個別に材料の出た銘柄の上昇も目立ちました。一方、原油先物相場の上昇は引き続き相場の重石となりました。NYDowNASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

93の日本市場では、自律反発狙いの買いと、金利上昇や原油高を嫌気した売りが交錯しました。KOSPI(韓国総合株価指数)や台湾加権指数が下落に転じた場面では、AI・半導体関連銘柄に売りが出て日経平均も連れ安しましたが、大引けにかけては下げ幅を縮めました。日経平均は4日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+2.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+1.7ポイントとプラス幅を縮め、日平均が1090円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+2.6ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が1670円ほど割高であることを示しています

 

日経VI28.32と前日より上昇し、VIX15.26と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.91、米国+0.04と日本が2.95ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で510円ほど)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値1.5%増と一致しました。また、46月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

7月の製造業受注、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、7月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.09PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より8.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.3%となり、日経平均の割安幅は1220円から830円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1220円~+330円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.82ポイントから1.83ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

93日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、7月の貿易収支、8月のISM非製造業景況指数のほか、シエナやルルレモン・アスレティカなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを520円ほど下回り、下値は想定ラインを240円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+400円(現在64730円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+200円(現在62920円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は4日続落し、安値を切り下げました。ボリンジャーバンド-2σ(現在62721円)を下回らずにリバウドできるかどうかが、次の注目点です。



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Wednesday, September 02, 2026

[2026/09/02]今後の日経平均の見通し

[市況]

91日、NYDowNASDAQは下落しました。92日の日経平均先物は、前日比1370円安で寄り付くと、午前中は1220円安から1910円安と下落幅を拡げ、午後は1930円安から1630円安の間でもみあって、結局、1800円安で取引を終えました。日経平均の終値は1889円安の64325円で、出来高は24.19億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

91日の米国市場では、中東情勢の混迷を背景に原油先物相場が大幅に上昇したことから、株式には売りが優勢となりました。インフレへの警戒から世界的に金利の上昇が進んでいることや、米早期利上げ観測が強いことも投資家心理の重石となりました。NYDowNASDAQ3日続落しました。

92の日本市場では、前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、幅広い銘柄に売りが優勢となりました。原油高によるインフレ圧力の高まりを受け、当局は引き締め的な金融政策をとらざるをえない、との観測が、リスク回避目的の売りにつながりました。日経平均は大幅に3日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線を下回りました。短期トレンドは青信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+3.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+2.4ポイントとプラス幅を縮め、日平均が1540円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が2250円ほど割高であることを示しています

 

日経VI25.55と前日より低下し、VIX16.33と前日より上昇しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.88、米国+0.08と日本が2.96ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.05ポイント(日経平均換算で600円ほど)割安の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値1.5%増と一致しました。また、46月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

8月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標48負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.04PBR1.87となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.9%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より8.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.8%となり、日経平均は150円の割高から1220円の割安に転換小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1220円~+330円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.80ポイントから1.82ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

92日の米国市場では、8月のADP雇用統計や、7月の製造業受注、ベージュブックのほか、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ブロードコム、ネットアップなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1950円ほど下回り、下値は想定ラインを1020円ほど下回りました。目先は、25日線-700円(現在65130円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-800円(現在63220円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に3日続落しました。825日の安値(64609円)を下回ったので、下降トレンドに戻ったとみてよさそうです。



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Tuesday, September 01, 2026

[2026/09/01]今後の日経平均の見通し

[市況]

831日、NYDowNASDAQは下落しました。91日の日経平均先物は、前日比600円安で寄り付くと、午前中は870円安から20円安と下落幅を縮め、午後は330円安から110円高と一時上昇に転じて、結局、300円安で取引を終えました。日経平均の終値は96円安の66215円で、出来高は22.78億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

831日の米国市場では、米軍がイランのロケット発射施設に対し攻撃をおこない、イランの革命防衛隊もこれに対し報復攻撃をおこなったと伝わり、中東情勢悪化への警戒感から、リスク回避目的の売りが優勢となりました。原油先物相場の上昇や、利上げ観測を背景とした長期金利の上昇も相場の重石となりました。一方、半導体関連の一角には買いが向かいました。NYDowNASDAQは続落しました。

91の日本市場では、前日の米株安や日米の長期金利の上昇を受け、AI・半導体関連を中心に売りが先行しました。ただ、朝方の売りが一巡すると、一部の主力株が持ち直し、相場を支える展開となりました。好業績を背景とした日本株の先高観も押し目買いを誘いました。長期金利がおよそ30年ぶりに3%台に乗せたことは投資家心理の重石となりましたが、日経平均は底堅く推移し、結局は小幅に続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+12.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+12.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+4.6ポイントとプラス幅をやや縮め、日平均が3050円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.9ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3910円ほど割高であることを示しています

 

日経VI25.98と前日より低下し、VIX14.93と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.77、米国+0.05と日本が2.82ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.09ポイント(日経平均換算で980円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値1.5%増と一致しました。また、46月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

8月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のISM製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、7月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注、7月の小売売上高、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.3万人減で、市場予想の8万人増に反して減少しました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.2%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、7月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数、7月の中古住宅販売仮契約指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、参加者の多くは「インフレ圧力次第では追加の金融引き締めが必要」と評価しています。ECBも、7月の会合では、中銀預金金利を2.25%に据え置きました。日銀も、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きましたが、報道では9月・10月利上げを視野に入れているとされています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.39PBR1.91となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE11.0%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+17.7%で、こちらは3か月前より8.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.2%となり、日経平均の割高幅は190円から150円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+150円~+530円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.80ポイントから1.80ポイントと横ばいでした。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

91日の米国市場では、8月のISM製造業景況指数や、7月のJOLTS求人件数のほか、メドトロニック、デル・テクノロジーズ、パロアルトネットワークスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを640円ほど下回り、下値は想定ラインを330円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在67170円近辺)が上値の目安に、25日線-600円(現在65150円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は小幅に続落しました。やはり、明確な方向感が出るには、より大きな材料が必要なようです。



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