日経平均の予想

Friday, July 31, 2026

[2026/07/31]今後の日経平均の見通し

[市況]

730日、NYDowNASDAQは上昇しました。731日の日経平均先物は、前日比2290高で寄り付くと、午前中は2150円高から3800円高の間で上下し、午後は3020円高から2000円高と上昇幅を縮めて、結局、2010円高で取引を終えました。日経平均の終値は2494円高の64362円で、出来高は32.14億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

730日の米国市場では、四半期決算を発表したマイクロソフトが大幅に上昇し、指数を押し上げました。前日まで下げが続いていた半導体関連株に見直し買いが入ったことや、原油先物相場が下落したことなども追い風となりました。NYDow5営業日ぶりに大幅に反発し、NASDAQ7営業日ぶりに反発しました。

731の日本市場では、前日の米株式市場でハイテク株が買われた流れを受け、AI・半導体関連株に買いが集まり、指数を押し上げました。日銀の金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まりましたが、株価には既に織り込み済みとの見方から、会合後は利益確定の売りが出て相場の上値を抑えました。日経平均は大幅に続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+8.5%とプラスに転換し、200日線との乖離率は+13.0%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中に入りました。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に戻りました。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+8.5ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が5470円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が4310円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.38と前日より低下し、VIX17.11と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.78、米国-0.05と日本が2.73ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.17ポイント(日経平均換算で1870円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長は、インフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀は、7月の金融政策決定会合では政策金利を現在の1.0%程度に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.01PBR1.91となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.7%で、こちらは3か月前より16.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.2%となり、日経平均の割安幅は4770円から2130円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-2130円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.86ポイントから1.92ポイントに拡大しましたが、ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

731日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。エクソンモービル、シェブロン、アッヴィ、イートン、コルゲート・パルモリーブ、モデルナなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1850円ほど上回り、下値は想定ラインを700円ほど上回りました。目先は、25日線-900円(現在65980円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-1100円(現在63210円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に続伸しました。25日線を上回れるか、あるいは25日線に頭を押さえられるかどうかが、次の注目点です。



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Thursday, July 30, 2026

[2026/07/30]今後の日経平均の見通し

[市況]

729日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。730日の日経平均先物は、前日比440安で寄り付くと、午前中は1140円安から550円高の間で上下し、午後は900円安から140円安の間で上下して、結局、740円安で取引を終えました。日経平均の終値は433円高の61867円で、出来高は30.04億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

729日の米国市場では、トランプ米大統領が「イランを激しく攻撃する」と述べたとの報道を受けて原油先物相場が上昇し、株式の重石となりました。半導体関連株への売りも続きました。FOMCでは金利の据え置きが決まりましたが、金融政策の不透明感が嫌気され、株式には売りが広がりました。NYDow4営業日ぶりに大幅反落し、NASDAQ6日続落しました。

730の日本市場では、前日の米株安を受けて売りが先行しましたが、前日までの株安の反動でAI・半導体関連株に見直し買いが入り、相場を押し上げました。ただ、KOSPI(韓国総合株価指数)が下落に転じたことや、中東情勢の先行き不透明感などが重石となり、午後には主力株に売りが出て、指数は伸び悩みました。日経平均は3日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-3.6%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率は+8.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下に抜けました。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+7.1ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が4390円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2290円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.79と前日より上昇し、VIX18.35と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.89、米国-0.09と日本が2.80ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.10ポイント(日経平均換算で1020円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、7月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、ウォーシュ議長はインフレ目標はあくまで2%であると強調しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.59PBR1.86となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.2%で、こちらは3か月前より14.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず、上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-7.1%となり、日経平均の割安幅は5970円から4770円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-2980円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.89ポイントから1.86ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均も、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

730日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、46月期のGDP速報値、PCEデフレーターのほか、アップル、アマゾン、コインベース、マスターカード、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ、ヤム・ブランズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを20円ほど下回り、下値は想定ラインを930円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ-800円(現在63650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ-500円(現在61250円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発しましたが、上昇の勢いは弱く、ボリンジャーバンド-2σに沿った動きは、まだ続きそうです。



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Wednesday, July 29, 2026

[2026/07/29]今後の日経平均の見通し

[市況]

728日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。729日の日経平均先物は、前日比110高で寄り付くと、午前中は850円高まで上昇したのち1130円安まで下落し、午後は1880円安から50円高とプラス圏に戻して、結局、50円高で取引を終えました。日経平均の終値は930円安の61434円で、出来高は36.08億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

728日の米国市場では、シャーウィン・ウィリアムズやコカ・コーラ、ボーイングなど、好決算を発表した銘柄を中心に買いが入りました。また、原油先物相場の下落も追い風となりました。一方、AI・半導体分野における中国企業の台頭や、米企業によるAI投資の収益性をめぐる懸念などが重石となり、AIインフラ関連株へは売りが続きました。結局、NYDow3日続伸し、NASDAQ5日続落しました。

729の日本市場では、前日の大幅な株安の反動で自律反発狙いの買いが先行しましたが、買い一巡後は戻り待ちの売りが優勢となりました。また、28日のKOSPI(韓国総合株価指数)が下落に転じたことが、AI・半導体関連株への売りを促しました。28日に熊本県で震度7を観測した地震が国内の生産や供給網に悪影響を与えるとの懸念も重石となりました。日経平均は続落し、およそ2か月ぶりの安値となりました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-5.8%とマイナス幅を拡げ、200日線との乖離率は+8.2%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+4.6ポイントとプラス幅を縮め、日平均が2830円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+0.7ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が430円ほど割高であることを示しています

 

日経VI39.52と前日より低下し、VIX18.20と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.09、米国-0.13と日本が2.96ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.06ポイント(日経平均換算で620円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.6%で、市場予想の+1.3%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.22PBR1.82となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.1%で、こちらは3か月前より13.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-8.8%となり、日経平均の割安幅は5780円から5970円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5970円~-2640円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.86ポイントから1.89ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

729日の米国市場では、FOMCおよびウォーシュFRB議長の会見のほか、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、クアルコム、P&GADP、ボストン・サイエンティフィック、アンフェノール、ゼネラル・ダイナミクス、スターバックス、ラムリサーチなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲をやや下ぶれしました。上値は想定ラインを110円ほど下回り、下値は想定ラインを270円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-2σ+1200円(現在63650円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-3σ+1100円(現在61020円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は続落し、昨日の安値を下回りました。ボリンジャーバンド-2σに沿った動きは、まだ続きそうです。



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Tuesday, July 28, 2026

[2026/07/28]今後の日経平均の見通し

[市況]

727日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。728日の日経平均先物は、前日比1370安で寄り付くと、午前中は1370円安から3160円安と下落幅を拡げ、午後は3160円安から2530円安の間でもみあって、結局、2770円安で取引を終えました。日経平均の終値は2566円安の62364円で、出来高は25.93億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

727日の米国市場では、米国とイランによる攻撃の応酬が一服したことを背景に、原油先物相場が下落したことから、投資家の運用リスクを取る姿勢が強まりました。ただ、AIインフラの資金調達や過剰投資をめぐる警戒感から、半導体関連株には売りが優勢となりました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQ4日続落しました。

728の日本市場では、半導体関連株が軒並み売られ、指数を押し下げました。前日の米株式市場で半導体関連株が売られたことや、28日のKOSPI(韓国総合株価指数)が急落したことに加え、中国の政府系企業が深紫外線露光装置の製造を始めたとの報道を受けて競争激化への懸念が強まったことも重石となりました。日経平均は大幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-1.5%とマイナスに転じ、200日線との乖離率は+10.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に抜けました。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+6.2ポイントとプラス幅を縮め、日平均が3870円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が2180円ほど割高であることを示しています

 

日経VI41.14と前日より上昇し、VIX18.68と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.04、米国-0.13と日本が2.91ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.01ポイント(日経平均換算で90円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.28PBR1.82となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.6%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.3%で、こちらは3か月前より13.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず、大幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-8.5%となり、日経平均の割安幅は2980円から5780円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-5780円~-2640円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.87ポイントから1.86ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

728日の米国市場では、5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数や、7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数のほか、コカ・コーラ、ボーイング、キャリア・グローバル、ヒルトン・ワールドワイド、シャーウィン・ウィリアムズ、ロイヤル・カリビアン、ビザ、フォード・モーター、KLAなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを1220円ほど下回り、下値は想定ラインを1530円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-2σ+800円(現在64160円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-3σ+800円(現在61920円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は大幅に反落し、717日の安値を終値で下回りました。この先も、ボリンジャーバンド-2σに沿った動きが続きそうです。



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Monday, July 27, 2026

[2026/07/27]今後の日経平均の見通し

[市況]

724日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。727日の日経平均先物は、前日比820高で寄り付くと、午前中は1080円高から370円安と下落に転じ、午後は40円安から610円高とプラス圏に戻して、結局、610円高で取引を終えました。日経平均の終値は320円高の64931円で、出来高は22.70億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

724の米国市場では、「パキスタンが米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の再開を模索している」との報道を受けて原油高が一服したことから、セールスフォースやIBM、アップルなど主力株に買いが入りました。一方、インテルやエヌビディア、サンディスクやマイクロン・テクノロジーなどAI・半導体関連銘柄には売りが目立ちました。結局、NYDow3日ぶりに反発し、NASDAQ3日続落しました。

727の日本市場では、米国とイラン双方が攻撃の停止を表明したことから、中東の緊張が緩和に向かうとの期待が高まり、幅広い銘柄に買いが向かいました。東証プライム市場では9割近くの銘柄が値上がりしました。一方、前週末の米株式市場でAI・半導体関連銘柄が売られた流れを受けて日本市場でも同種株が売られ、相場の重石となりました。結局、日経平均は反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+10.5%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+14.7%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+10.6ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が6880円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+8.7ポイントと前日比横ばいで、日経平均が5650円ほど割高であることを示しています

 

日経VI32.41と前日より低下し、VIX17.63と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.82、米国-0.11と日本が2.71ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.19ポイント(日経平均換算で2090円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP確定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の耐久財受注、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、6月の鉱工業生産指数、6月の小売売上高、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のISM製造業景況指数、6月のISM非製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%からやや改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

6月の新築住宅販売件数、6月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、6月の中古住宅販売仮契約指数、7月の住宅市場指数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.91PBR1.89となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+12.2%で、こちらは3か月前より13.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.3%となり、日経平均の割安幅は3730円から2980円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-3730円~-2410円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.92ポイントから1.87ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均も、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

727日の米国市場では、6月の耐久財受注などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを590円ほど下回り、下値は想定ラインを420円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在66310円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+100円(現在64100円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は反発し、個別銘柄は買い優勢ですが、AI・半導体関連銘柄は軟調なので、目先、ボリンジャーバンド-2σに沿った動きが続きそうです。



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