日経平均の予想: <071023>日経平均の今後の見通し

Tuesday, October 23, 2007

<071023>日経平均の今後の見通し

22日のNYSEとNASDAQが小幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比50円ほど高く寄り付き、その後前場に一時20円安となる場面も有りましたが、後場戻しましたが、引け際に下げ結局12円高で引けました。外人は100万株の売り越しとなり、出来高は14.6億株と一段の低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-111とマイナス幅は縮小しました。
米国株式市場は売り一巡後にハイテク株が底堅い動きとなりました。日本市場ではここ2日の666円の下げの割には反発幅は小さく、出来高も少なく、エネルギーがありません。今日も重要な節目である16500円を抜けず、方向感がハッキリしません。昨日の安値の16250円近辺で上昇トレンドの下値抵抗線到達と考えられますので、明日以降に節目の上に戻せずに、昨日の安値を割るようだと短期上昇トレンドに赤信号が灯りそうです。
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-9.6%とマイナス幅が縮小、200日線との乖離率は-4.9%とマイナス幅が縮小。中期的なトレンドとしては、微妙な位置です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が12.8ポイント下回り、日本市場は、売られ過ぎが続いています。なかなか、この状況から脱することが出来ませんが、政局と企業業績が改善すれば、この差が埋まるものと思われます。
日米とも企業の業績発表に左右される時期になってきましたので、今後は、企業業績と日本の政局の行方や外人売りの動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。米国企業業績悪化から、日経平均は25日線を大きく割ってきましたので、正念場となりました。
ここからの日経平均の想定される動きは、
①ここから反騰する場合は200日線を目安として上昇、
②ボリンジャーバンド下限15900円近辺まで下げて反騰する場合は窓埋めとなる16720円を目安として上昇、
の2つのケースを念頭に置けば良いと思います。

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