10/01日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比180円ほど高く寄り付きましたが、その後は100円ほど下落しましたが、後場もどし、結局200円高で引けました。出来高は20.1億株低水準ながら、外人は100万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+417とプラス幅が拡大しました。
米国市場でダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したことや、外為市場で円相場が下落して始まったことが買い安心感となり、朝方はほぼ全面高となりました。しかし、今日も出来高が低水準ですので17000近辺で足踏みしています。
中期的には、一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は+3.0%とプラスに転換、200日線との乖離率は-1.6%とマイナス幅は若干縮小しました。しかし、これ等がプラスに定着しないと中期的には上昇トレンド復帰とは言えません。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ9.9ポイント下回り、日本市場はまだまだ売られ過ぎです。
日本市場の弱気材料が後退すれば、この差が埋まるものと思われます。今後も、サブプライム問題の景気への影響と日本の政局の行方と外人買いの有無で、ここからの方向を見極める必要が有ります。
75日線近辺まで上げてきましたが、当面は75日線を抜けるか否かに注目する必要があります。ここからの売買シナリオは、
①75日線を抜かずに下落するケース、
②75日線を抜いて200日線近辺で下落
の2つのケースを念頭に置き、いずれの場合も最大でも25日線までの下落を想定しておけば良いと思います。
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