日経平均の予想: <071003>日経平均の今後の見通し

Wednesday, October 03, 2007

<071003>日経平均の今後の見通し

10/02日のNYSEは下落でNASDAQは小幅上昇でしたが、日経平均は前日比20円ほど高く寄り付きましたが、前場は軟調な地合でしたが、後場上昇に転じ、結局153円高で引けました。出来高は21.8億株と増加傾向となり、外人も120万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+485とプラス幅が拡大しました。
前場は様子見ムードが強かったものの、午後に入りアジアの主要な株式相場が上昇していることを手掛かりに買い安心感が広がったようです。米国市場は7月高値を更新したことで、一服となっていますが、日本市場は高値更新にはまだまだ上値余地があることから、連れ安とはなりませんでした。
しかし、200日線に接近してきた点や、一本調子で上げて来た点、オシレータ系の指標が軒並み上げ過ぎを示している点から見て、ここから買いを入れるのはとても勇気が必要です。
中期的には、一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は+5.5%とプラスに転換、200日線との乖離率は-0.6%とマイナス幅は縮小しました。もう少しで中期上昇トレンド復帰と云うところまで来ました。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ9.3ポイント下回り、日本市場はまだまだ売られ過ぎです。日本市場の弱気材料が後退すれば、この差が埋まるものと思われます。
今後も、サブプライム問題の景気への影響と日本の政局の行方と外人買いの有無で、ここからの方向を見極める必要が有ります。
75日線を抜いて上げてきましたので、当面は200日線を抜けるか否かに注目する必要があります。
ここからの売買シナリオは、
①200日線を抜かずに下落するケースは25日線を目安として下落、
②200日線を抜いて下落するケースは75日線を目安として下落、
③200日線を大きく抜いて窓埋めとなる17680円近辺で下落するケースは200日線を目安として下落、
の3つのケースを念頭に置けば良いと思います。

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