日経平均の予想: <071005>日経平均の今後の見通し

Friday, October 05, 2007

<071005>日経平均の今後の見通し

4日のNYSEとNASDAQが小動きだったことを受け、日経平均は前日比20円ほど安く寄り付き、前場は小動きで、後場一時50円ほど高くなる場面もありましたが、結局27円安で引けました。外人は1390万株の売り越しとなり、出来高も16.4億株と減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+343とプラス幅が縮小しました。
日米市場とも米国で発表される9月の雇用統計の結果を見極めようと模様眺めで終始しました。ザラバ高値が2日連続できり下がってきましたので、要警戒です。
中期的には、一目均衡表では雲の中で、総合乖離率は+2.8%とプラス幅が縮小、200日線との乖離率は-1.4%とマイナス幅が拡大しました。もう少しで中期上昇トレンド復帰と云うところで足踏みしています。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ9.5ポイント下回り、日本市場はまだまだ売られ過ぎです。日本市場の弱気材料が後退すれば、この差が埋まるものと思われます。
今後は、サブプライム問題の再燃に注意しつつ、金利動向と日本の政局の行方や外人買いの動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。外人が大きく売り越しとなった点が気になりますが、75日線を抜いて上げてきましたので、当面は200日線を抜けるか否かに注目する必要があります。
ここからの売買シナリオは、
①200日線を抜かずに下落するケースは25日線を目安として下落、
②200日線を抜いて下落するケースは75日線を目安として下落、
③200日線を大きく抜いて窓埋めとなる17680円近辺で下落するケースは200日線を目安として下落、
の3つのケースを念頭に置けば良いと思います。今日のところは、まだ下げに転じたとは判断できません。先ほど発表された雇用統計は予想を上回り景気後退懸念は後退すると思われます。今夜の米国市場がどう動くかを注目しましょう。

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