日経平均の予想: <071019>日経平均の今後の見通し

Friday, October 19, 2007

<071019>日経平均の今後の見通し

18日のNYSEとNASDAQが小幅上昇したものの、日経平均は前日比140円安く寄り付き、その後も終日軟調に推移し、引け際に若干戻したものの、結局291円安で引けました。外人は270万株の買い越しとなりましたが、出来高は17.2億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-212とマイナス幅が拡大しました。
円キャリー取引の巻き戻しなどが指摘され円相場は114円台後半まで上昇し、輸出関連株中心に下落。インド株式相場の下落も影響したと思われます。
日柄的にも今週末までは下げやすい時期でしたので、仕方がない面もあります。日経平均んは下げの目安となる25日線まで下げましたので、短期的には一旦上昇も見込めますが、その勢いを見極める必要が有りそうです。
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-3.4%とマイナスに転換しました、200日線との乖離率は-2.9%とマイナス幅が拡大。中期的なトレンドとしては、微妙な位置です。一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が12.8ポイント下回り、日本市場は、売られ過ぎが続いています。なかなか、この状況から脱することが出来ませんが、政局と企業業績が改善すれば、この差が埋まるものと思われます。
米国企業の業績発表に左右される時期になってきましたので、今後は、企業業績と日本の政局の行方や外人売りの動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。日経平均は目安となる25日線まで下げましたので、米国株次第ではありますが、今日が目先の安値であった可能性が高いように思います。
ここからの日経平均の想定される動きは、
①ここから反騰する場合は200日線を越え直前の高値i17500円を抜いて上昇、
②16500円近辺まで下げて反騰する場合は200日線までの上昇、
の2つのケースを念頭に置けば良いと思います。

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