日経平均の予想: <070720>日経平均の今後の見通し

Friday, July 20, 2007

<070720>日経平均の今後の見通し

7/19日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比30円ほど高く寄り付き、その後も前場は上昇し一時前日比1100円高まで上昇しましたが、後場にかけ下落し、結局41円高で引けました。外人は1110万株の買い越しで、出来高は25.7億株と久々に高水準となり、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-102とマイナス幅を縮小しました。
日経平均は一時18200円台を回復する場面もみられましたが、戻り待ちの売りが多く伸び悩みました。25日線の上に在るものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はまだマイナスですので市場全体としては下げている銘柄の方が多い状態で、内容としてはあまり良くありません。
来週は7/19日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて大幅下落して始まりそうです。シカゴの先物は17910円で終っています。これは7/12の安値19740を下回りますので、三角持ち合いは一旦は下離れの可能性がでてきました。来週は選挙前の1週間と言うこともあり、積極的な買いもなさそうですので、目先の下落は覚悟するしかなさそうです。
しかし、米国市場は上昇トレンドが崩れているわけではありませんし、相場のリズムとしては、目先は上昇し易い局面ですので、短期投資スタンスは、"押し目買い"が妥当と思います。
イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(7.7%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3.3%下回り、この面での割安感もまだまだ大きい状態です。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と業績発表に注意しつつ、三角持ち合い離れの方向を見極める必要が有りそうです。
ここからの売買シナリは、17940円を割れば損切り、割らなければ買いポジション持続、損切りした場合は75日線の17830円近辺での押し目買いが良いのではないでしょうか

《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》