7/18日のNYSEとNASDAQは下落しましたが、日経平均は前日比80円ほど高く寄り付き、その後前場は下落し一時前日比20円高までさげましたが、後場もどし、結局100円高で引けました。外人は100万株の買い越しで、出来高は21.1億株と減少したものの、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-198とマイナス幅を縮小しました。
前日の米株式相場はヘッジファンドの破綻で下落したものの下ひげ足となったこともあり、日本株は昨日米株安を見込む形で下落しており、改めて嫌気する動きは見られませんでした。やはり昨日は過剰反応でした。後場の上昇は新日鉄の新値更新とリンクした動きと思われます。これで先物は売りづらくなったと思われます。選挙が終るまで、本格的な買いはなさそうとのコンセンサスも払拭される可能性がでてきました。相場のリズムとしては、目先は上昇し易い局面ですので、短期投資スタンスは、"買い"が妥当と思います。
日経平均は依然三角持ち合いの形になっています。ここは、セオリーどうりに、煮詰ったところで上に大きく動くと云うシナリオをで臨むべきと思います。又、イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(7.2%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4.1%下回り、この面での割安感もまだまだ大きい状態です。今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と業績発表に注意しつつ、三角持ち合い離れは何時かを探る必要が有りそうです。
結果的に、12日の安値(17940)を割りませんでしたので、買いポジション持続で良いと思います。ここからの売買シナリは、17940円を割れば損切り、18300円を抜けばポジション持続、抜けずにもたつけば売り、が良いのではないでしょうか。
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》