7/03日のNYSEとNASDAQは上昇しましたが、日経平均は前日終値付近で寄り付き、その後前場は一時18200円を超えましたが、後場下落し、結局18円高で引けました。外人は610万株の売り越しで、出来高は15.2億株と今年最低となり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+159とプラス幅を縮小しました。
小幅ながら2日上昇したものの、2日連続で高値更新銘柄数が減少していますので、個別銘柄は下げたものが多いのが実態です。米国は独立記念日で休場ですので、明日も出来高増は期待薄です。
市場のエネルギー不足、円高、政局不安定など、目先調整の機運もありますが、長期金利の落ち着き、割安感、右肩上がりのトレンドは維持されていますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。
ここ2週間日本市場への外国人投資家の買いが細ったことが、米国市場との連動性が薄れ、方向感に乏しい展開となっている原因ではないかと思われます。やはり、選挙が終るまで外人は"待ち"状態なのかもしれません。投資家主体別売買動向に変化があったかチェックしてみたいと思います。
しかし、イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.1%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.8%下回り、この面での割安感も顕著になってきました。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃とテロ・リスクに注意する必要が有りそうです。
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》