7/12日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受け、日経平均は前日比180円ほど高く寄り付き、その後も終日堅調に推移し、結局254円高で引けました。出来高も20.2億株と増加したものの、外人は670万株の買い越しで、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-17とマイナス幅を縮小しました。
NYダウは最高値を更新、ナスダックは約6年半ぶりの高値水準まで上昇。これを受けて、東京市場にも買いが波及しました。しかし、日経平均が大幅高になった割には、個別銘柄に高値更新数が少ないのが気になります。今夜の米国市場が高ければ、週明けは2月ザラバ高値18300円も一気に抜けるチャンスが到来していますが、米国株がもたつくようだと、政局不安定による外人見送り気分が充満しそうな面もあります。
相場のリズムとしては、目先は上昇し易い局面ですので、短期投資スタンスは、"買い"が妥当と思います。
日経平均は依然三角持ち合いの形になっています。ここは、セオリーどうりに、煮詰ったところで上に大きく動くと云うシナリオをで臨むべきと思います。又、イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(9.9%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3.6%下回り、この面での割安感も益々増しています。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と外人の注文状況に注意しつつ、三角持ち合い離れは何時かを探る必要が有りそうです。
ここからは、出来高を伴い18300円抜ければ買い、抜けずにもたつけば売りと云う戦略が有効かと思います。
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》