7/23日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比30円ほど高く寄り付き、その後、前場は下落し、一時前日比60円安まで下降しましたが、後場にかけもどし、結局38円高で引けました。外人は540万株の売り越しで、出来高は19.5億株と減少しましたが、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-360とマイナス幅が縮小しました。
急落した翌日の反発にしては物足りず、上値の重さは否めません。しかし、日経平均が終値ベースで節目の18000円台を回復したことで、明日以降の相場への期待感は維持しました。
三角持ち合いは一旦、下離れした形は継続となりましたが、今日もボリンジャーバンド-2σ近辺で切り返し、下髭で引けていますので、明日切り返せば、上昇トレンド復帰も考えられます。
今週は選挙前の1週間と言うこともあり、積極的な買いもなさそうですが、米国市場は上昇トレンドが崩れているわけではありませんので、日本市場だけがこれ以上崩れるとも思えません。相場のリズムとしては、目先は上昇し易い局面ですので、短期投資スタンスは、"買い"が妥当と思います。
イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、まだ雲の上ですが、総合乖離率もプラス4.8%となり、余裕がなくなってきました。しかし、中期上昇トレンドは、かろうじて、青信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4.3%下回り、この面での割安感もまだまだ大きい状態です。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と業績発表に注意しつつ、三角持ち合い離れの方向を見極める必要が有ります。
ここからの売買シナリは、23日の安値19700円を割れば売り、25日移動平均18140円を抜けば買いが良いのではないでしょうか。
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》