7/04日のNYSEとNASDAQは休場でしたが、日経平均は前日比20円高く寄り付き、その後前場は上昇し、一時18295円まで上昇する場面もありましたが、後場下落し、結局52円高で引けました。外人は200万株の売り越しで、出来高は16.6億株と低水準となりましたが、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+211とプラス幅を拡大しました。
米国は独立記念日で休場でしたが、欧州市場が堅調だったことが、安心感を生んだようです。しかし、年初来高値(18300円)には届かずじまいでした。
日経平均は4月から5~6日上昇して下降に転じています。今日はちょうど6日目ですので、トレンドからは明日から下降となります。さらに、市場のエネルギー不足、政局不安定など、目先は調整の確率が高いと思われますが、長期金利の落ち着き、割安感、右肩上がりのトレンドは維持されていますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。
本日発表の先週の投資家主体別売買動向では外人は買い越しながら大幅に減っています。やはり、ここ2週間日本市場への外国人投資家の買いが細ったことが、米国市場との連動性が薄れ、方向感に乏しい展開となっている原因と思われます。選挙が終るまで外人は"待ち"状態の可能性が高く、この状況は続きそうです。
しかし、イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.7%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.6%下回り、この面での割安感も顕著になってきました。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と外人の注文状況に注意する必要が有りそうです
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》