7/05日のNYSEは小幅下落とNASDAQは小幅上昇でしたが、日経平均は前日比35円安く寄り付き、その後前場は下落し、一時130円ほど安くなる場面もありましたが、後場若干もどし、結局80円安で引けました。外人は610万株の売り越しで、出来高は16.7億株と低水準となり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-2とマイナスに転換しました。
日経平均は4月から5~6日上昇して下降に転じていましたが、今回もその通りになりました。市場のエネルギー不足も相変わらずで、政局不安定など、目先はさらに調整の確率が高いと思われますが、長期金利の落ち着き、割安感、右肩上がりのトレンドは維持されていますので、下値も限定的と思われますので短期投資スタンスは、"買い"を継続します。
先週の投資家主体別売買動向では外人は買い越しながら大幅に減っています。やはり、ここ2週間日本市場への外国人投資家の買いが細ったことが、米国市場との連動性が薄れ、方向感に乏しい展開となっている原因と思われます。選挙が終るまで外人は"待ち"状態の可能性が高く、この状況は続きそうです。日経平均は三角持ち合いの形になってきました。ここは、セオリーどうりに、煮詰まったところで上下どちらかに大きく動くと云うシナリオをで臨むべきと思います。
イールド・スプレッドの日米差は年初から拡大を続けていることから日本市場には割安感が高まっていますので、基調としては、先高感が有ると思います。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(9.1%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2.5%下回り、この面での割安感も顕著になってきました。
今後は、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と外人の注文状況に注意しつつ、三角持ち合い離れは何時かを探る必要が有りそうです。
《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》