日経平均の予想: <070629>日経平均の今後の見通し

Friday, June 29, 2007

<070629>日経平均の今後の見通し

6/28日のNYSEとNASDAQは小動きでしたが、日経平均は前日比80円ほど高く寄り付き、その後も上昇、後場も一段高となり、結局206円高で引けました。出来高は17.3億株と低水準ながら、外人は7日ぶりに460万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+230とプラス幅を拡大しました。
寄り付き前の外資系証券経由の注文動向が買い越しだったことで、買い安心感が広がったようです。また、円安・ドル高基調を受けた企業収益への上方修正期待は強く、幅広い銘柄に外人中心に買いが続いた模様です。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、今日の上昇は日本市場の割安感が修正される動きと捉えて良いでしょう長期金利上昇は一服して、円高も落ち着つき、ボリンジャー値もまだ+1σですので、さらに上昇する確率は高いと考えられますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。
週明けは2月のザラ場高値18300を抜く可能性が高くなってきました。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.4%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.6%下回り、この面での割安感はほぼ無くなりました。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》