6/21日のNYSEと、NASDAQは上昇しましたが、日経平均は前日比60円ほど安く寄り付き、その後も後場半ばまでじり安となり、引けにかけて上昇、結局51円安で引けました。出来高は19.4億株と減少し、外人は660万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+127とプラス幅は縮小しました。米国株式相場が上昇したことで、高値更新が期待されましたが、前日までの6連騰で高値警戒感があり、週末ということで利食い売りが先行しましたが、引けにかけて下げ渋った点が相場全体の強さを示しているように思います。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.0と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから、日本市場には割安感が高まっています。日経平均が2月高値を更新する日は目前です。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.4%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.8%下回りました、この面での割安感は無くなりつつ有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と高値警戒感に注意する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》