(以下抜粋)<先月22日、東京の日銀本店内。「日本のメガバンクは買収対象にならない」。みずほフィナンシャルグループの前田社長は07/03期の決算発表で説明。「日本の銀行は社会インフラで、大幅にはもうからない。海外の企業が買収したら自己資本利益率(ROE)が下がるんじゃないか」世界の生産基地、中国の存在が巨大となり、日本は製造業への依存度を減らす宿命にある。知識集約型のサービス産業への転換が避けられず、中でも金融業は最先端を走るべき存在だが、前田社長の発言は資産効率などで欧米金融機関に劣ることを自己告白したに等しい。日本総合研究所、翁理事は「メガバンクは国内市場と寡占に安住している」とみる。歴史に目を転じてみよう。繁栄した国が居心地の良さに安住して変革を怠り、没落の道を歩んだ例は枚挙にいとまがない。変革を逃せば繁栄を逸する。・・・・・>と言う内容でした。
(雑感)
・自社のROEの低さを社会(公共性)のせいにしているのは情けない。こう云う経営者が多いことが日本の株式市場の地盤沈下の原因の一つでしょう.
・外人投資家はやはりROEを重視しているようです。銘柄選択では忘れないようにしなくては。
・グローバル化、IT化、サービス化に遅れをとる企業は衰退あるのみ。
・人口減少下の日本国内だけでは成長は限定的ならば、グローバルに活躍している企業に投資するしかないね、やっぱり。