6/22日のNYSEと、NASDAQが大幅下落したことを受け、日経平均は前日比90円ほど安く寄り付き、その後は上昇に転じ、後場中頃には前日比プラスとなる場面も有りましたが、引けにかけて下落、結局101円安で引けました。出来高は19.3億株と低水準で、外人は1330万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は増加したものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+112とプラス幅は若干縮小しました。米国株式相場が大幅下落したことで、寄り付きは前日比150円程度の下落が予想されましたが、そこまでは下落せず、中盤までは返って強い動きとなりましたが、これは日本市場が独自な動きに転換したことの現われと思われます。引けにかけて18000円を維持したことで、これまでの上昇トレンドは継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.0と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.3%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.2%上回りました、この面での割安感は無くなりつつ有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》