日経平均の予想: <070627>日経平均の今後の見通し

Wednesday, June 27, 2007

<070627>日経平均の今後の見通し

6/26日のNYSEと、NASDAQが小幅下落したことを受けて、日経平均は前日比90円ほど安く寄り付き、その後も前場はじり安、後場にかけ一段と下げ幅を拡大し、結局216円安で引けました。出来高は18.7億株と低水準で、外人は1150万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-183とマイナス幅を拡大しました。米国株安や円高進行を受けて、幅広い銘柄が利益確定売りに押されました。日経平均は寄り付きで心理的節目の18000円を割ったことで、押し目買いも入りずらかったようです。米国市場はサブプライム問題からなかなか抜けきれないようです。円高、25日移動平均線割れ、下値抵抗線に接近など、日経平均は正念場を迎えたようです。しかし、上昇トレンドは、まだ継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思われますし、長期金利上昇も一服していますので、円高が落ち着けば、上昇に転じる確立は高いと考えられますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。しかし、目先は米国市場の動き次第では一段安もありそうです。窓埋となる17780円まで下げて上昇に転じるのが理想的な形です。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はまだプラス(5.8%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.0%下回り、この面での割安感がでています。今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》