6/20日のNYSEと、NASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比100円ほど安く寄り付き、その後すぐに上昇に転じ後場も高値を維持、結局28円高で引けました。出来高も22.3億株と増加したものの、外人は820万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+199とプラス幅は縮小しました。米国株式相場が急落したことで、調整はやむなしと思われましたが、調整は寄り付きのみと云う結果になりました。改めて日本市場の独自な強さが証明された格好になりました。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利がまた上昇してきた点が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.1と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから、日本市場には割安感が高まっています。日経平均が2月高値を更新する日は目前です。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(13.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.2%上回りました、この面の割安感は無くなりました。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と過熱感の有無に注目する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》