日経平均の予想: <080107>日経平均の今後の見通し

Monday, January 07, 2008

<080107>日経平均の今後の見通し

4日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比140円ほど安く寄りつき、前場は一時250円程度下落する場面もありましたが、結局190円安で引けました。出来高は20.5億株と増加したものの低水準で、外人は300万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-1343と2日連続マイナス幅が1000を超え経験的には目先の安値圏到達を暗示。
4日の米国株式市場市場は米労働省が4日発表した昨年12月の雇用者数が1万8000人増と、市場予想の5万人増を大きく下回った。失業率は5.0%と前月から0.3ポイント上昇し、2年1カ月ぶりの高水準となり、米景気の先行き不透明感が一段と強まり、売りが優勢となりました。
日本市場は米景気との連動性が高いハイテクや自動車などに売りが先行したものの、ここ3営業日で1000円下落したこともあり、さらに下値を売り込む動きは限定的だったようです。
一目均衡表では雲の1000円下に在り、総合乖離率は-29.7%とマイナス幅は拡大、200日線との乖離率も-14.0%とマイナス幅が拡大しました。3つとも依然マイナスですので、中期的トレンドは、赤信号のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が10.0ポイント下回り、日本市場は、売られ過ぎが続いています。
今後も米国市場の動きと日本の政局の行方や外人の動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。米国市場は、悪材料が重なり大きく下落しました。その影響で日経平均は今日も安値を更新しました。しかし、その結果短期のテクニカル指標は目先の下げ過ぎを示す結果となりましたので、米国市場が落ち着けば、当面はリバウンドするものと思われますが、1月中旬の米金融機関の決算発表が終わるまでは大きくは反発しずらいようですので、もうしばらくは下値を固める展開と思われます。

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