年始のNYSEとNASDAQは大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比450円ほど安く寄りつき、その後も下落が続き、結局616円安で引けました。出来高は14.2億株と高水準で、外人は70万株の売り越しでしたが、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-1145とマイナス幅が1000を超え経験的には目先の安値圏を暗示。
年初の米国株式市場市場は原油の100ドルの乗せや景気後退懸念から大きく売られました。
日本市場は米株の大幅安に加え円高も重なり、輸出関連株中心に全面安となりました。日経平均の大発会での下落は2001年以来、7年ぶり。大発会の下げ幅は1949年の東証再開以来、過去最大となりました。取引時間中の安値は昨年の安値を更新し、下げトレンドが再確認されました。
一目均衡表では雲の900円下に在り、総合乖離率は-26.5%とマイナス幅は拡大、200日線との乖離率も-13.0%とマイナス幅が拡大しました。3つとも依然マイナスですので、中期的トレンドは、赤信号のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が12.8ポイント下回り、日本市場は、売られ過ぎが続いています。
今後も米国市場の動きと日本の政局の行方や外人の動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。米国市場は、悪材料が重なり大きく下落しました。その影響で日経平均は12/18日の安値15004のみならず11/22の安値14670までもいっきに割ってしまました。しかし、その結果短期のテクニカル指標は目先の下げすぎを示す結果となりましたので、米国市場次第ではありますが、当面はリバウンドするものと思われます。
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