日経平均の予想: [070521] 日経平均の今後の見通し

Monday, May 21, 2007

[070521] 日経平均の今後の見通し

18日のNYSE、NASDAQは下落上昇したことを受け、日経平均は前日比50円ほど高く寄り付きましたが、その後上げた後は下落、後場は先物主導で上昇に転じ、結局157円高で引けました。出来高は19.3億株と減少ながら、外人は90万株の買い越し、安値更新銘柄数が減少高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-438とマイナス幅は縮小しました。アジア株高を背景に後場騰勢を強めましたが、出来高が減ると先物主導の値動きになりがちです。今日も国際優良株や資源関連株が相場を牽引し、一方、内需関連は低調で安値更新する銘柄が相次ぎました。この動きはしばらく続きそうですが、今週で決算発表のピークは過ぎたことで徐々に内需関連の売り圧力が弱まると思いますが、今週押し目買いが入るかどうかを見極める必要も有りそうです。押し目買いが入らないようであれば、さらなる失望売りも可能性が無いわけでもありませんが、世界中で日本市場のみ低迷する理由も希薄ですので、遠からず相場全体に買い安心感が広がる時が来ると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+15.2%と若干減少してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+3.8%と悪化しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もプラス(5.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ちと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》