日経平均の予想: [070501] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, May 01, 2007

[070501] 日経平均の今後の見通し

30日のNYSEとNASDAQは下落しましたが、日経平均は前日終値水準で寄り付き、その後、急落し、午前中は200円ほど安くなる場面もありましたが、後場は小動きで推移し、結局125円安で引けました。外人は久々に1000万株の買い越しでしたが、出来高は17.8億株と減少し、安値更新銘柄数が増加し、て高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-29とマイナスに転換しました。米国株安などを受けて、終日軟調に推移。大型連休の谷間で積極的な買い材料に乏しい中、企業業績に関心が向かっているようです。 今期見通しが市場のコンセンサスを大幅に下回る銘柄は徹底的に売られているようです。逆に市場のコンセンサスを大幅に上回る銘柄は買われています。5月中旬まではこの傾向が続きそうです。米国市場が一服するようだと、日本市場も軟調な展開となりそうですが、そうなった場合、好業績の国際優良株の押し目は絶好の買い場となると思います。決算発表のピークは5月中旬ですので、それまでがチャンスと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.1%とマイナス予想に変化してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.0%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.8%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も米国市場指数に近づくと思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では、雲の中に入ってしまい、総合乖離率はかろうじてプラス(2.3%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号から黄信号に変わりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4%下回っておりこの面でも割安感があります。今後しばらく、日米市場とも、決算発表に一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》