17日のNYSE、NASDAQは下落しましたが、円安もあり、日経平均は前日比60円ほど高く寄り付きましたが、その後は下落、後場も一段と下落し、結局99円安で引けました。外人は740万株の売り越し、出来高は19.7億株と減少、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-630とマイナス幅は大幅に拡大しました。今週で決算発表のピークは過ぎたことで徐々に売り圧力が弱まると思いますが、来週押し目買いが入るかどうかを見極める必要も有りそうです。押し目買いが入らないようであれば、さらなる失望売りも可能性が無いわけでもありませんが、世界中で日本市場のみ低迷する理由も希薄ですので、遠からず相場全体に買い安心感が広がる時が来ると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.2%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+7.6%と少し好転しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはあまりなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もまだプラス(2.9%)ですので、中期上昇トレンドには、ぎりぎりの青信号となりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ちと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》