日経平均の予想: <070911>日経平均の今後の見通し

Tuesday, September 11, 2007

<070911>日経平均の今後の見通し

9/10日のNYSEは小幅上昇でNASDAQは小幅下落したことを受け、日経平均は前日比20円ほど高く寄り付き、前場は一時150円ほど安くなる場面も有りましたが、その後上昇転じ、結局112円高で引けました。外人は1840万株の売り越しとなり、出来高は17.5億株と低水準で、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-600とマイナス幅は拡大しました。
朝方発表された7月の機械受注統計が予想を上回る改善を示したものの、外人の売りが警戒され、前場中ごろまでは下落。その後は売り一巡感から、先物主導で回復しましたが安値更新銘柄数が増加する等、内容的には無理やり指数のみ上昇させた感じです。
短期的には、日柄から上昇に転じても良いタイミングです。
中期的には、一目均衡表では雲のかなり下に在り、総合乖離率もマイナス(-19.0%)幅は深く、200日線との乖離率は(-8.1%)と云う状態です。チャートは昨年11月の安値までも割り込み、中期下降トレンド入りも大いにあり得ることを示唆しています。この主な原因が政局混迷に伴う改革後退であれば、有り得ます。
しかし、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が10.1%下回り、日本市場は売られ過ぎであることも事実です。日本市場の魅力が復活すれば、急騰も有りえますが、政局が原因とすれば、期待薄です。
今後も、米国の景気の行方、サブプライム問題が景気後退に繋がる悪材料の出方と日本市場での外人の売買動向に注意しつつ、ここからの方向を見極める必要が有ります。
当面は2番底を探る展開と思われますが、-2σのボリンジャーバンド(15500)を割るか否かに注目する必要があります。
ここからの売買シナリは、15500を割らずにリバウンドしましたので、米国市場が上昇すれば、25日平均線までは買い進んで良いように思います。米国市場が大きく下落すれば、再び15500を割るか否かに注目する必要がありそうです。

《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。"blogランキング"のクリックもお願いします。》