23日のNYSEとNASDAQは小動きでしたが、日経平均は40円ほど高く寄り付き、その後は弱含む場面もありましたが、終値ベースで17500円台を回復し、結局41円高で引けました。取引内容を見ると、外人は230万株の売り越となり、出来高も15.2億株と減少し、高値更新銘柄数は増加しましたが、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を縮小しました。様子ムードが強く商いは閑散。出来高は今年最低を記録。全日立会いベースでは、約3ヵ月ぶりの低水準となりました。決算期末を控えていることを勘案しても、力不足の感は否めません。2月末の急落時の水準(17600円前後)では戻り待ちの売りが膨らむ公算もありそうでので、上値を追うには出来高の増加が必須と思われます。米国市場の安定もカギとなりそうですが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、0.0%とほぼフラット予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、9.6%と、まだ比較的好調です、国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が顕著となってきました。国際有力株中心の上昇相場の傾向はしばらく続きそうです。米国市場の今期増益率は6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、かろうじて、一目均衡表の雲の上に抜け、総合乖離率もプラスに復帰と、中期的上昇トレンドは一応、青信号にもどりました。今日も日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は同水準になり連動性を裏付けています。日米市場とも、今回の下げ局面は短期間で終了した模様です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》