日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070305

Monday, March 05, 2007

日経平均の今後の見通し070305

先週末のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、大幅続落。日経平均は230円ほど安く寄り付き、後場一段安となり、年初来安値を更新して、結局、前日終値比575円安で引けました。外人は1390万株の売り越しとなり、出来高は30.3億株と高水準の中で下落、安値更新銘柄数が大幅に増加、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を大幅に拡大しました。今日も、米国株安、円高進行を嫌気した売りが膨らみ日経平均は一時660円ほど下落し、1月安値(16758円)を割り込みました。明日も米国市場に依存した動きになると思われます。日本市場は急落の反動で戻す場面も有ると思いますが、16日のメジャー・SQを迎えて先物への売り圧力も強いとみられますので、短期投資スタンスは、"売り"を継続します。日経平均は75日移動平均線とボリンジャーバンドの下限17000円も割ってきましたので次は200日移動平均16250円近辺が下値の目標となります。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.6%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.3%と徐々に上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.2%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きが顕著となると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の下に抜け、総合乖離率がマイナスになるなど、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》