日経平均の予想: [070316] 日経平均の今後の見通し

Friday, March 16, 2007

[070316] 日経平均の今後の見通し

昨日のNYSEとNASDAQは上昇しましたが、日経平均は80円ほど安く寄り付き、前場に一時200円超下落。後場は買い戻しが入り上昇する場面もみられましが、戻りは鈍く再び下げに転じ、結局116円安で引けました。外人は360万株の売り越しで、出来高も24.2億株と比較的低水準で、安値更新銘柄数が増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を拡大しました。米国景気減速への警戒感はまだ強く、米国の経済指標発表を控え、様子見ムードが強まったようです。今後も為替と米国市場に左右される相場が続きそうです。短期投資スタンスは、"売り"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.1%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の下に在り、総合乖離率もマイナスに逆戻りして、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率はともに+3%と同水準ですので日米の連動性の一つの証明となっていると思います。米国もあと1ヶ月ぐらいは低迷しそうですが、長い目で見るとこ、ここ1ヶ月は、増益基調でROEが高いにもかかわらず、連れ安している国際優良銘柄の絶好の買い場と思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》