昨日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は30円ほど高く寄り付き前場は150円ほど高くなる場面もありましたが、後場は利食い売りに押され、結局、73円高く引けました。外人は130万株の買いしとなり、出来高は31.9億株と高水準で、安値更新銘柄数は減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラスに転換大しました。SQを通過し、米国株高や市場予想を上回る機械受注を背景に買い先行となったが、上値を追う展開にはなりませんでした。今後の値動きは米国市場の影響が大きいと思われますが、当面はもう少しリバウンドがありそうですので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。日経平均は昨日、75日移動平均線とボリンジャーバンドの下限17000円を下から上に抜きましたので、"買い"サインが出ました。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.5%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.2%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在ります。総合乖離率は今日の上昇でプラスになりましたが、依然として、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。今日の上昇で200日移動平均線との乖離率は日経平均方が2ポイント上ですので、米国市場が下落すると、日本市場は上げづらい位置に在ります。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》