昨日のNYSEとNASDAQは下落しましたが、昨日の大幅下落の反動から、日経平均は昨日終値水準で寄り付き、その後徐々に値をもどし、後場さらに上げ幅を拡大し、6日ぶりに反発して、前日終値比202円高で引けました。外人は750万株の売り越しとなり、出来高は29.5億株と高水準ながら、安値更新銘柄数は若干減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を若干縮小しました。世界同時株安、円キャリー取引解消に伴う円高進行、という負の連鎖にようやく歯止めがかかり、アジア各国の株式相場も反発し、円相場も115円割れを回避したことで、東京市場も自律反発しましたが、直近1週間で1500円強下落したことを勘案すると、戻りの鈍さも否めない状況です。16日のメジャー・SQを迎えて先物への売り圧力も強いとみられますので、短期投資スタンスは、"売り"を継続します。日経平均は75日移動平均線とボリンジャーバンドの下限17000円も割ってきましたので次は200日移動平均16250円近辺が下値の目標となります。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.5%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.3%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.2%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率がマイナスになるなど、依然として、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》