日経平均の予想: <2007年03月07日>日経平均の今後の見通し

Wednesday, March 07, 2007

<2007年03月07日>日経平均の今後の見通し

昨日のNYSEとNASDAQは大幅上昇したことを受け、日経平均は130円ほど高く寄り付き、その後前場は値下げました、後場は多少もどす場面もありましたが、結局、79円安く引けました。外人は450万株の売り越しとなり、出来高は30.3億株と高水準ながら、安値更新銘柄数は大幅に減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を縮小しました。アジア各国の株式相場は概ね上昇しており、世界同時株安は終息した感はあるものの、日本市場は円高とSQ控えから戻りは鈍い1日でした。今後の値動きは米国市場の影響が大きいと思われますが、9日のメジャー・SQを迎えて先物への売り圧力も強いとみられますので、短期投資スタンスは、"売り"を継続します。日経平均は75日移動平均線とボリンジャーバンドの下限17000円も割ってきましたので次は200日移動平均16250円近辺が下値の目標となります。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.5%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.2%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.2%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率がマイナスになるなど、依然として、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》