日経平均の予想: [070320] 日経平均の今後の見通し

Wednesday, March 21, 2007

[070320] 日経平均の今後の見通し

19日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は140円ほど高く寄り付き、その後も堅調に推移したものの、後場のびなやみ、結局153円高で引けました。取引内容を見ると、外人は380万株の売り越しで、出来高も19.0億株と低水準でしたが、安値更新銘柄数が大幅に減少増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を大幅に縮小しました。米国株高や円安進展を背景に買い優勢となりましたが、祝日前で米国市場の動向を見極めたいとの見方から、後場は様子見ムードが広がったようです。一応、アジア市場の上昇が米国市場の上昇に繋がりましたので安心感はあるものの、相変わらず東証全体の取引の内容は良く有りません。外人が買い越し、出来高が増加しないと本格的な上昇はないと思います。今後も為替と米国市場に左右される相場が続きそうですが、米国市場反発を評価し、短期投資スタンスは、"売り"から"買い"に変更します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.0%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。今日の国際有力株中心の上昇はこれを裏付けているとすると、この傾向はしばらく続きそうです。米国市場の今期増益率は+6.4%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率もかろうじてプラスに復帰と、まだ中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。米国市場の上昇で日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は同水準になりました、米国市場は追随してきました。米国はま低迷が続いていると見るべきと思いますが、長い目で見るとこ、ここは、連れ安している国際優良銘柄の絶好の買い場と思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》