日経平均の予想: [070413] 日経平均の今後の見通し

Friday, April 13, 2007

[070413] 日経平均の今後の見通し

12日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は前日比70円高く寄り付いたものの、その後売りに押され、後場一段安となり、結局176円安で引けました。外人は80万株の売り越しで、出来高も20.3億株とSQ日にしては低水準となり、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡大するなど、ここ数日取引内容も良く有りません。SQを通過したもののG7や米卸売物価指数(3月)など主要な経済指標の発表を控え、見送り気分が強い中、円高に振れたこともあり、輸出株中心に売られました。出来高の減少傾向が続けば上値も限定的と考えられます。今後も、米国市場の推移次第と思われますが、世界の各市場は戻しつつありますので、短期投資スタンスは、まだ"買い"を継続します。企業業績面では、2月決算銘柄の発表に伴い、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.0%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、8.6%と、まだ比較的好調ですが下降ぎみです。国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が依然として顕著です。米国市場の今期増益率は6.1%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、引き続き米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表は、また雲の中に入ってしまいました。総合乖離率はプラス(5.6%)幅が縮小してきましたが、中期上昇トレンドは、まだ、青信号と考えて良いでしょう。今日の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、今日の下落で日本市場が2%低くなりました。今後は、日米市場とも、決算発表に関心が移っていくものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》