日経平均の予想: [070417] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, April 17, 2007

[070417] 日経平均の今後の見通し

14日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受け、日経平均は前日比120円高く寄り付きましたが、その後は売り先行となり、結局100円安で引けました。出来高は19.5億株と今日は若干増加したものの低水準で、外人も900万株の売り越しとなり、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡大しました。後場に入り、日経平均先物で大口の売りが出たことや、軟調に推移したアジア株を警戒して売る動きが影響し下げに転じたようです。来週からの主力企業の決算を控えて、積極的に買い進むには材料不足のようです。米国では四半期決算が本格化しており、今夜はインテルが決算発表がありますがインテルは半導体業界のみならず、ハイテク全体への影響度が大きいだけに注目する必要があります。今後も、米国市場の推移次第と思われますが、世界の各市場は戻しつつありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。企業業績面では、3月決算銘柄の発表を控え、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.0%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、8.5%と、まだ比較的好調ですが下降ぎみです。国際優良株の増益基調と内需小型株の業績低迷の2局化が依然として顕著です。米国市場の今期増益率は6.1%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、引き続き米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しており、一目均衡表では、雲の上に抜け、総合乖離率はプラス(8.1%)幅が拡大してきましたので、中期上昇トレンドは、青信号と考えて良いでしょう。今日の下落で日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回りました。今週から、日米市場とも、決算発表に関心が移っていくものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》