日経平均の予想: [070402] 日経平均の今後の見通し

Monday, April 02, 2007

[070402] 日経平均の今後の見通し

30日のNYSEとNASDAQが小幅上昇したことを受け、日経平均は60円ほど高く寄り付き、その後140円ほど高くなる場面もありましたが、後場に値を下げ、結局259円安で引けました。取引内容を見ると、外人は230万株の買い越となり、出来高も23.4億株と増加しましたが、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。名実ともに新年度相場入りとなり、新規資金の流入が期待されたが、期待はずれとなりました。インド株の下落があったにせよ、取り立てて大きな売り材料は見られないなかでの急落だけに、後味の悪さを残しました。今後も、米国市場の推移次第ではありますが、まだ、押し目買い有利と思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-0.1%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、9.6%と、まだ比較的好調です、国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では雲の下に抜けてしまいました。総合乖離率はかろうじてプラスですが、中期的上昇トレンドは、青信号から黄信号に変わりました。今日の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は日本市場が1%下となりましたが、依然としてほぼ同水準となり、まだ連動性を裏付けています。日米市場とも、米国の景気後退観測の見方次第となりそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》