日経平均の予想: [070403] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, April 03, 2007

[070403] 日経平均の今後の見通し

2日のNYSEとNASDAQが小幅上昇したことを受け、日経平均は130円ほど高く寄り付き、その後も堅調に推移し、後場にさらに値を上げ、結局215円高で引けました。取引内容を見ると、外人は590万株の買い越となり、出来高も23.4億株と高水準でしたが、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡大しました。日経平均は前日の下落分の8割強戻し、25日移動平均も回復しました。新年度相場初日となった前日は予想外の急落でスタートしましたが、本日の上昇で仕切り直しができたと思われますが、上げた割には安値更新銘柄数の多さが気になります。今後も、米国市場の推移次第ではありますが、まだ、押し目買い有利と思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。企業業績面では、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-0.3%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、9.7%と、まだ比較的好調です、国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は6.5%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では雲の中に戻り、総合乖離率はかろうじてプラス(5%)ですので、中期的上昇トレンドは、黄信号が点灯しています。今日の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、依然としてほぼ同水準となり、引き続き連動性を裏付けています。日米市場とも、米国の景気後退観測と資源インフレ観測に関する見方次第となりそうです
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》