日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070228

Wednesday, February 28, 2007

日経平均の今後の見通し070228

昨日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受け、日経平均は280円ほど安く寄り付き、前場は740円ほど安くなる場面も見られましたが、後場は買い戻され、結局、前日終値比515円安で引けました。外人は3330万株の売り越しとなり、出来高は36.8億株と高水準の中で下落、高値更新銘柄数が大幅減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナスに転換しました。今日は 中国政府が株式市場の違法取引を取り締まる措置を発表したことを契機に、27日の上海総合指数が-8.8%の急落。米国では今年後半の景気後退を懸念するグリーンスパン発言に加え、市場予想を大幅に下回る耐久財受注で景気減速懸念が台頭し、27日のNYダウは-3.2%、416ドル安で歴代7番目の下げ幅を記録しました。この中国発、米国経由の世界同時株安という大波に東京市場も飲み込まれました。日興CGの上場廃止報道や、円高進行なども足枷となり、売り一色の展開となりました。1日はリバウンドしそうですので、短期投資スタンスは、一旦"買い"に変更します。日経平均は目標値の18500円近辺まで上昇しましたので、一昨日に目先のピークを出したと考えておくべきでしょう。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.4%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.2%と徐々に上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.4%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうです。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドはまだ維持されていると思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》