日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070213

Tuesday, February 13, 2007

日経平均の今後の見通し070213

昨日のNYSEとNASDAQは小幅下落したことを受けて、日経平均は20円ほど安く付きましたが、押し目買いに支えられ早々と上昇に転じ、その後は高値圏でのもみあいとなり、結局、前日比117円高で引けました。外人は50万株の売り越しでしたが、出来高は今日も24.3億株と高水準となり、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラスに転換しました。2月に入ってからは慎重な投資スタンスでしたが、終値で昨年4月の高値を抜きましたので短期投資スタンスは、"売り"から"買い"に変更します。米国市場がここ数日、軟調ですので、日本市場の国際優良株には下落したものも多いのですが、大型株や内需株高に支えられて日経平均は上昇しています。第三四半期の業績発表は、今のところ通期の業績予想はあまり上方修正されていませんので、返って材料で尽くし感で下げることには繋がっていません。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.2%と変化はあまり有りませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は+8.3%と若干上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.8%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうです。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、特別な弱気材料が出てこなければ、今後下げに転じても下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが継続し、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は、18500円近辺への上昇も考えられます。しかし、下期の業績予想に変化がなく、米国市場が下落し、外人が売り越す場合は、16500円を上限としたボックス相場へ逆戻りとなるでしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》