先週末のNYSEとNASDAQは下落しましたが、日経平均は30円ほど高く寄り付き、前場は100円ほど高くなる場面も見られましたが、後場利食い売りに押され、結局、前日終値比26円高で引けました。外人は1030万株の買い越しで、出来高も30.1億株と高水準で、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を拡大しました。今日も鉄鋼、資源株などの相場牽引銘柄が上昇して、市場エネルギーも旺盛ですので、そろそろ過熱感も出てきつつありますが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。一方、外人買いが継続して、決算発表により増益率が多少改善されたこともあり、日経平均は目標値の18500円近辺へ接近してきましたので、目先のピークは近いと考えておくべきでしょう。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.3%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.1%と徐々に上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.5%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうです。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、特別な弱気材料が出てこなければ、今後下げに転じても下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。米国市場も一休みしていますが上昇トレンドは変わっていません。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》