日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070215

Thursday, February 15, 2007

日経平均の今後の見通し070215

昨日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、日経平均は140円ほど高く付き、寄り付き段階で高値を更新すると、一旦下落しましたが、後場にもどし、結局、前日比144円高で引けました。外人は420万株の買い越しとなり、出来高は今日も23.8億株と高水準ながら、高値更新銘柄数は若干減少したものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を縮小しました。米国株高に加え、発表された10-12月GDPは前期比+4.8%程度(年率)と、予想より高い成長でした。この結果、日銀が追加利上げに踏み切る公算が大きくなりましたが、消費関連指標が弱含みであることから予断を許さない状況です。暫くは追加利上げの是非を巡って思惑含みの展開が続きそうですが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.0%と変化はあまり有りませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は+8.5%と若干上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.8%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうですが、ここ数日の上昇で割安感は多少後退しています。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、特別な弱気材料が出てこなければ、今後下げに転じても下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが継続し、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は、18500円近辺への上昇も考えられます。しかし、下期の業績予想に変化がなく、米国市場が下落し、外人が売り越す場合は、16500円を上限としたボックス相場へ逆戻りとなるでしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》