先週末のNYSEとNASDAQは小動きでしたが、日経平均は40円ほど安く寄り付きましたが、押し目買いが入り早々とプラスに転 じ、後場には上げ幅を拡大し、ザラ場ベース、終値ベースで昨年来高値を更新して、結局、前日比64円高で引けました。外人は420万株の売り越しとなり、出来高も20.9億株と減少ぎみながら、高値更新銘柄数は増加に転じ、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を拡大しました。今日は日銀金融政策決定会合を控えている割には強い動きでした、米国市場は休みですので、今日の流れが持続する可能性が高いと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.2%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は+8.3%と若干上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.6%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうですが、日銀による金利上げがあれば一旦下落が有りそうですが、その場合でも、返って絶好の買い場になると思われます。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、特別な弱気材料が出てこなければ、今後下げに転じても下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが継続し、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は、18500円近辺への上昇も考えられます。しかし、下期の業績予想に変化がなく、米国市場が下落し、外人が売り越す場合は、16500円を上限としたボックス相場へ逆戻りとなるでしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》