日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し060929

Friday, September 29, 2006

日経平均の今後の見通し060929

日経平均は米国市場の原油高を原因とするインフレ懸念による金利上昇と景気後退懸念による2ヶ月の下落(4月-6月)の後、一旦リバウンドして200日線まで戻し(6月)、その後、ボリンジャー・バンド下限近くまで下落し(7月中旬)、再びリバウンドしてボリンジャー・バンド上限付近まで上昇(8月)した後、25日移動平均線まで下落(8月末)、三度リバウンドしてボリンジャー・バンド上限付近まで上昇(9月初旬)し、その後ボリンジャー・バンド下限近くまで下落し(9月下旬)、そこから25日移動平均線までもどした状態です。前日の米市場は2000年1月のNYSEの史上最高値(11750)は抜けなかったものの、NYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均も上昇し、結局102円高で引けました。高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数優位幅も拡大しましたが、外人は760万株の売越しで、出来高も13.5億株と相変わらず低水準でした。米国市場の反発にも関わらず日経平均は弱い動きが続いていましたが、やっと連動する動きに復帰しましたので、基本的には、このまま新しい材料が出ないと中間決算発表までは15500~16500のボックス相場が続きそうですので、次の目先目標はボリンジャーバンドの上限である16350円と考えておけば良いでしょう。しかし、一方で、外人売り越しと、ボリューム不足は大変気になります。ここでもたつくと下落リスクが顕在化しそうです。今後の中期的な見通しについては、第一四半期の業績は良かったものの年間の増益修正発表には至らずに、中間決算発表期待(10月~11月)となりました。ここからは、米国市場が強い動きが続けば、日本市場も連動し、事前に年間の好業績を織り込む強い動きとなる可能性も有り、その場合、日経平均は17000円前後までの上昇も考えられます。しかし、米国市場が弱く外人買いが入らない場合は、16000円が上限との見方が妥当でしょう。
[材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。]

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