日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し060906

Wednesday, September 06, 2006

日経平均の今後の見通し060906

日経平均は米国市場の原油高を原因とするインフレ懸念による金利上昇と景気後退懸念による下落(4月-6月)の後、一旦リバウンドして200日線まで戻し(6月)、その後、ボリンジャー・バンド下限近くまで下落し(7月中旬)、再びリバウンドしてボリンジャー・バンド上限付近まで上昇(8月)した後、25日移動平均線まで下落(8月末)、三度リバウンドしている状態です。昨夜はNYSEとNASDAQが小幅上昇だったことを受けて、日経平均は朝方から利益確定売りや戻り待ちの売りが先行し、結局101円安で引けました。高値更新銘柄数は連続して減少したものの増加傾向は維持、出来高は19.1億株と増加しましたが、外人は520万株の売り越しでした。今日は売買エネルギーは増加したもの外人も含め売り優勢となりました。当面の上値目標のボリンジャーバンド上限値と8月高値を簡単に抜きましたので、次の目標値を16700円に再設定しても良さそうでが、ここで、さらにもたつくと下落リスクが高まります。OECDは5日、2006年の日本の実質経済成長率が2.5%になるとの経済見通しを発表しました。前回5月の予測(2.8%)後に公表されたGDP統計などを映し、伸び率は0.3ポイント下方修正となります。この結果、中期的には、GDP考慮後のイールド・スプレッドの日米差は+0.2となり、日本市場の割安感はさほどなくなりましたので米国市場との連動性はより高まりそうです。第一四半期の業績は良かったものの年間の増益修正発表には至らずに、中間決算発表期待(10月~11月)となりました。ここからは、市場は事前に年間の好業績を織り込む強い動きとなる可能性も有り、合わせて、米国市場が強い動きになれば17000円前後までの上昇も有りそうです。
[材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。]

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