日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し061002

Monday, October 02, 2006

日経平均の今後の見通し061002

日経平均は米国市場の原油高を原因とするインフレ懸念による金利上昇と景気後退懸念による2ヶ月の下落(4月-6月)の後、一旦リバウンドして200日線まで戻し(6月)、その後、ボリンジャー・バンド下限近くまで下落し(7月中旬)、再びリバウンドしてボリンジャー・バンド上限付近まで上昇(8月)した後、25日移動平均線まで下落(8月末)、三度リバウンドしてボリンジャー・バンド上限付近まで上昇(9月初旬)し、その後ボリンジャー・バンド下限近くまで下落し(9月下旬)、そこからボリンジャー・バンド上限付近までもどした状態です。先週末のNYSEとNASDAQは反落したものの、日経平均は日銀短観9月調査で足元の景気の良さが確認できたとの見方が広がったことも追い風となり、結局126円高で引けました。高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数優位幅も拡大し、外人は久々に240万株の買越し、出来高も16.1億株と若干増加しました。やっと日経平均は米国市場の反発に連動した動きに復帰しましたが、もう少しで上値目標のボリンジャー・バンド上限に到達です。この上昇エネルギーが持続するかどうかは米国市場のもう一段の上昇と外人買いの復活次第でしょう。明日の外人動向に注目しましょう。基本的には、このまま外人買いに繋がる新しい材料が出ないと中間決算発表までは15500~16500のボックス相場が続きそうですので、次の目先目標はボリンジャーバンドの上限である16350円と考えておけば良いでしょう。今後の中期的な見通しについては、第一四半期の業績は良かったものの年間の増益修正発表には至らずに、中間決算発表期待(10月~11月)となりました。ここからは、米国市場が強い動きが続けば、日本市場も連動し、事前に年間の好業績を織り込む強い動きとなる可能性も有り、その場合、日経平均は17000円前後までの上昇も考えられます。しかし、米国市場が弱く外人買いが入らない場合は、16000円が上限との見方が妥当でしょう。
[材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。]

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