日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し061020

Friday, October 20, 2006

日経平均の今後の見通し061020

日経平均は米国市場の原油高を原因とするインフレ懸念による金利上昇と景気後退懸念による2ヶ月の下落(4月-6月)の後、一旦リバウンドして6月に200日線まで戻し、その後、7月中旬にボリンジャー・バンド下限近くまで下落し、再びリバウンドして8月にボリンジャー・バンド上限付近まで上昇した後、8月末に25日移動平均線まで下落、三度リバウンドして9月初旬にボリンジャー・バンド上限付近まで上昇し、その後9月下旬にボリンジャー・バンド下限近くまで下落し、そこからボリンジャー・バンド上限付近までもどした後一服している状態です。昨日は、NYSEが12000ドルを超えたことを好感し、日経平均は前日と同程度で寄り付いた後、堅調な動きで、結局100円高で引けました。内容としては出来高は15.5億株と相変わらず低水準ながら、外人は100万株の買い越しで、高値更新銘柄数も増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を拡大しました。今日は国際優良株も上昇し全般的にも上昇しましたが、出来高は相変わらず少なく、大幅高とはなりませんでした。NYSEが史上最高値を連日更新している割には日本市場は今一つです。原因は今期予想増益率の低さにあると思われます。中間決算が始まりましたが直近は4.7%と返って下方修正気味です。大変気になります。しかし、日経平均は9月高値を抜きましたので、中期的な上昇トレンドは維持していると考えられます。そろそろ、本格的に中間決算発表が始まりますので現在4.7%である今期の予想増益率の変化次第では15500~16500のボックス相場から抜け出す可能性が有ります。今後の中期的な見通しについては、米国市場が強い動きが続き、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は上昇トレンドを維持して、17000円を抜く上昇も考えられます。しかし、米国市場が弱く外人買いが入らない場合は、16500円が上限との見方が妥当でしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》