日経平均の予想

Monday, November 24, 2025

[2025/11/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

1124日、NYDowNASDAQは上昇しました1125日の日経平均先物は、前日600円高で寄り付くと、午前中は720円高から210円安と下落に転じ、午後は10円安から470円安と下落幅を拡げて、結局、410円安で取引を終えました。日経平均の終値は33円高の48659円で、出来高は24.59億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

1124日の米国市場では、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁に続いてFRBのウォラー理事が12月利下げを支持する発言をしたことが投資家心理を上向かせ、ハイテク株などに買いが広がりました。グーグル製の新しいAIモデルが高い評価を集めていることを受けてアルファベットが6%あまり上昇したことも追い風となりました。NYDowNASDAQは続伸しました。

1125日の日本市場では、前日の米株式相場で主要3指数がそろって上昇した流れを受け、値がさの半導体関連株を中心に買いが先行しました。ただ、朝方の買いが一巡すると、国内長期金利の上昇基調が意識され、株式は上値が重くなりました。午後にはソフトバンクグループが大幅に下落し、指数を押し下げました。日経平均はマイナスに転じる場面もありましたが、結局は小幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.0%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+18.7%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の上に出ました。NASDAQは、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+5.7ポイントとプラス幅を縮め、日平均が2770円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均6230円ほど割高であることを示しています

 

日経VI37.21と前日よりやや低下し、VIX20.51と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.64、米国-0.42と日本が3.22ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.5、米国が+4.3)1.8ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.41ポイント(日経平均換算で17100円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.8%増で、改定値の3.3%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

11月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のISM非製造業景況指数、10月のシカゴ購買部協会景気指数、10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、8月の小売売上高、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、11月のミシガン大学消費者信頼感指数、10月のISM製造業景況指数、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという面では弱気材料です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.9万人増で、市場予想の5.0万人増を上回りました。一方、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は中立的で、FRB利下げペースに影響を与えるほどではないようです。なお、10月の雇用統計の発表は取りやめとなりました。

 

米国の住宅関連の指標は:

10月の中古住宅販売件数、8月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRB10月のFOMC0.25%の追加利下げを決定しました。ただ、12月利下げについては「既定路線ではない」と慎重さを滲ませています。ECBは、10月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、海外経済の不確実性が高いとして、10月の金融政策決定会合でも利上げを見送り、0.5%の金利水準を維持しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.43PBR1.64となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は-3.4%で、こちらは3か月前より6.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇率ほどには上げませんでした。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.7%となり、日経平均の割安幅は1260円から1880円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1880円~-710円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.32ポイントから2.25ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1125日の米国市場では、9月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、11月のコンファレンスボード消費者信頼感指数のほか、アナログ・デバイセズ、デル・テクノロジーズ、HP、ベストバイ、オートデスクなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを200円ほど下回り、下値は想定ラインを500円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+100円(現在49180円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ-200円(現在47820円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を大きく上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱い状態です。日経平均の反発は小幅にとどまりました。上昇中のボリンジャーバンド-2σが近付いており、そろそろ正念場を迎えそうです。



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Sunday, November 23, 2025

[2025/11/24]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、AI関連株のバリュエーションの高さが意識されたことや、FRBの追加利下げ観測の後退で、株価指数は週間ではま下落しました。

週間変動率 NYダウ:-1.91%, NASDAQ:-2.74%, S&P500:-1.95%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇による金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が1.57ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER22.4に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER18.1との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに1.57ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER25.2程度になる。又は、日経平均が67,800円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は19,180円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、19,180円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+2.5%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。今週は、NYダウが200日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.9%となりました。3ヶ月前に比べて同水準です。利益伸び率は-3.4%となりました。3ヶ月前に比べて+3.1%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は2. 45から2. 29と縮小したものの、ドル円は154円台から157円台の範囲で円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+0.93%上昇しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+2.5%で、米国は+4.3%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.8ポイント劣ります。

  11月第2週は買い越しで、11月第3週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が弱気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に8.7ポイント(日経平均に勘算すると4230円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に13.4ポイント(日経平均に勘算すると6520円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 23.5と上昇しました。 日経 VI は 週間で 37.3と上昇しました。米国市場は疑心暗鬼状態で日本市場は 恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+21.3%となり、200日移動平均線乖離率は+18.8%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場をファンダメンタル面で見ると目先、景気後退懸念は残っています。また、ロシア・ウクライナ戦争によるインフレと金利上昇、EU圏のエネルギー不足と政治情勢悪化などによる景気後退、米中貿易摩擦、中国の不動産バブルの崩壊と信用収縮に伴う金融市場混乱、中東の地政学的リスク拡大などもリスク要因として存在します。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期は下降トレンドです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期は下降トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は155円台から157円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、連邦政府の閉鎖によって遅れていたデータを政府機関が引き続き発表する予定です。その主なものは、生産者物価指数、小売売上高、耐久財受注です。主要な住宅価格指標も発表される予定です。一方、世界的には、英国の予算、EU各国のインフレ率と消費者信頼感指数などが発表される予定です。

 

先週の日経平均は想定範囲内を下振れしました。上値は670円した回り、下値は510円下回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値が25日線(現在50100円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-2σ(現在47820円近辺)の間での動きが想定されます。

                       

今週の日経平均は、日米のAI関連株のバリュエーションの高さとFRBの追加利下げ観測の後退への危惧が払しょくされなければ、引き続き、軟調な展開が続きそうです。


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Thursday, November 20, 2025

[2025/11/21]今後の日経平均の見通し

[市況]

1120日、NYDowNASDAQは下落しました1121日の日経平均先物は、前日比1400円安で寄り付くと、午前中は1640円安から870円安と下落幅を縮め、午後は1010円安から1420円安の間でもみあって、結局、1140円安で取引を終えました。日経平均の終値は1198円安の48625円で、出来高は33.72億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

1120日の米国市場では、エヌビディアの好決算を受けて主力株に買いが先行しましたが、当のエヌビディアが昼ごろに下げに転じると、市場心理が悪化し、相場全体に売りが広がりました。ビットコインが大幅に下落したことも重石となりました。また、9月の雇用統計で雇用者数が市場予想を上回り、12月利下げ観測が後退したことも売り要因となりました。NYDowNASDAQは反落しました。

1121日の日本市場では、前日の米ハイテク株安を受けてAIや半導体関連株が軒並み下落し、相場を押し下げました。前日の日経平均は米株高を見込んで急伸していたため、期待が裏切られて下げ幅が大きくなった面もありました。一方、不動産や小売など、出遅れ感のあった内需株には物色が向かい、相場の下値を支えました。日経平均は反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+18.8%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。NASDAQも、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+9.6ポイントとプラス幅を縮め、日平均が4670円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+14.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均7050円ほど割高であることを示しています

 

日経VI37.25と前日より上昇し、VIX26.39と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.77、米国-0.24と日本が3.53ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.5、米国が+4.3)1.8ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.73ポイント(日経平均換算で22120円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.8%増で、改定値の3.3%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

11月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のISM非製造業景況指数、10月のシカゴ購買部協会景気指数、10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、8月の小売売上高、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、11月のミシガン大学消費者信頼感指数、10月のISM製造業景況指数、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという面では弱気材料です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.9万人増で、市場予想の5.0万人増を上回りました。一方、失業率は4.4%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は中立的で、FRB利下げペースに影響を与えるほどではないようです。なお、10月の雇用統計の発表は取りやめとなりました。

 

米国の住宅関連の指標は:

10月の中古住宅販売件数、8月の新築住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRB10月のFOMC0.25%の追加利下げを決定しました。ただ、12月利下げについては「既定路線ではない」と慎重さを滲ませています。ECBは、10月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、海外経済の不確実性が高いとして、10月の金融政策決定会合でも利上げを見送り、0.5%の金利水準を維持しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.05PBR1.60となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前と同水準です。一方、今期予想利益の伸率は-3.2%で、こちらは3か月前より6.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.4%となり、日経平均の割安幅は710円から1260円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1850円~-540円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.33ポイントから2.32ポイントに縮小しました。ドル円相場は、やや円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1121日の米国市場では、11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が注目されるでしょう。引き続き、長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを940円ほど下回り、下値は想定ラインを470円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+300円(現在49260円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ(現在47820円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を大きく上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は大幅に反落しましたが、個別銘柄は買い優勢でした。しばらくは、もみあう展開となりそうな地合いです。



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Wednesday, November 19, 2025

[2025/11/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

1119日、NYDowNASDAQは上昇しました1120日の日経平均先物は、前日比1350円高で寄り付くと、午前中は1340円高から1980円高の間で上下し、午後は1660円高から1040円高の間で上下して、結局、1280円高で取引を終えました。日経平均の終値は1286円高の49823円で、出来高は24.23億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

1119日の米国市場では、足元の急速な株安の反動で、売りが目立っていた銘柄を中心に買い戻しが入りました。もっとも、エヌビディアの決算発表を直後に控えて様子見ムードが強く、持ち高を一方に傾ける動きは限定的でした。11月の雇用統計の発表が予定より遅れると伝わり、12月利下げの可能性が後退したことも投資家心理の重石となりました。NYDow5営業日ぶりに反発し、NASDAQ3営業日ぶりに反発しました。

1120日の日本市場では、米エヌビディアが市場予想を上回る好決算を発表したことから、AI投資への不安が後退し、値がさの半導体関連株を中心とした幅広い銘柄に買いが優勢となりました。外国為替市場で円相場が急速に円安ドル高方向に推移したことも追い風となりました。日経平均の上昇幅は一時2000円を上回りましたが、午後は利益確定の売りが上値追いの勢いを削ぐ展開となりました。日経平均は5営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+29.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+21.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+10.3ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が5130円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+16.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均8320円ほど割高であることを示しています

 

日経VI29.83と前日より低下し、VIX23.66と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.53、米国-0.19と日本が3.34ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.5、米国が+4.3)1.8ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.54ポイント(日経平均換算で20180円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.8%増で、改定値の3.3%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

11月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のISM非製造業景況指数、10月のシカゴ購買部協会景気指数、10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、8月の小売売上高、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、11月のミシガン大学消費者信頼感指数、10月のISM製造業景況指数、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.2万人増で、市場予想の7.5万人増を下回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.2%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。なお、9月以降の雇用統計の発表は延期されています。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRB10月のFOMC0.25%の追加利下げを決定しました。ただ、12月利下げについては「既定路線ではない」と慎重さを滲ませています。ECBは、10月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、海外経済の不確実性が高いとして、10月の金融政策決定会合でも利上げを見送り、0.5%の金利水準を維持しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.73PBR1.66となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前と同水準です。一方、今期予想利益の伸率は-3.6%で、こちらは3か月前より6.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇率以上に上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.4%となり、日経平均の割安幅は1250円から710円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1850円~-540円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.38ポイントから2.33ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1120日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、10月の中古住宅販売件数のほか、ウォルマート、ジェイコブス・エンジニアリング・グループ、インチュイット、ロス・ストアーズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを1250円ほど上回り、下値は想定ラインを1350円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在50390円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在48920円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を大きく上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は大幅に反発しました。上昇傾向に転換したと判断するには、25日線を終値で上回り、きょうの高値を上回ることが必要と思われます。



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Tuesday, November 18, 2025

[2025/11/19]今後の日経平均の見通し

[市況]

1118日、NYDowNASDAQは下落しました1119日の日経平均先物は、前日比440円高で寄り付くと、午前中は一時230円安まで下落したのち650円高まで上昇幅を拡げ、午後は650円高から60円安と再びマイナスに転じて、結局、140円高で取引を終えました。日経平均の終値は165円安の48537円で、出来高は24.69億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

1118日の米国市場では、AI関連企業への過剰投資が警戒されるなか、エヌビディアの四半期決算発表を間近に控えて半導体株やハイテク株に持ち高調整の売りが出て、相場の重石となりました。一方、ビットコインの価格が回復したことは投資家心理の支えとなりました。NYDow4日続落し、NASDAQも続落しました。

1119日の日本市場では、前日の大幅な株安の反動で、目先の戻りを見込んだ買いが入りました。一方、米エヌビディアの決算発表を前にレーザーテックやアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株には売りが出て、相場を下押ししました。日中関係悪化への警戒感も投資家心理の重石となりました。日経平均は4日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+21.7%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+18.9%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドには赤信号が点灯しています。中期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+7.8ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が3790円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+13.8ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均6700円ほど割高であることを示しています

 

日経VI36.56と前日より上昇し、VIX24.67と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を大きく上回り、30に達しています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-3.76、米国-0.22と日本が3.54ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.5、米国が+4.3)1.8ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.74ポイント(日経平均換算で22490円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.8%増で、改定値の3.3%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

11月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のISM非製造業景況指数、10月のシカゴ購買部協会景気指数、10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の耐久財受注、8月の小売売上高、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、11月のミシガン大学消費者信頼感指数、10月のISM製造業景況指数、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比2.2万人増で、市場予想の7.5万人増を下回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.2%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。なお、9月以降の雇用統計の発表は延期されています。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の新築住宅販売件数、8月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRB10月のFOMC0.25%の追加利下げを決定しました。ただ、12月利下げについては「既定路線ではない」と慎重さを滲ませています。ECBは、10月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、海外経済の不確実性が高いとして、10月の金融政策決定会合でも利上げを見送り、0.5%の金利水準を維持しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.23PBR1.61となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前と同水準です。一方、今期予想利益の伸率は-3.8%で、こちらは3か月前より6.6ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と歩調を合わせて下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.4%となり、日経平均の割安幅は1850円から1250円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1850円~-540円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.38ポイントから2.38ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1119日の米国市場では、10月の住宅着工件数や10月のFOMC議事要旨のほか、エヌビディア、ターゲット、TJXカンパニー、プログレッシブ・コープ、パロ・アルト・ネットワークス、ロウズ・カンパニーズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを410円ほど下回り、下値は想定ラインを90円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+400円(現在49150円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ(現在47490円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を大きく上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、やや弱まりました。日経平均は続落しました。引き続き、ボリンジャーバンド-2σ(現在47491円)で踏みとどまれるかどうかが注目点です。



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