日経平均の予想: [2026/07/06]今後の日経平均の見通し

Monday, July 06, 2026

[2026/07/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

73日、米国市場は休場でした。76日の日経平均先物は、前日比80円安で寄り付くと、午前中は480円高まで上昇したのち1070円安まで下落し、午後は980円安から30円安と下落幅を縮めて、結局、30円安で取引を終えました。日経平均の終値は6円安の69737円で、出来高は20.59億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですが、買われ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

73の米国は独立記念日の振替休日で、株式市場は休場でした。

76日の日本市場では、前週末の欧州株高を受けて買いが先行しましたが、買い一巡後は半導体の比重が大きいKOSPI(韓国総合指数)の下落などが重石となり、売りが優勢となりました。一方で、出遅れ感のある自動車や内需関連などバリュー(割安)株には買いが向かい、相場の下値を支えました。結局、日経平均は小幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+40.9%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+26.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。一目均衡表では雲の中にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+17.9ポイントとプラス幅を縮め、日平均が12480円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+17.7ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が12340円ほど割高であることを示しています

 

日経VI37.36と前日より上昇し、VIX15.82と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.62、米国-0.13と日本が2.49ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.41ポイント(日経平均換算で4940円)割高となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率2.1%増で、改定値1.6%増から上方修正されました。また、13月期の米企業の決算は、概ね好調でした。

 

米国の経済指標は:

5月の耐久財受注、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、4月の製造業受注、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、5月の消費者物価指数は市場予想に一致しました。一方、6月のISM製造業景況指数、6月のシカゴ購買部協会景気指数、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の鉱工業生産指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比5.7万人増で、市場予想の11.5万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.3%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

5月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、5月の新築住宅販売件数、5月の住宅着工件数、5月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.14%で、市場予想の+0.9%を上回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、6月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、年内に利上げに転換する見通しを示しました。ECB6月の会合で、およそ3年ぶりに0.25ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を2.25%としました。日銀も、6月の金融政策決定会合で政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER18.43PBR1.94となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE10.5%となり、これは3か月前より1.7ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+11.8%で、こちらは3か月前より13.3ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末の米国市場は休場で、きょうの日経平均は小幅に下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.5%となり、日経平均の割安幅は650円から1040円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1430円~+160円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.72ポイントから1.66ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

76日の米国市場では、6月のISM非製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを600円ほど下回り、下値は想定ラインを290円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-100円(現在70880円近辺)が上値の目安に、25日線-200円(現在68410円近辺)が下値の目安となります。

 

個別銘柄は買いが優勢だったにもかかわらず、日経平均は小幅に反落しました。やはり、本格的にリバウンドするには、米長期金利の低下傾向と、AI・半導体関連株の戻りが必要なようです。



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