日経平均の予想

Tuesday, June 25, 2024

[2023/06/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

624日、NYDowは上昇し、NASADQは下落しました。625日の日経平均先物は、前日比30円高で寄り付くと、午前中は10円安まで下落したのち280円高まで上昇幅を拡げ、午後は270円高から460円高と上昇幅を拡げて、410円高で取引を終えました。日経平均の終値は368円高の39173円で、出来高は15.48億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を6日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、かなり弱まりました。

 

624米国市場では、相対的に出遅れ感のあった景気敏感株やディフェンシブ株が物色され、相場の支えとなりました。一方で、短期的に買われ過ぎとの見方から、エヌビディアなど半導体株が売られ、ハイテク株の一角にも売りが波及しました。結局、NYDow5日続伸し、NASDAQ3日続落しました。

625日の日本市場では、前日の米株式市場で出遅れ感のある銘柄が買われた流れを受け、バリュー(割安)株を中心に買いが優勢となりました。また、配当金の再投資が知名度の高い大型株に向かい、相場を押し上げました。日経平均は続伸し、終値で39000円台を回復しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+11.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+9.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上に出ました。3つの要素すべてがプラスとなり、中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-5.3ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2080円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.4ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が1330円ほど割高であることを示しています

 

日経VI16.74と前日より低下し、VIX13.33と前日より上昇しました。両指数ともに、変動率の高まりを示す20を下回っています。NYDowと比べて、日経平均は強い状態であり、前日比で強さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.1、米国-0.3と日本が4.8ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.4、米国が+3.9)0.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.33ポイント(日経平均換算で96840円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.3%増で、速報値の1.6%増を下回りました。また、13月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数、4月の製造業受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月の消費者物価指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の鉱工業生産指数、4月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比27.2万人増で、市場予想の18.0万人増を大きく上回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の3.9%から悪化しました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ次期が遅れるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

5月の中古住宅販売件数は予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、6月の住宅市場指数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の新築住宅販売件数は予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+7.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識していますが、利下げ開始時期は不透明です。ECBは、政策金利の据え置きを続けていますが、金融緩和を検討し始めているとは示唆していません。一方、日銀は、2%のインフレ目標を維持しつつも、マイナス金利政策の解除と、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では、619 5.6090% 620 5.6090% 621 5.6061%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER16.45PBR1.47となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+0.6%で、こちらは3か月前より11.1ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.6%となり、日経平均の割安幅は830円から630円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-830円から-270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.27ポイントから3.24ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的・中期的に上昇トレンドです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBが利下げに転換する時期を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

625日の米国市場では、4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数や、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数のほか、フェデックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを40円ほど下回り、下値は想定ラインを250円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+3σ(現在39530円近辺)が上値の目安に、25日線+100円(現在38810円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、変動率の高まりを示す20を下回っています。また、信用の売り圧力は、かなり弱まりました。日経平均は続伸しました。611日に付けた高値(39337円)を明確に上回ることができれば、膠着相場を脱却したと言えそうですが…。



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Monday, June 24, 2024

[2023/06/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

621日、NYDowは小幅上昇し、NASADQは下落しました。624日の日経平均先物は、前日比150円安で寄り付くと、午前中は220円安から160円高と上昇に転じ、午後は80円高から280円高と上昇幅を拡げて、140円高で取引を終えました。日経平均の終値は208円高の38804円で、出来高は13.86億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を5日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱い状態です。

 

621米国市場では、6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことから、米景気の底堅さが意識され、足元で売られていた消費関連株などに見直し買いが入りました。一方、AI関連投資の過熱感から、エヌビディアなど足元で上昇が目立っていた半導体株が売られました。結局、NYDowは小幅に4日続伸し、NASDAQは続落しました。

624日の日本市場では、前週末の米ハイテク株安を受けて半導体関連株に売りが先行しましたが、外国為替市場の円安ドル高進行に支えられて自動車株などに買いが入り、次第に持ち直す動きとなりました。午後に入ると、海外短期筋による株価指数先物への買いが強まり、現物株を押し上げました。結局、日経平均は反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から青信号に変りました。

総合乖離率は+8.3%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+8.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.7ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2990円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が1160円ほど割高であることを示しています

 

日経VI16.99と前日より上昇し、VIX13.20と前日より低下しました。両指数ともに、変動率の高まりを示す20を下回っています。NYDowと比べて、日経平均は強い状態であり、前日比で強さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.2、米国-0.2と日本が5.0ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.4、米国が+3.9)0.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.42ポイント(日経平均換算で99690円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.3%増で、速報値の1.6%増を下回りました。また、13月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数、4月の製造業受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月の消費者物価指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の鉱工業生産指数、4月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比27.2万人増で、市場予想の18.0万人増を大きく上回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の3.9%から悪化しました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ次期が遅れるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

5月の中古住宅販売件数は予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、6月の住宅市場指数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の新築住宅販売件数は予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+7.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識していますが、利下げ開始時期は不透明です。ECBは、政策金利の据え置きを続けていますが、金融緩和を検討し始めているとは示唆していません。一方、日銀は、2%のインフレ目標を維持しつつも、マイナス金利政策の解除と、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では、619 5.6090% 620 5.6090% 621 5.6061%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER16.29PBR1.46となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+0.6%で、こちらは3か月前より11.3ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.1%となり、日経平均の割安幅は770円から830円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-830円から-270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.30ポイントから3.27ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBが利下げに転換する時期を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

624日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを60円ほど下回り、下値は想定ラインを170円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ(現在39220円近辺)が上値の目安に、25日線-200円(現在38500円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、変動率の高まりを示す20を下回っています。また、信用の売り圧力は、やや弱い状態です。日経平均は反発しましたが、方向感に乏しい動きが続いています。膠着した状態を脱するには、新しい材料が必要なようです。



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Saturday, June 22, 2024

[2024/6/23]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、足元で売られていた消費関連株や出遅れ感のあった銘柄が買われた一方、ここまでけん引してきたAI関連が軟調で、株価指数はまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:+1.45%, NASDAQ:+0.00%, S&P500:+0.61%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、エネルギー・コスト、金利上昇による金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2025年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が4.49ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER22.3に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER16.2との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

これは、現在の日経平均の価格に対して、2022年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに4.49ポイント拡大するか(日本が下方修正又は米国が上方修正される)、又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER59.2程度になるか、又は、日経平均が141,080円程度となると、日米市場が均衡すると解釈できますので、中長期的に日本市場は102,480円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、102,480円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2023GDP予測値(現在+3.5%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は十字線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYダウが25日線を維持できるか否かに注目。

  3月期本決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+9.0%となりました。3ヶ月前に比べて0.1ポイント悪化しました。また、利益伸び率は+0.6%となりました。3ヶ月前に比べて11.0%ポイント悪化しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は3.29から3.30と拡大して、ドル円は157円台から159円台の範囲で円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+0.30%上昇しました。

  OECDの日米の2025年の名目GDP伸び率は、日本が+3.4%で、米国は+3.9%と予想されていますので、この面では日本市場の方が0.5ポイント劣ります。

  6月第2週は売り超しで、6月第3週は売り越しだった可能性が高く、今週は売り越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に8.2ポイント(日経平均に勘算すると3160円程度)割安です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に2.5ポイント(日経平均に勘算する960円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウに対しては強く、NASDAQに対しては弱い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 13.2 と上昇しました。 日経 VI は 週間で 16.3と横這いでした。米国市場は楽観的で日本市場はやや楽観的です。

 

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は、一目均衡表の雲の中に在ります。日経平均の総合乖離率は+6.6%となり、200日移動平均線との乖離率は+7.8%でした。2つの要素がプラスですので、中期トレンドには、"黄信号"が点灯しています。

                                                        

米国市場では、NYDowは、9日線と25日線・200日線の上にあります。また、一目均衡表の雲の上に在ります。

NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。また、一目均衡表の雲の上に在ります。

短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場をファンダメンタル面で見ると目先、世界経済減速懸念は後退しているものの、ロシア・ウクライナ戦争によるインフレと金利上昇とEU圏のエネルギー不足と政治情勢悪化などによる景気後退、米中貿易摩擦、中国の不動産バブルの崩壊と信用収縮に伴う金融市場混乱、中東や東アジアの地政学的リスクなどがリスク要因として存在します。

 

直近のLIBOR金利は上昇傾向で、引き続き金融不安再燃に注意が必要です。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期もみあいで、短期は上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、202311月以来の150円台となっています。今週は158台から160台が想定されます。

 

今週の米国市場では、PCE価格、個人所得と支出、FRB高官数名による講演が焦点となります。その他、第1四半期GDP成長率確定値、耐久財受注、仮契約住宅販売指数、S&P/ケース・シラー住宅価格指数、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数などが注目されます。世界的には、ユーロ圏のインフレ率、日本の小売売上高、失業率、鉱工業生産が注目されます。

 

先週の日経平均は、想定レンジ内を下振れしました。上値は想定ラインを460円ほど上回り、下値は想定ラインを210円ほど下回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在39250円近辺)で、下値がボリンジャーバンド-2σ(現在38180円近辺)の間での動きが想定されます。

 

今週も、発表される経済指標が景気後退を示唆するか、利下げ時期にどう影響するかを検証する週となりそうですが、引き続き、日経平均は方向感のない展開が続きそうです。

 


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Friday, June 21, 2024

[2023/06/21]今後の日経平均の見通し

[市況]

620日、NYDowは上昇し、NASADQは下落しました。621日の日経平均先物は、前日比40円安で寄り付くと、午前中は50円安から160円高の間で上下し、午後は110円安から10円高の間でもみあって、10円安で取引を終えました。日経平均の終値は36円安の38596円で、出来高は20.45億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は弱まりました。

 

620米国市場では、セールスフォースやシェブロンなど、出遅れ感のあった銘柄を中心に買いが入り、指数を押し上げました。雇用や経済指標の弱さを受け、FRBが年内に利下げに転じるとの観測が強まったことも支えとなりました。一方で、エヌビディアやアップルなど、ハイテク株の一角は利益確定の売りに押されました。結局、NYDow3日続伸し、NASDAQ8営業日ぶりに反落しました。

621日の日本市場は、前日の米国市場で主要な株価指数が高安まちまちだったこともあり、全体的に方向感を欠く展開となりました。日銀の金融政策の不透明感や、米景気の先行きに対する懸念などが投資家心理の重石となり、積極的な買いは手控えられました。結局、日経平均は4日ぶりに小幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+6.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+7.8%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-8.5ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3280円ほど割安であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+2.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が960円ほど割高であることを示しています

 

日経VI16.34と前日より低下し、VIX13.28と前日より上昇しました。両指数ともに、変動率の高まりを示す20を下回っています。NYDowと比べて、日経平均は強い状態ですが、前日比で強さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.2、米国-0.3と日本が4.9ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.4、米国が+3.9)0.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.45ポイント(日経平均換算で99660円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.3%増で、速報値の1.6%増を下回りました。また、13月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数、4月の製造業受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月の消費者物価指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の鉱工業生産指数、4月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比27.2万人増で、市場予想の18.0万人増を大きく上回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の3.9%から悪化しました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ次期が遅れるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

5月の住宅着工件数、6月の住宅市場指数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の新築住宅販売件数、4月の中古住宅販売件数は予想を下回りました。一方、3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+7.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は15負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識していますが、利下げ開始時期は不透明です。ECBは、政策金利の据え置きを続けていますが、金融緩和を検討し始めているとは示唆していません。一方、日銀は、2%のインフレ目標を維持しつつも、マイナス金利政策の解除と、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では、617 5.6051% 618 5.6090% 619 5.6090%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER16.18PBR1.45となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+0.6%で、こちらは3か月前より11.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.0%となり、日経平均の割安幅は270円から770円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-770円から-270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.30ポイントから3.30ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的・中期的に上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBが利下げに転換する時期を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

621日の米国市場では、6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)や、5月の中古住宅販売件数のほか、カーマックスなどの四半期決算が注目されます。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを190円ほど下回り、下値は想定ラインを290円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在38930円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-200円(現在38250円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、変動率の高まりを示す20を下回っています。また、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は小幅に反落しました。相変わらず方向感に乏しい動きが続いています。やはり、膠着した状態を脱するには、新しい材料が必要なようです。



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Thursday, June 20, 2024

[2023/06/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

619日、米国市場は休場でした。620日の日経平均先物は、前日比170円安で寄り付くと、午前中は40円安から260円安と下落幅を拡げ、午後は170円安から120円高と上昇に転じて、結局、120円高で取引を終えました。日経平均の終値は62円高の38633円で、出来高は13.11億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

619米国は奴隷解放記念日の祝日で、株式市場は休場でした。

620日の日本市場では、日本株の上値の重さが意識されるなか、19日の欧州株式市場の軟調さが投資家心理の重石となり、利益確定の売りが先行しました。ただ、午後に入り、ハイテク株比率の高い米株価指数先物が上昇すると、日本株にも先回り買いが入り、相場を押し上げました。結局、日経平均は3日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は+7.0%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率は+8.0%と横ばいでした。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は-9.6ポイントで、日経平均が3710円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は+3.4ポイントで、日経平均が1310円ほど割高であることを示しています

 

日経VI16.70と前日より低下しました。VIX12.30と低水準です。両指数ともに、変動率の高まりを示す20を下回っています。NYDowと比べて、日経平均は強い状態にあります。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.2、米国-0.3と日本が4.9ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.4、米国が+3.9)0.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.43ポイント(日経平均換算で99230円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の13月期のGDP改定値は前期比年率1.3%増で、速報値の1.6%増を下回りました。また、13月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数、4月の製造業受注、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月の消費者物価指数、5月のISM製造業景況指数、5月のシカゴ購買部協会景気指数、4月の鉱工業生産指数、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の小売売上高は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比27.2万人増で、市場予想の18.0万人増を大きく上回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の3.9%から悪化しました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ次期が遅れるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

6月の住宅市場指数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の新築住宅販売件数、4月の中古住宅販売件数、4月の住宅着工件数は予想を下回りました。一方、3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+7.4%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は15負で、景気面では弱気材料ですが、利下げ次期が早まるという面では強気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識していますが、利下げ開始時期は不透明です。ECBは、政策金利の据え置きを続けていますが、金融緩和を検討し始めているとは示唆していません。一方、日銀は、2%のインフレ目標を維持しつつも、マイナス金利政策の解除と、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では、614 5.6056% 617 5.6051% 618 5.6090%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER16.25PBR1.45となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+1.1%で、こちらは3か月前より10.5ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

前日の米国市場は休場でしたが、日経平均は小幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.7%となり、日経平均の割安幅は330円から270円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-440円から+190円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.29ポイントから3.30ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBが利下げに転換する時期を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

620日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、5月住宅着工件数、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数のほか、アクセンチュアなどの四半期決算が注目されます。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを280円ほど下回り、下値は想定ラインを80円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在38990円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-200円(現在38250円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、変動率の高まりを示す20を下回っています。一方、信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は3日続伸しましたが、今日も勢いは感じられず、方向感に乏しい動きが続いています。膠着した状態を脱するには、新しい材料が必要なようです。



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